ほらほら、暑さにとろけてないで今日も授業始めていきますよ!
でろーん(うぇーい)。
先週出した宿題、
移動平均線で小次郎講師流学習ルール
移動平均線で小次郎講師流学習ルール
1、計算式を覚える。
2、計算式の意味を理解する。
3、計算式がどこを見ているかを知る。
4、その指標の買いシグナル・売りシグナルを学ぶ。
5、それが何故買いシグナルなのか、何故売りシグナルなのかを理解する。
を説明するとしたら、どう説明するか考えましたか? はい!
まー逆に分かったっちゃあ分かった様な気もしなくもなくなくないんすけど
気がしなくもなくて?
なくなく…何て!?
なくなく…何て!?
まぁ大体分かったんですが、あのまぁ、あれっす。
小次郎講師から聞いた方が皆さんも分かりやすいし合点が行くと思いますので、解説の大役、お任せしますよ。どぞどぞ!
小次郎講師から聞いた方が皆さんも分かりやすいし合点が行くと思いますので、解説の大役、お任せしますよ。どぞどぞ!
(これ絶対ちゃんと考えてないやつだ)
(…無言の圧力…!!)
すみません!一緒にやってってください!お願いします!!
すみません!一緒にやってってください!お願いします!!
はぁぁ〜…(後で懲罰房行きですね…。)
分かりました。仕方がないので、
一つ一つ一緒にやっていきましょう。
分かりました。仕方がないので、
一つ一つ一緒にやっていきましょう。
ひゃっほい!
1、計算式を覚える。
では早速、移動平均線の計算式から。
式で表すと以下の様になります。
式で表すと以下の様になります。
わー!若き学生時代の数学恐怖症がー!ぎゃー!ボリボリボリ
(一応未だ学生という設定では…?)
大丈夫大丈夫。Nって書くと分かりづらいけど数字を当てはめれば小学生でもできる計算ですから。例えば5日の移動平均線だと、Nに5を当てはめるので
大丈夫大丈夫。Nって書くと分かりづらいけど数字を当てはめれば小学生でもできる計算ですから。例えば5日の移動平均線だと、Nに5を当てはめるので
となるだけ。簡単ですよね?
Nは変更可能な数値。単なるNumberの略です。
ですので、お好きなパラメーターで試してみてください。
Nは変更可能な数値。単なるNumberの略です。
ですので、お好きなパラメーターで試してみてください。
これ、何日ってことですけど、
日足じゃなくても時間足でも分足でも同じなんですか?
日足じゃなくても時間足でも分足でも同じなんですか?
左様。
何本、と考えるとロウソク足の長さに関わらず、
共通して使えますね。
ですから正確に記すと次のようになります。
何本、と考えるとロウソク足の長さに関わらず、
共通して使えますね。
ですから正確に記すと次のようになります。
これだけだとただの点ですが、
これを毎日毎日計算して繋いでいくと、
線になり移動平均線が描かれるのです。
これを毎日毎日計算して繋いでいくと、
線になり移動平均線が描かれるのです。
これがまず計算式っすね。
僕もそう説明しようと思ってました。本当です。
僕もそう説明しようと思ってました。本当です。
2、計算式の意味を理解する。
ではこの計算式の「意味」とはなんでしょうか??
過去◯日間の平均的な値段ってことですよね?
シンプルですもん。
シンプルですもん。
おっと珍しく半分正解!
(半分で珍しいってこれ如何に…)
でもトレードには買ってる人もいるし売ってる人もいるから…?
そうか!買ってる人は「平均的な買値」、売ってる人は「平均的な売値」
その両方を表してるんですね!
その両方を表してるんですね!
その通り。
「売ってる人」と「買ってる人」
両者共にいるってことを忘れてはいけませんよ。
「売ってる人」と「買ってる人」
両者共にいるってことを忘れてはいけませんよ。
3、計算式がどこを見ているかを知る。
「どこを見てるか」かぁ…。うーむ難しい。
つまり「どこに着目してるか」ということですもんね。
つまり「どこに着目してるか」ということですもんね。
例えば5日移動平均線だったら
この移動平均線は毎日過去5日間の買い方の平均値(=売り方の平均
値)を計算し、それをチャート上では現在の価格と同じ場所に書いています。
この移動平均線は毎日過去5日間の買い方の平均値(=売り方の平均
値)を計算し、それをチャート上では現在の価格と同じ場所に書いています。
あれ、“平均値”なのに“現在の所”にですか…?
なんか違和感が…
なんか違和感が…
そうそう、その気付きが大事なんです。
色んな教わったことを鵜呑みにするのではなく、
一度疑ってみることが理解への一見遠回りな近道なのです。
色んな教わったことを鵜呑みにするのではなく、
一度疑ってみることが理解への一見遠回りな近道なのです。
くらくら(哲学的な話になって混乱して来た…)
続けますよ。
普通“平均値”と言ったら、
例えば5日間ならその期間の真ん中に描くのが正しいんです。
普通“平均値”と言ったら、
例えば5日間ならその期間の真ん中に描くのが正しいんです。
それを現在の価格の場所に移動して来てると!
だから“移動”平均なんですね。
でも何のために!?
それはもちろん!現在の価格と平均値を比較するためです!
今の所に上下2点並んでいた方が見やすいでしょう。
今の所に上下2点並んでいた方が見やすいでしょう。
しかして、なぜ比較する必要が!!??
アツいアツい!暑苦しい!!
なぜ比較するのかというと、
現在の価格が過去◯日間の平均値よりも高ければ、
過去◯日間に買った人は平均して得している。
逆に現在の価格が過去◯日間の平均値よりも低ければ、
買った人は平均的に損している、ということになります。
なぜ比較するのかというと、
現在の価格が過去◯日間の平均値よりも高ければ、
過去◯日間に買った人は平均して得している。
逆に現在の価格が過去◯日間の平均値よりも低ければ、
買った人は平均的に損している、ということになります。
売ってる人はその逆ってことかぁ。
次のチャートを見てみましょう。
黒い線が5日移動平均線です。
左上「A」の地点では今の価格が平均線より上だから?
左上「A」の地点では今の価格が平均線より上だから?
過去5日間に
買ってる人は平均して得してるし、
売ってる人は平均して損してる!
買ってる人は平均して得してるし、
売ってる人は平均して損してる!
右下の「B」では今の価格が平均線より下だから?
過去5日間で
買ってる人は平均して損してるし、
売ってる人は平均して得してる!
買ってる人は平均して損してるし、
売ってる人は平均して得してる!
その通り!
移動平均線の奥義は「過去の平均買値(=平均売値)」と
「現在の価格」を比較することにあるんです。
移動平均線の奥義は「過去の平均買値(=平均売値)」と
「現在の価格」を比較することにあるんです。
なるほど。
現在の価格と過去の平均売買値を比べると、
◯日の間に売り買いした他の人が、
平均してどれくらい+か−かが一目瞭然なんですね。
現在の価格と過去の平均売買値を比べると、
◯日の間に売り買いした他の人が、
平均してどれくらい+か−かが一目瞭然なんですね。
そう考えると、かの有名な売買サイン
【ゴールデンクロス】と【デッドクロス】がなぜ有効なのかという
仕組みまでわかってくるのですよ。
【ゴールデンクロス】と【デッドクロス】がなぜ有効なのかという
仕組みまでわかってくるのですよ。
え!?なになに!?どゆこと!?
それは…
紙面の都合上次回にまたお話しましょう。
次は
4、その指標の買いシグナル・売りシグナルを学ぶ。
からのスタートです。
紙面て何!?怖い!
おしまい