チャート分析大全 「RSI」

この記事では、以下のことを行います。

  • RSIに〝開発者が込めた意図〟を計算式から読み解きます
  • RSIを〝正しく使えるところまで〟徹底的に解説します

Youtubeの動画でも解説しているので、併せてご活用ください。

Youtube動画はこちら

RSIとは? テクニカル指標の勉強に大切な5つのポイント

↓↓ チャンネル登録はコチラから!

※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら

音が出せない方は、以下の画像とテキストをご確認ください^^!

RSIとは

RSIは、JWワイルダー氏が1978年に発表した、もっともポピュラーなオシレーター系のテクニカル指標です。

RSIとは

RSIはオシレーター系の指標

テクニカル指標にはトレンド系と、オシレーター系があります。

トレンド系はローソク足に重ねて描画され、オシレーター系はローソク足とは別の枠に描画されます。RSIは、代表的なオシレーター系のテクニカル指標です。

 

従来の売買サインは正しいのか

RSIのよく見かける売買サインがあります。これは果たして正しいのでしょうか?

RSIの一般的な使い方

従来の売買サインをそのまま使うことは簡単ですが、中級者でも「なぜ?」と考えてみると答えられない投資家が多いのではないでしょうか。

実は、一般的に知られている

  • 70%で買われすぎ → 売り
  • 30%で売られすぎ → 買い

というRSIの売買サインは間違いです。

もちろん、当てはまるケースもたくさんありますが、上記の売買サインを機械的に繰り返すと大失敗につながってしまいます。

〝なぜ、この売買サインなのか〟

ここに、RSIを使いこなすポイントがあります。

従来の売買サインへの疑問

続いて、チャートでRSIの売買シグナルを確認してみましょう。

売買サインがよく当てはまるケース

当てはまるケースでは、見事に頂点を捉えています。

売買サインがよく当てはまるケース

売買サインがあまり当てはまらないケース

当てはまらないケースでは、確かに頂点を捉えているものの値段が大きく下がることなく上昇しています。

どうやら、強いトレンド相場ではRSIは機能しづらいようです。

売買サインがあまり当てはまらないケース

開発者がRSIに込めた意図を読み解く

小次郎講師は、どのようなテクニカル指標であっても、学習には以下の5か条が大切だと言います。

テクニカル指標学習の5箇条

①計算式を覚える

RSIの計算式は以下の通りです。

$$RSI=\frac{n日間の上昇幅}{n日間の上昇幅+下落幅} \times 100%$$

②計算式の意味を知る

RSIは、期間中のすべての変動幅に対する上昇幅の割合を表しています。

14日というのは、JWワイルダーさんが好んで用いた計算期間で、開発した多くの指標で用いられています。

③価格変動のどこに注目しているのかを考える

RSIの50%は、上昇幅と下落幅がちょうど同じであり、買い勢力と売り勢力が均衡していることを表します。

つまり、50%よりも高い数値であれば、その期間の買い勢力が優勢ということを、低い数値であれば売り勢力が優勢ということを示します。

④売りサイン、買いサインを学ぶ

次に、よくある売買シグナルを確認します。

  • 70%以上は買われすぎで売りシグナル
  • 30%以下は売られすぎで買いシグナル

なぜ、70%と30%なのでしょうか。

⑤なぜ、そこが売買サインなのか計算式をもとに読み解く

JWワイルダーさんは〝2歩すすんで1歩下がる値動き〟がトレンドの基本であると分析されたそうです。押し目をつけながらトレンドを形成していくということですね。

1日、2日と100円ずつ上昇し、3日に100円下落する。こういう値動きをするとRSIは66%という数字をつけます。同様の値動きで下落していくと、33%です。この2つの数値は、それぞれ「安定上昇」「安定下降」を示します。

つまり、一般的な売買シグナルは、

  • 安定上昇(70%)以上のRSIを買われすぎ
  • 安定下降(30%)以下のRSIを売られすぎ

としているということが分かりますね。

なぜ、買われすぎは売られる?

ここまでで、70%以上が買われすぎであるということは理解できました。なるほど、その通りであると思います。

買われすぎているということは、その期間、上昇幅の方が圧倒的に大きかったということです。この間の買い方には利益が出ています。そのとき、買い方はどのような投資行動にでるでしょうか?

〝利益確定(決済)の売り注文〟

を出すことになります。

これが、買われすぎると価格が下がる大きな要因です。

一方で、強いトレンドがあるときはどうでしょうか。

過去には日経平均が16連騰するということもありましたが、このケースでは、14日間のRSIで100%をつけてなお上昇を続けたことになります。つまり、強いトレンド相場では、一時的な押し目をつけることもなく上昇し続けるということがあり得ます。

このとき、一般的な売買シグナルを盲信している一般的なトレーダーは大きな損失を出してしまいます。

この点を理解していることが、RSIを使いこなす一番のポイントです。

まとめ

一般的な売買シグナルは、誤りではありません。根拠があり、強いトレンド相場でなければ多くのケースで機能します。

しかし、まれに起こる強いトレンド相場では、その間逆の値動きになってしまいます。まれにしか起こらない値動きであるだけに、普段うまくいっているトレーダーであるほど、盲信しているトレーダーであるほど、間逆の値動きで大きな損失を出してしまいます。

RSIの売買シグナルはたしかに過熱感をあらわしますが、ときにその過熱感は継続し続けるということを理解してRSIを使うことが非常に重要であると言えそうです。

youtubeの動画では、チャートを交えて〝具体的な投資行動〟についても触れています。ぜひ、ご覧いただき、あなたのトレードにご活用ください^^

それでは、次回の動画もお楽しみに~!

おすすめ



公式インジケーターを利用する



小次郎講師と投資を学ぶ