こんにちは、ShoujiSuzukiです。
本日は、チャートの銘柄変更の方法を確認してみましょう。TradingViewは株・為替・債券・ビットコインなどあらゆる銘柄のチャートを表示することができます。また、市場データの提供元はブルームバーグなどが採用しているICE Data Services社の信頼性の高いデータが使用されていますので、実際のトレード分析のチャートとしてもパワフルなものとなっています。
TradingViewは「Part.3 チャートを表示しよう」にて、日経225のチャートからドル円に銘柄を変更する方法を紹介しました。銘柄シンボルを入力すればチャートの銘柄は変更できますが、そのシンボルコードが分からなければ変更することができません。銘柄名の検索もすることができますが、英語で入力しなくてはならないため、探すのがとても大変です。今回は銘柄コードのリストも作りましたので是非参考にしてください。
銘柄を変更してみよう(復習)
まずはチャートの銘柄の変更方法の復習です。
STEP.1
画面左上の[シンボル入力]フォームをクリックし❶、入力フォームを表示させます❷。
STEP.2
銘柄名を入力します❸。ここでは「USDJPY」と入力します。
複数の銘柄やブローカーが存在する場合は候補が表示されますので❹、種類やブローカーなどで絞り込み、銘柄を選択をします。
ここでは「OANDA」のブローカーを選択してみましょう❺。
STEP.3
ドル円のチャートが表示できました。
銘柄のリストを表示してみよう
STEP.1
画面左上の[シンボル入力]フォームをクリックし、入力されている銘柄シンボル名を削除します❶。
すると下側にシンボルコードの一覧が表示されます❷。または表示されない場合はスペース(「 」の文字)を入力しますと一覧が表示されます。
STEP.2
20件ほど銘柄が表示されますが、全ての銘柄が表示されているわけではありません。
右側の灰色のスクロールをドラッグアンドドロップで動かすか➌、銘柄名が表示されてるボックス上でマウスのホイールスクロールすると➍、一覧がスクロールします。
ただし、スクロールをしてもTradingViewで表示できるすべての銘柄が表示されるわけではありません。
銘柄を絞り込みを行ってみよう
上の方法でも、TradingViewで表示できるすべての銘柄が表示されるわけではありません。それほどTradingViewは様々なチャートを表示することができます。
銘柄名が表示されているボックス上には[すべて][株式][先物][指数]といったカテゴリ分けと、[すべての取引所]と書かれた項目➊があります。
STEP.1
[株式]を選択すると、各国の個別株のチャートが表示できます➋。[指数]を選択するとドルインデックスやDAX、日経225など各国の指数・インデックスのチャートが表示できます➌。
ただし各国のチャートが一覧で表示されてしまいますので、日本の銘柄を一覧表示し、「トヨタ自動車」を表示させてみたいと思います。
STEP.2
右側の[すべての取引所]をクリックしますと➌、TradingViewで表示することができる為替ブローカーや取引所のリストが表示されます➍。
STEP.3
国内の「トヨタ自動車」の株式チャートを表示させたいので、示された一覧から[TSE-東京証券取引所]を選択します➎。
STEP.4
[株式]を選択していると、リストの中に[7203 トヨタ自動車]が表示されていますのでクリックしますと「トヨタ自動車」の個別株チャートが表示がされます➏。
このようにして、カテゴリと取引所によって銘柄の絞り込みをすることができます。
銘柄を検索しよう(日本語TradingViewにて国内個別株のみ)
基本は銘柄コードを入力しチャートを表示させますが、国内個別株などは日本語で会社名を入力をし検索をすることができます。
例えばここでは「トヨタ自動車」と入力しますと➊、一覧で「トヨタ自動車」が表示されました➋。
複数の「トヨタ自動車」が表示されますが、右側を見ていただくと[stock-TSE][stock-NGA]なとが表示されていますが、こちらが取り扱い取引所の名前になります。
日本株での取引所名を下記に記載しておきますので、実際に取引している取引所を選択ください。
コード | 取引所 |
stock-FSE | 福岡証券取引所(株式) |
