用語解説36 「グランビルの法則」

チャート分析を学びながら
投資用語の勉強ができてしまう

「チャート分析 用語解説」

言葉の意味や成り立ちなどはもちろん、実戦でどうやって使っていくのかまで、しっかり解説していきます!

第36回目は「グランビルの法則」です。

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※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら

音が出せない方は、以下の画像とテキストをご確認ください^^!

グランビルの法則

今回の用語は「グランビルの法則」です。

投資を勉強していると一度は聞いたことある言葉なのではないでしょうか。

チャート分析の基本中の基本と言われていますがどんな法則なのでしょうか?

それでは神藤先生と小次郎講師に解説していただきましょう^^

グランビルとは


グランビルとは人の名前で米国のアナリストの方で、

OBVという出来高に関するインジケーターを開発されたことでも有名です。

1900年代後半に金融系のテレビ番組に出演されていたみたいですね。

グランビルの法則

・株価と移動平均線の位置関係を利用した手法

・200日移動平均線との関係を見る

グランビルは200日移動平均線を見ることで様々な分析を行い、その中で様々な法則を見つけてきました。

200日移動平均線は約1年間の平均的な動きで大局の動きをみる移動平均線で、

・200日移動平均線を価格が上抜ける時は大局が強気

・200日移動平均線を価格が下抜ける時は大局が弱気

という事が分かります。

ここからグランビルは8つの法則を見つけます。

8つの法則

グランビルの8つの法則は買いの4つの法則と売りの4つの法則になっています。

買いのグランビルの法則

①移動平均線が下降トレンドから横ばい、または上昇基調に転じたときに、株価が下から上へ抜けていったとき

200日移動平均線(画像の中の点線)を価格が抜けていったとき、つまりゴールデンクロスしたときには大局の動きが弱気から強気に移行したので買いのシグナル

②移動平均線が上昇トレンドを描いているときに、株価が移動平均線を少し割り込んだ所まで下落してきたとき

一度200日を超えて、再度下回った後に上昇してくるところが買いのシグナル

価格が切り上がったところが押し目となり買いのシグナルになります。

③移動平均線が上昇トレンドを描いているときに、株価が移動平均線にかかる手前の所で反発したとき

200日から大きく離れて下向きになった後切り替えしたタイミングが買いのシグナル

④移動平均線が下降トレンドを描いているときに、株価が移動平均線から大きく離れたとき

200日を下回って、価格と移動平均線が大きく離れた時に切り返したタイミングが買いのシグナル

売りのグランビルの法則

①上向きだった移動平均線が横ばい、または下降基調となった時に、株価がそのラインを上から下へ抜けていったとき

買いの①の逆パターン

②移動平均線が下降トレンドを描いている時に。株価がそのラインを下から上へと抜けてきたところで再び下向きに反転したとき

買いの②の逆パターン

③移動平均線が下降トレンドを描いている時に、株価がそのラインを大きく離れた所で反発してきたが 、ラインに到達する直前で再び下向きに反転してしまったとき

買いの③の逆パターン

④移動平均線が上を向いて進んでいる時に、株価が移動平均線から大きく離れたとき

買いの④の逆パターン

この買いの4つと売りの4つがグランビルの法則です。

狙うべきタイミング

この8つの中でも利益を狙いやすいタイミングと難しいタイミングがあります。

一番狙いやすいタイミングは大局の流れが切り替わる①(売りは⑤)のタイミングです。

そして一番難しいのは④(売りは⑧)のタイミングだそうです。

ですので実際のトレードの時は①がとても大事で②③の押し目で買っていく、売相場は戻ったところを取っていくほうが実は取りやすいそうです。

まとめ

今回は「グランビルの法則」について解説していただきました。

グランビルさんは200日移動平均線から8つの法則を見つけましたが、

この法則は20日移動平均線や50日平均線でも応用の効く基本中の基本とされる法則ですのでしっかり勉強しましょう。

動画内では小次郎講師にも詳しく解説していただいていますのでぜひご覧ください^^

それでは、次回の動画もお楽しみに~。

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