チャート分析を学びながら
投資用語の勉強ができてしまう
「チャート分析 用語解説」
言葉の意味や成り立ちなどはもちろん、実戦でどうやって使っていくのかまで、しっかり解説していきます!
第18回目は「宵の明星」です。
動画でみる
↓↓ チャンネル登録はコチラから!
※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら)
音が出せない方は、以下の画像とテキストをご確認ください^^!
宵の明星(よいのみょうじょう)
宵の明星とは本来、日没後に西の空に見られる金星のことで、
キラリと浮かび上がるローソク足の形のことを言います。
酒田五法の三川(さんせん)の内の1つで、
海外ではニアイコールの意味でアイランドトップという用語もあるそうです。
まずは神藤さんに詳しく解説していただきましょう^^
基本の形
株式相場における宵の明星とは
前日の陽線の後に窓を開けてコマが現れ、更に窓を空けて陰線が出るローソク足の形
のことです。
下の画像を見ると非常に分かりやすいですね。
左が宵の明星、右がアイランドトップ、です。
宵の明星はポツンと煌めく夕方の金星、アイランドトップはポツンとある離れ小島のように見えます。
これらはどちらも、天井打ちのシグナルとなるそうです。
小次郎講師は宵の明星のように窓を空けて陰線が出た場合には
「買方は何が何でも手仕舞い、売方はどこで売を作る準備をする。」
と仰っていますね。
ポイント① 窓
小次郎講師はこの宵の明星のポイントは窓にあると仰っています。
窓を開けるという事は終値と始値にギャップが出るという事です。
そして宵の明星の形では、窓を開けた後に、実体の小さいコマ足や寄引同時線が出ます。
これはどういう事を表しているかというと、
始まりで大量の買い注文が出たものの、その後が続かなかった。
という風に言えますね。
相場状況としては
「いい感じ!と思って買ったけど材料がそんなに良くなかった」
みたいな感じですね笑
ポイント② 出現場所
小次郎講師は宵の明星が現れる場所も重要だと仰っています。
宵の明星は天井圏に出る事で天井打ちのシグナルとなるそうです。
というのも実体の小さいコマのローソク足が表しているのは
売方の踏みだからです。
新規の買が起きてコマを作るのではなく、決済の買が起きる事で
その後に続かないという状況が生まれるのですね。
明けの明星
宵の明星とは反対の「明けの明星」というのもあるそうで
こちらは底値圏で出る底打ちのシグナルということです。
小次郎講師は「どちらも覚えていただきたいですが、宵の明星のほうが大事」
と仰っています。
明けの明星よりも宵の明星の方が、確度の高い指標となるそうです。
まとめ
今回は天井打ちのシグナルになる「宵の明星」について解説していただきました。
キラリと光るコマ足に、投資家たちの様々な思惑が見えてロマンチックですね〜。
失礼しました。べつにロマンチックではないですね。
動画では「明けの明星」「アイランドトップ」についても
お二方に詳しく解説していただいてますのでぜひご覧ください^^
それでは、次回の動画もお楽しみに~!