トレンド相場の後の小休止ってことかな？
チャートを見るのにおやすみなんてないよ、
見るところはたくさんある！

では今回は、トレンド相場の後に小休止が出てきた時、
相場をどのように捉え、チャートをどのように見ていくのかを解説します。

上記は「ドル円」の４時間足（240分足）チャートです。

安値から上昇、下降、上昇し、
高値と安値が切り上がる、上昇のN波動になっています。

そうそう。
こちらを更に細分化していくと・・・

安値と高値が切り上がっている上昇のN波動ができ、
高値をつけた後は安値、高値が切り下がり、下降のN波動ができています。

上がっていた相場が下げ出すと、
ここからどう動くのか選択肢はふたつあります。

そう、「トレンド転換」するのか。
それとも「一時的な動き」なのか。
ここの見極めが大事になってきます。

しっかりとポイントを掴めば大丈夫！

上昇のN波動から下降のN波動に変わってきた時に
このままトレンド転換するなら、大きな陰線、まとまった下げが出てきます。

そうだね。つまり、
直近の安値を割るのか、高値を超えていくのかどうか
が最初のヒントになります。

これだけだとまだ弱いから、
時間軸を拡大して見てみよう。

まずは日足から。

おお、さすが！その通りです。

さっきも言ったように、
下降トレンドが続く時は大きな陰線が出てきます。

つまりこれは、トレンド相場の後の小休止、
中間波動のような動きになっている、という仮説が立ちます。

さらに拡大し、週足を見てみましょう。

2015年の6月に125円をつけ、2016年の6月に100円を割り、
その後、ラリーをしています。

こういうチャートの場合、私は
どういった下げが、どのくらいの本数きているのか
という見方をしています。

125円をつけてから、100円を割っている、
これがひとつの下げ、ひとつの波動になっています。

そして次に、切り返しの波動、これが２本目。

そして下がってきて
3本目、4本目、5本目の下げがきています。

波動が3本、５本、７本目に入ると
ある可能性が出てくるのだけれど、
それは一体なんだと思う？

・・・。

答えは、トレンド転換の可能性が出てきます。

コラコラ。よく見て。

まだチャネルラインの上限は超えていない、下限も割っていない。大きな幅で見ればレンジの中で動いているのがわかりますね。

もう一度、日足に戻しましょう。

小さな上昇のNが出ていて200EMAのところで攻防しています。

もし買っていたら、ここでどう思う？

そう。
ということで、売り物がでてきます。

これが弱気に転換するなら、大きな陰線が出てきます。

そういったものが出てこない限りは、
トレンドの後に出てくる一時的な調整の可能性が高まります。

一時的な動きなのか、
もしくはトレンド転換する動きなのかを見極めましょう。

そうならないために、ステージの変化に注目し、
ロスカットをどこに設定するかの準備をしてチャートを見ていきましょう。

直近の高値を越えれば上昇のNが継続する
という形になるのでその動きにも注目してください。

そう、相場の世界にお休みなんてないんです！

以上、トレンド相場から価格が一時的に止まった時に
どのように相場を捉えてどのようにチャートを見ていくかの解説でした。