用語解説05 「VWAP(出来高加重平均価格)」

チャート分析を学びながら
投資用語の勉強ができてしまう

「チャート分析 用語解説」

言葉の意味や成り立ちなどはもちろん、実戦でどうやって使っていくのかまで、しっかり解説していきます!

第5回目は「VWAP(出来高加重平均価格)」です。

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※ 本動画では TradingView のチャートを使っています(TradingViewへのリンクはこちら

音が出せない方は、以下の画像とテキストをご確認ください^^!

VWAP(出来高加重平均価格)とは何か?

VWAPは、高度な出来高分析のひとつです。このVWAPを学ぶと、「機関投資家がどこをみているか」がわかるようになり、一般の方にも大変役に立つものです。

VWAPとは

出来高を考慮したその日の加重平均のことで、「累計売買代金 ÷ 累計出来高」で算出されます。

例えば

仮に、以下の売買があったとします。

  • 1000円で8000株
  • 1200円で2000株

通常の平均は、(1000+1200)/ 2 で 1100円と算出することが出来ますが、VWAPは出来高も考慮するため

  • 累計売買代金 = 1000円×8000株+1200円×2000株 = 1040万円
  • 累計出来高 = 8000株 + 2000株 = 1万株
  • VWAP = 累計売買代金 ÷ 累計出来高 =  1040万円 ÷ 1万株 = 1040円

上記のように算出されます。

機関投資家が好んでつかう指標で、彼らが「どこを見ているか」が分かるようになります。

VWAPの使い方

VWAPは投資家の損益が分かる

VWAPを使うことで、その日の投資家の、現時点での損益が分かります。

VWAPは「すべての取引の平均買値」ですから、VWAPよりも価格が上なら半分以上のポジションが利益で、下なら損失です。

抵抗線・支持線として働く

VWAPでの売買が一番多いため、抵抗線・支持線として働きやすいです。

機関投資家のVWAP取引

機関投資家は取引量が非常に多いため、自分達の取引で価格に影響を及ぼしてしまうことがあります。それを防ぐために、機関投資家は証券会社と相対で取引をします。そのときにVWAPの価格で取引することがあり、それを「VWAP取引」といいます。

つまり、これは「VWAPの価格で多くの取引が行われる」ということであり、抵抗線と支持線の根拠になります。

VWAPを実際のチャートで確認

動画の中では、実際のチャートを用いてVWAPを確認しています。ぜひ、動画で確認してみてください!

 

 

VWAPも、正しく理解して投資に活かしていきたいですね!

それでは、次回の動画もお楽しみに~!!

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