動画で直近相場をリサーチ「チャートで選ぶ個別株」
こちらは、様々なファンダメンタルズ要因から個別株の銘柄を選択するのではなく、
小次郎講師流で【チャートの形状】から今興味深い銘柄を観察してみよう!
第33回目は「ANAホールディングス」(9202) です。
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※ 本動画は決して特定銘柄を推奨するものではございません。投資判断は自己責任にてお願い致します。
※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら)
音が出せない方は、以下の画像とテキストをご確認ください^^!
ANAホールディングスってどんな会社?
「全日空」という呼び方でもおなじみ、航空運送事業を中心とする会社「ANAホールディングス」をチャート分析。
2020年の最初のチャート分析でも扱った銘柄ですね^^
- 東証一部上場
- 国内線/国際線 共に首位
- 傘下にはバニラ・エア/PeachといったLCC
コロナウイルスの影響で利用が減っている航空業界ですが、チャートはどうなってるでしょうか?
それでは小次郎講師と神藤先生にチャートを解説していただきましょう^^
チャート分析
分かりやすく上がり、分かりやすく下がっていると神藤先生。
現在の状態が最終局面かどうかは分かりませんが大きな売り物がでているという事は分かりますね。
神藤さんは前回のANAのチャート分析時には、『200日移動平均線(EMA)が右肩上がりになっていて「重さ」を感じるチャート』と仰っており小次郎講師も、『目先のチャートだけを見ると安値水準』と仰っていました。
ちなみにこちらが前回扱った時(2020年1月)のチャートです。
神藤さんは下げ局面の中で安値高値に線をいれましたが、高値を抜ききれずに下がっていっていることから
やはりまだまだ頭の重いチャートであるのは間違いないと仰っています。
続いて小次郎講師に分析していただきましょう^^
移動平均線大循環分析
今回は小次郎講師の分析の基本とも呼べる移動平均線大循環分析をおさらいしていきましょう。
移動平均線大循環分析は短期移動平均線・中期移動平均線・長期移動平均線で構成されています。
中期と長期の間を帯と呼び、それぞれ短期が5日EMA、中期が20日EMA、長期が40日EMAになっています。※EMA=指数平滑移動平均線
この線は小次郎講師が株やFXやコモディティをチャート分析していく中で、上昇(下降)トレンドが押し目を迎えたときに一番跳ね返りやすい線を選んでいます。
20日EMAの線で一番跳ね返りやすく、その次に跳ね返りやすいのが40日EMAなんですね。
この40日EMAを割った時にはトレンド転換をしやすいという特徴もありますね。
そしてもう一つ重要なのがチャート上の赤い線、200日EMAです。
この200日EMAは長期のトレンドをサポートしやすい線となっており、上昇トレンド中に200日EMAに近づくと再度上昇しやすいという特徴があります。
5、20、40日EMAで中長期的なトレンドが分かり、200日EMAで長期的なトレンドが分かるということなんですね^^
トレンド
こちらの画像を見たときに赤で囲まれている部分は下降トレンドといえるでしょうか?
小次郎講師はトレンドを見極めるときには200日EMAを見る必要があると仰っています。
トレンドには調整の一時的なトレンドと、本物のトレンドがあり、
200日EMAと同じ方向を向いているのが本物のトレンドになるということです。
この赤枠の中の下げはあくまで上昇トレンドの中にある調整の下げということなんですね。
現在のANAホールディングス
では現在のANAのチャートをみてみましょう。
今現在は200日EMAが抵抗として働き、下降相場がはっきりとあるのが分かります。
そして直近で戻してきてはいるものの、これはあくまでも下げ相場の中での一時的な戻し、ということができるという事です。
これから帯を抜いていくという第一関門があり、その後には200日EMAを超えていくという関門があり、その二つをクリアするまでは
本格的な上昇とはまだまだ言えないという事ですね。
まとめ
今回はコロナショックに揺れる、ANAホールディングスのチャートについて解説していただきました。
移動平均線大循環分析をマスターしてより緻密なトレードが行えようになるといいですね。
動画内ではより詳しい移動平均線大循環分析の見方を解説していただいてますのでぜひご覧ください^^
それでは、次回の動画もお楽しみに~!!