ななみんの注目経済指標!「米雇用統計」篇

初めまして。ななみんこと野中ななみです!
FX女優として舞台や映画でお芝居をさせて頂きながら、小次郎講師に投資の知識やトレード技術を教わったり一緒にセミナーやDVDに出演させて頂いたりしております。
今日からこちらでコラムを書かせて頂くことになりました!

まだ投資初心者の私ですが、そんな私ならではのコラムを書けたらいいなと思っておりますので、これからどうぞ宜しくお願い致します!

 

なぜ経済指標なのか

投資の勉強をし始めてから約半年が経ちましたが、今難しく感じているものがあります。

それは、”経済指標のチェック”です!!

毎日色んな国で色んな経済指標が発表されているので、どれが重要なの?何日に発表されるの?日本時間では?とはてなが飛ぶばかり。
発表があることに気がつかないままトレードしていて一気に為替がエントリー方向とは逆に動いて損を出してしまったこともあります…。
恐ろしや、、、

それにしても、経済指標って沢山ありすぎ!!

「どんな経済指標がいつ発表になり、それがチャートにどんな影響をもたらすのか」をちゃんと勉強したいと思っていたので思い切ってコラムのテーマにさせて頂きました!
私と同じように経済指標に苦手意識のある方の役に立てるコラムになれば嬉しいです^^

 

米雇用統計とは


まず第1回目は、米雇用統計について書いてみたいと思います!
やっぱり1番注目度の高い指標はアメリカの雇用統計なんじゃないでしょうか!
私にとってもこれは身近な指標です。

この雇用統計、私は初めて聞いたときダイエットに似ているなと思いました。
体重がちょっと増えたなと思ったらダイエットをしたり、痩せすぎていたら食べる量を増やしてみたり、適正体重に調整するのって自分の現在の状態をきちんと分かっていないとできないですよね。

雇用統計もそれと同じで、アメリカの体調管理とでもいいますか、アメリカの経済が太りすぎていないか痩せすぎていないかの現状を調べる為の調査なのですね。

ここで一つ、注意ポイント!

雇用統計は”毎月第一金曜日”に発表されると書いてあるサイトも多いですが正確には発表は、”毎月12日を含む週の3週間後の金曜日“なんですね!

確かに第一金曜日に発表があることも多いのですが、今年の12月を見てみると、

第一金曜日ではなく第二金曜日に発表がありますね!
私もずっと、第一金曜日だと思っていたのでこれからは気を付けたいです!

発表時間は夏時間と冬時間の二種類。

・夏時間→4月〜10月、日本時間の21時30分
・冬時間→11月〜3月、日本時間の22時30分

雇用統計には沢山の項目がありますが、注目されるのは主に非農業部門雇用者数と失業率の2つです。

非農業部門雇用者数とは

文字通り、農林水産業以外で働いている人の数を表します。
農林水産業を営む方は景気が悪くなったからといって大幅にリストラをしたり、景気が良くなったからといって沢山人を増やしたりはしないですものね。
だからそれ以外の仕事に就いている人の数が前月に比べてどれぐらい増えたのかを見るわけです。

でも、毎日私たちの食を支えるために働いてくださっているのに経済指標に組み込まれないなんて切ない。
縁の下の力持ちに感謝。

さて、 この非農業部門雇用者、「20万人増」というのが好景気を表す1つのポイントになっています!

前月比ですよ⁉︎⁉︎

1ヶ月で20万人も働いている人が増えるなんて、しかもそれが毎月なんて、移民の方が入国してくることによって増加しているそうですがそんなに人口が増えて住む場所は無くならないのかな⁉︎と思ってしまいます!

20万人増を達成するとアメリカの景気は安泰、現状維持ラインは10万人増と言われているそうです。規模の違いを感じます!

 

失業率とは

失業率は5%未満で完全雇用と言われているそうです。

ん??5%の人は失業してるのに完全雇用??
と思った方。私も最初同じことを思いました!

日本で言うところのハローワークのような場所に登録している人の内、ただ登録しているだけで実際には職探しをしていないという方の割合は約5%なんだそうです。

より良い条件の職場が見つかった時に転職できるように?
はたまた働く気は無いけど登録してるだけ?
確かにアメリカの映画で、
「(面接の書類に)不合格の印だけ押してくれ。3つ貯まると失業保険が出るんだ。」っていうセリフを聞いたことがあります!

最近はずっと5%を切っていて失業率にはあまり動きがないですよね。
経済の安定を表しているのでしょうか!

 

発表後の値動き

 

先月の雇用統計が発表された7月7日21時半頃後のドル円のチャートを見てみましょう!


(ドル円5分足チャート)

7月7日に発表された雇用統計の結果は、

・失業率 4.4%(予想4.3%、前回値4.3%)
・非農業部門雇用者数 22.2万人増(予想17.8万人増、前回値13.8万人増)

と、前半に書いた好景気の証である、”失業率5%以下”、”非農業部門雇用者数20万人増以上”を両方ともクリアしているにも関わらず、発表直後はドルが売られチャートでいうと円高ドル安方向に進みました!

あれ??早速教科書通りにいかない展開。

いくらこの2つが注目されているとはいえ他の項目も沢山あるので、こういう動きになるときもあるのでしょうか??
初心者の私には難しいです。

調べたところ、どうやら最近注目されている時間給賃金が犯人かもしれません!

事前予想2.6%を僅かに下回り2.5%でした。”たった0.1%”と思ってしまいますが事前予想とのギャップが大事なのですね。
失業率が前月比0.1%悪化したことも関係あるかもしれません。

ただその後の展開を見てみると、

雇用統計の結果は良かったのでドルが買われ、114円台まで価格が上昇しました。

雇用統計などの重要な指標が発表される前後は価格が乱高下するのでその瞬間のトレードは運任せになってしまいます。大切なお金を運に任せるわけにはいかないので、発表直後のトレードは推奨できないといつも小次郎講師も仰っていますが、指標の発表がトレンドが変わる(or発生する)きっかけになりやすいのも事実。

発表からある程度時間が経って進行方向が安定してから、トレンドが発生していればその方向にどんどん乗っていきたいです。

例えば15分足のチャートを見ていたとしましょう。
発表直後の高値の113.960円に逆指値買い注文を入れておいたとすると↓↓

114.246円までの28.6pipsほどは取れるでしょうか。
今回はそんなに上昇トレンドが継続しなかったので大きな利益には結びつきませんでした。

 

来週の注目経済指標

さてさて今回はもう終わりのお時間が近づいて参りました。
来週の注目度の高そうな指標を見てみましょう!

7月28日 米・四半期GDP
7月31日 米・中古住宅販売保留指数
8月1日   豪・政策金利発表
米・ISM製造業景況指数
8月2日 米・ADP雇用統計

GDPもISM製造業…も聞いたことはある!
来週も難しそうですが、経済指標マスター目指して頑張ります!

最後までお読み頂きありがとうございました!

野中ななみ

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