用語解説32 「包み線・はらみ線」

チャート分析を学びながら
投資用語の勉強ができてしまう

「チャート分析 用語解説」

言葉の意味や成り立ちなどはもちろん、実戦でどうやって使っていくのかまで、しっかり解説していきます!

第32回目は「包み線・はらみ線」です。

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※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら

音が出せない方は、以下の画像とテキストをご確認ください^^!

包み線・はらみ線

今回の用語は包み線とはらみ線です。

ふたつともローソク足の組み合わせの用語ですが、

どんな組み合わせで、どんな意味があるのか神藤先生と小次郎講師に解説していただきましょう^^

包み線とは

包み線

前日の足の値幅を全部包んで引けた大陽線

前日の足の値幅を全部包んで弾けた大陰線

ローソク足の2本の組み合わせで、

前日の足を全て包んだ大陽線は買転換の暗示

前日の足を全て包んだ大陰線は売転換の暗示

と言われています。

ではなぜこれが転換の暗示とされているのでしょうか?

価格の動きを紐解いていくとその理由がわかるそうです。

価格の動き

まずは買転換の二本の足の価格推移を見てみましょう。

前日は陰線から始まり次の日は大陽線で終わっています。

この二本のローソク足を一本の動きとして見立てた時、長い下ヒゲを付けた陽線になっています。

長いヒゲを付けた陽線という事は、一度下がったあと切り返して前日の始値を超える、高値更新の形です。

こういった動きから包み線は買転換の暗示になるそうです。

 

売転換の二本の足の価格推移も同じように一本の足で見てみると

上ヒゲを付けた陰線となっていますね。

一本目の足の安値を割り込んで終わっているので売り転換の暗示とされるんですね。

このように二つの足を一本の足として考えていくと値動きのヒントが見えてくるんですね!

はらみ線

続いてはらみ線です。

はらみ線前日の足の中心部分に気迷い気味の値幅が小さい線

大きな陽線の後に実体の小さい陰線が出てくると天井暗示

大きな陰線の後に実体の小さい陽線が出てくると底値暗示

ということです。

これも二本の足を一本の足として捉えると動きがよく分かります。

一本目の足は勢いよく陽線を作っていますが、次の日にはマドを空けて少し下がっているのが分かりますね。

この形から大きく上がっていた勢いが迷い気味になっているという事がわかり、大きな陽線の勢いを鵜呑みにしてはいけないという事が分かります。

逆の場合も同じく大きな陰線のあとにマドを空けて少し上がっているので、相場に迷いが生じている、底値暗示という事になるんですね。

まとめ

今回は市場での価格決定方式「包み線・はらみ線」について解説していただきました。

神藤さんはこれらを見つけたときに安易に飛びつかず価格にどういう変化が起きているのかということに注目する事が大事と仰っていました。

動画内では小次郎講師にも詳しく解説していただいていますのでぜひご覧ください^^

それでは、次回の動画もお楽しみに~!

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