stock-NGA | 名古屋証券取引所(株式) |
stock-SSE | 札幌証券取引所(株式) |
stock-TSE | 東京証券取引所(株式) |
futures-TFX | 東京金融取引所 (先物) |
futures-TOCOM | 東京商品取引所(先物) |
ただし、この機能は日本語でTradingViewを表示させているときのみ利用でき、国内個別株だけ日本語で検索することができます。また、TradingViewの開発は米国のため、この方法でも検索ができない銘柄がある場合があります。
下記の例は、「富士フイルムホールディングス」を表示させるため「富士フイルム」で検索をしていますが、正しく絞り込みができておらず、「富士通」「日東富士製粉」など余分な銘柄も表示されてしまっています。
その場合は4桁の銘柄コードで検索をします。(富士フイルムホールディングスの銘柄コードは「4901」です)
また、それ以外の海外の銘柄などについては会社英名で検索することもできます。
為替チャートは「USDJPY」のほか「JPYUSD」なども
為替のチャートを表示する場合は、「USDJPY」のように銘柄名を入力すれば見ることができます。
複数のリストが表示される場合には、基本は右側に[FX]と記載がある4つのブローカー(FXCM、OANDA、IDC、FOREX.com)のうちどれかを選択すれば良いですが、どの時間足でも出来高を表示させたい場合は、「FXCM」「OANDA」を選択します。(為替は取引所が存在しないため出来高という概念はありませんが、米FXCM社・米OANDA社内で取引されている出来高量が表示されています。)
ブローカー | 出来高表示 |
FXCM | 出来高表示できる |
OANDA | 出来高表示できる |
IDC | 出来高表示できる (1時間足より下位時間足で表示不可能) |
FOREX.com | 出来高表示できない |
また、為替の場合、「USDJPY」を逆転させた「JPYUSD」なども表示させることができます。ショート(売り)取引が苦手な方は、逆にしたチャートで練習をしてみても面白いです。
でも銘柄名が分からない場合は
それでも「ダウ平均株価指数」や「上海総合指数」などを英語名で探すには骨がいります。そのために下記に銘柄検索ができるリストを作っておきましたので活用いただければと思います。(「http://traderslink.biz/tradingview/」へリンクが設定されていますが、筆者が作成したページです。)
「チャートの表示」リンクにてTradingViewのチャートも表示がされます。
カテゴリ | 銘柄種別 | 説明 | リンク |
指数 | 主要経済圏の株式指数 | 日経225・ダウ平均株価指数・S&P500など | リストへ |
米国の指数 | S&P500指数・ナスダック100指数・S&P500 VIXインデックス(VIX)など | リストへ | |
S&P業種別株価 | 米国経済のさまざまなセクターを代表する指標 | リストへ | |
通貨指数 | 米ドルインデックスやユーロ指数など | リストへ | |
株式 | 個別株 | 株式コードを入力して表示をしてください | |
FX | 全ての通貨ペア | TradingViewで表示できる全ての通貨ペア (表示に時間がかかります) |
リストへ |
主要経済圏の通貨ペア | ドルストレートの代表的通貨ペア | リストへ | |
米ドルを含まない通貨ペア | 代表的なクロス通貨 | リストへ | |
途上国の通貨ペア | ドルストレートのマイナー通貨ペア | リストへ | |
先物 | 海外先物 | 農業先物相場、エネルギー先物相場、通貨先物相場、金属先物相場、インデックス先物相場、金利先物相場 | リストへ |
国債 | 国債市場 | 各国の国際 | リストへ |
CFD | グローバルCFD | 各国のコモディティ | リストへ |
仮想通貨 | 仮想通貨 | USD建て、ビットコイン建て、一部日本円建ての仮想通貨 | リストへ |
今回は銘柄変更方法を書かせていただきました。次回は、今回表示させた銘柄を素早く表示させるための「ウォッチリスト」機能と最近実装がされプラクティスにも活用できる「バーのリプレイ」機能をご紹介します。
共に頑張りましょう。ShoujiSuzuki