この記事では、一目均衡表の「転換線と基準線」について掘り下げて学びます。
Youtubeの動画でも解説しているので、併せてご活用ください。
目次
Youtube動画はこちら
↓↓ チャンネル登録はコチラから!
※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら)
音が出せない方は、以下の画像とテキストをご確認ください^^!
転換線
まず、転換線の基本的な情報を確認します。
計算式
転換線 =(過去9日間の最高値 + 最安値)÷ 2
※本日を含めた過去9日間
意味
- 転換線は「短期の半値(=相場水準)」を表す
- 転換線の勾配は「短期トレンドの方向」を示す
- 転換線の位置は「短期勢力の均衡点」を示す
※ 相場水準は、ある一定期間の価格変動の中心のこと
価格と転換線の関係で、短期(9日間)の勢力が「買方優勢か売方優勢か」が分かります。
ポイント
転換線だけでチャート分析をすることもでき、いくつかのポイントがあります。
安定したトレンドを教えてくれる
- 安定した上昇相場では、価格は転換線の上を、転換線に沿って上昇する
- 安定した下降相場では、価格は転換線の下を、転換線に沿って下降する
過熱すると調整が入りやすい
- 転換線から大きく離れて上昇している価格、大きく離れて下降している価格は調整(押し・戻し)が入りやすい
基準線
続いて、基準線です。
計算式
転換線 =(過去26日間の最高値 + 最安値)÷ 2
※本日を含めた過去26日間
意味
- 転換線は「中期の半値(=相場水準)」を表す
- 転換線の勾配は「中期トレンドの方向」を示す
- 転換線の位置は「中期勢力の均衡点」を示す
※ 相場水準は、ある一定期間の価格変動の中心のこと
価格と転換線の関係で、中期(26日間)の勢力が「買方優勢か売方優勢か」が分かります。
ポイント
基準線にも、いくつかのポイントがあります。
安定したトレンドの押し目となる
- 安定した上昇トレンドの押し目は基準線が基本
- 安定した下降トレンドの戻しは基準線が基本
もみあい相場の中心
- もみあい相場のときの中心を基準線が教えてくれる
均衡表の好転・逆転が表すこと
一目均衡表は上昇トレンドのとき、上から「価格」「転換線」「基準線」という並び順になります。下降トレンドのときは、下から「価格」「転換線」「基準線」という並び順です。
この「上昇トレンドの並び順」と「下降トレンドの並び順」の完成するきっかけになることから、均衡表の好転・逆転は売買のシグナルとして用いられています。移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスと一緒ですね。
まとめ
この記事では、一目均衡表の「転換線と基準線」について掘り下げてきました。
YouTubeの動画では、さらに実例を交えながら詳しく学ぶことができます。
ぜひ、動画もご覧ください^^