この記事では、一目均衡表の「勢力段階分析」について学びます。
Youtubeの動画でも解説しているので、併せてご活用ください。
目次
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※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら)
音が出せない方は、以下の画像とテキストをご確認ください^^!
トレンド時の並び順
まず、上昇トレンド時と下降トレンド時の並び順を再確認します。
上昇トレンドにおいて並び順は、上から価格、転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2となり、この状態を「上昇トレンドの完成形」と呼び、上昇トレンドが続く限りこの並び順は変わりません。
反対に下降トレンドになると、下から価格、転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2となります。
この並び順の変化を確認することで、「トレンドが変化するのか」「それほど勢いがないのか」等を読み取ることができます。
一目均衡表の各線は陣取り合戦
上昇トレンドがあるとき、各線は押し目の限界点を教えてくれます。
①のように転換線で反発する上昇トレンドはかなり勢いが強く、④のように先行スパン2まで押し目をつけると勢いが弱くなっていることが分かります。
これはつまり、価格が各線を超える度に上昇トレンドの勢いが弱まっていることが読み取れるということで、各線が陣取り合戦のように機能しているように見えます。
一目均衡表の基本図で確認します。
一番最初に、価格が上抜けるのは転換線(①)です。ここで前哨戦に勝利です。続いて基準線(②)を抜けて、野戦に勝利です。価格が雲に突入(⑤)すると、敵の城壁を超えたということで非常に優勢になります。最後に先行スパン2を抜ける(⑦)と 、敵の城を落としたということで買方の勝ちです。
基本図の赤枠部分が買いの完成形ですが、ここまでに10段階の経過があります。
- 転換線を抜ける
- 基準線を抜ける
- 均衡表の好転
- 遅行スパンの好転
- 雲に突入
- 雲のねじれ
- 雲を抜ける
- 転換線が雲を抜ける
- 基準線が雲を抜ける
- 買いの完成形
勢力段階の位置づけ
勢力段階の位置づけを確認していきます。
価格が転換線を上抜ける
- 短期勢力が買方優勢となる
- 中期・長期勢力はまだ売方優勢
価格が基準線を上抜ける
- 短期勢力に続き、中期勢力も買方優勢となる
- 長期勢力はまだ売方優勢
価格が先行スパン2を上抜ける
- 短期・中期勢力に続き、長期勢力までが買方優勢となる
まとめ
この記事では、一目均衡表の「勢力段階分析」について勉強しました。
YouTubeの動画では、小次郎講師の解説を交えながら学ぶことができます。
ぜひ、動画もご覧ください^^