用語解説08 「ダウ理論」

ダウ理論アイキャッチ

チャート分析を学びながら
投資用語の勉強ができてしまう

「チャート分析 用語解説」

言葉の意味や成り立ちなどはもちろん、実戦でどうやって使っていくのかまで、しっかり解説していきます!

第8回目は「ダウ理論」です。

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※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら

音が出せない方は、以下の画像とテキストをご確認ください^^!

ダウ理論ってなに?

投資の世界では様々な理論がありますね。その中で一番有名なのがダウ理論ではないでしょうか。

チャート分析では”元祖”ともいわれるダウ理論ですが、意外と「詳しくは知らないな・・。」という人もいるのでは?!

そんな方はぜひ小次郎講師と一緒に勉強していきましょう^^

ダウ理論について

チャールズ・ダウ

内容に触れる前にダウ理論の「ダウ」とはどんな人なんでしょうか?

チャールズ・ヘンリー・ダウ(Charles Henry Dow, 1851年11月6日 – 1902年12月4日)は、アメリカ合衆国のジャーナリスト・証券アナリスト。(wikipediaより引用)

今から100年以上も前の方で、平均株価の計算方法を生み出し、アメリカ最大の発行部数を誇る経済新聞ウォールストリート・ジャーナルの創設者でもあります。

このチャールズ・ダウが提唱したのがダウ理論です。

ダウ理論

1、価格(チャート)にはすべての材料が織込まれている

ファンダメンタルズはたくさんあるので、それら全ての材料を把握する事はなかなか出来ませんね。

しかしそれら全ての材料がチャートに織り込まれているのです。

その全体像を見る事で買いが強い、売りが強い、という判断ができるので

【ファンダメンタルズ分析】よりも、【チャート分析】の方がファンダメンタルズの事が分かるという事ですね。

2、上昇トレンドとは高値・安値がその前の高値・安値より上にあるもの

価格の上昇・下降にかかわらず波打ちながら変化していくのがトレンドです。

上昇局面でもその途中には下落があり、下降局面でもその途中に上昇があるので「どこがトレンドの終わりなの?」というのは大きな問題ですね。

そんな疑問に答えたのがダウさんです。

トレンドの終わり

・上昇トレンド時は前回の天井より今回の天井が高く、底も切り上がっていく

・下降トレンド時は前回の底より今回の底が低く、天井も切り下がっていく

このダウさんの考えは今なおチャート分析をする人達に広く使われています。

3、トレンドは3段階になる

三段上げ

  1. 早耳筋
  2. トレンドフォロワー
  3. 一般大衆

トレンドは3段上げになりやすいと言われていて、①→②→③と段階を踏んでいると言われています。

一般大衆が買いだすタイミングで早耳筋・トレンドフォロワーは利益確定を行うので、一般大衆が高値掴みをしてしまうという構造になるのです。

日本の江戸時代の米相場でも三段上げの考え方があったそうなので世界共通の考え方ですね^^

4、トレンドの変化は出来高でも確認されなければならない

トレンドの最初と最後に出来高の急増が現れるので

出来高の急増は「新たなトレンドの始まり」「今までのトレンドの終わり」の大きなポイントとなります。

そしてトレンド継続中は、出来高が増えた状態が継続しやすいのもポイントという事です。

5、トレンドは継続する

上昇トレンドでは買い、下降トレンドでは売り、という考えはトレンドには継続する性質があるという考えから来ています。

今のトレンドが継続するか、終わるか、を比べてみたときには継続する可能性の方が高いのです。

そして、重要なポイントとしてトレンドが終わる時には明確な終了シグナルが発生します。

小次郎講師も「明確なシグナルが出る前に手仕舞ってしまうのは初心者、トレンド終了のサインが出るまで持ち続ける!」と声を大にしていますね。

まとめ

チャート分析をしている人で知らない人はいないとも言われるダウ理論ですが、今から100年以上も前からあるなんて驚きですね!

現代でもダウ理論が広く親しまれているという事は・・このダウ理論が今でも通用するという事なのでは・・?!

気になった人は、もっと詳しくダウ理論を勉強してみてはいかがでしょう?!

 

動画では、神藤さんも詳しい解説をしてくださっていますので是非ご覧くださいね^^

それでは、次回の動画もお楽しみに~!!

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