一目均衡表④ 転換線と基準線

この記事では、一目均衡表の「転換線と基準線」について掘り下げて学びます。

Youtubeの動画でも解説しているので、併せてご活用ください。

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※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら

音が出せない方は、以下の画像とテキストをご確認ください^^!

転換線

まず、転換線の基本的な情報を確認します。

計算式

転換線 =(過去9日間の最高値 + 最安値)÷ 2

※本日を含めた過去9日間

意味

  • 転換線は「短期の半値(=相場水準)」を表す
  • 転換線の勾配は「短期トレンドの方向」を示す
  • 転換線の位置は「短期勢力の均衡点」を示す

※ 相場水準は、ある一定期間の価格変動の中心のこと

価格と転換線の関係で、短期(9日間)の勢力が「買方優勢か売方優勢か」が分かります。

ポイント

転換線だけでチャート分析をすることもでき、いくつかのポイントがあります。

安定したトレンドを教えてくれる

  • 安定した上昇相場では、価格は転換線の上を、転換線に沿って上昇する
  • 安定した下降相場では、価格は転換線の下を、転換線に沿って下降する

過熱すると調整が入りやすい

  • 転換線から大きく離れて上昇している価格、大きく離れて下降している価格は調整(押し・戻し)が入りやすい

基準線

続いて、基準線です。

計算式

転換線 =(過去26日間の最高値 + 最安値)÷ 2

※本日を含めた過去26日間

意味

  • 転換線は「中期の半値(=相場水準)」を表す
  • 転換線の勾配は「中期トレンドの方向」を示す
  • 転換線の位置は「中期勢力の均衡点」を示す

※ 相場水準は、ある一定期間の価格変動の中心のこと

価格と転換線の関係で、中期(26日間)の勢力が「買方優勢か売方優勢か」が分かります。

ポイント

基準線にも、いくつかのポイントがあります。

安定したトレンドの押し目となる

  • 安定した上昇トレンドの押し目は基準線が基本
  • 安定した下降トレンドの戻しは基準線が基本

もみあい相場の中心

  • もみあい相場のときの中心を基準線が教えてくれる

均衡表の好転・逆転が表すこと

一目均衡表は上昇トレンドのとき、上から「価格」「転換線」「基準線」という並び順になります。下降トレンドのときは、下から「価格」「転換線」「基準線」という並び順です。

この「上昇トレンドの並び順」と「下降トレンドの並び順」の完成するきっかけになることから、均衡表の好転・逆転は売買のシグナルとして用いられています。移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスと一緒ですね。

まとめ

この記事では、一目均衡表の「転換線と基準線」について掘り下げてきました。

YouTubeの動画では、さらに実例を交えながら詳しく学ぶことができます。

ぜひ、動画もご覧ください^^

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