皆さんこんにちは。
♪あかりをつけましょ、ぼんぼりに~♪
♪お花をあげましょ、桃の花~♪
弥生3月の3日は「ひな祭り」でしたね。
ひな人形を出してお子さんの成長を祝った方も多かったのではないでしょうか。
ひな祭りは平安時代から始まったという説もあるようですが、
江戸時代初期に京都の御所で盛大にひな祭りを行っていたものが
庶民にも広まっていったというのが有力な説のようですね。
もともとは旧暦の3月3日に行われていたため、
桃の花が咲く時期だったことから「桃の節句」とも呼ばれています。
このように日本では季節の節目、節目に様々なお祭りが行われます。
そして、時を刻み続けていくなかで、その積み重ねが歴史となります。
今週の注目チャートは、その時を刻むために生まれてきた企業を見ていきましょう。
では、まずはチャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
(出所:Trading Viewによるセイコーホールディングス 日足チャート)
「8050 セイコーホールディングス」 3月6日現在
上記のチャートは、「セイコーホールディングス」の日足チャートです。
セイコーホールディングは、セイコーグループの中心的会社で、
1881年、明治14年に服部金太郎が服部時計店を創業し、
中古時計を買い取り修繕して売り出す事業を開始したのが始まりです。
そして、明治25年に服部時計店の製造部門事業部として「精工舎」を設立し、
国産クロックの製造を開始し、精工舎で製造した国産クロックの販売を
服部時計店で始めました。
日本で最初のラジオCM、テレビCMを行ったのが当時の精工舎でした。
では、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第1ステージとなっています。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、帯に傾きが出て間隔が広がり始めています。
上昇期のトレンドが継続するかどうかに注目しながら、
短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
チャートの注目ポイント
2019年3月期は半導体事業の切り離しが影響して
売上高は前期の2685億円から2500億円と減収予想となっています。
本業の腕時計事業は独立ブランド化した高級品「グランドセイコー」がけん引しており、
米国など海外の事業も堅調に推移しています。
固定費削減や業務効率化を徹底するが
事業再編の影響を補いきれず最終減益となります。
年間配当は実質据え置きとなるので、配当性向は上昇します。
20年3月期も時計販売は続伸する予想となっており、
中長期的成長が期待できるといった市場関係者の見方もあるようです。
こういった思惑などから株価が切り返していると思われます。
「常に時代の一歩先を行く」という創業者の思いを引き継ぎ、
セイコーの挑戦は続きますので注目していきましょう。
このチャートをどう見るか?
正確に時を刻む時計メーカーだからでしょうか。
チャートも正確で綺麗なチャートを形成していますね。
正確とは言いすぎかもしれませんが、チャートは本当に綺麗ですね。
ただ、実際のトレードにおいては、200日EMAを挟んでの動きになっており、
もし、もみ合い放れのトレード戦略を取っていれば上手くいかないパターンですよね。
これをトレンド転換の早仕掛けで対応していれば、
それなりに上手く立ち回れていたチャートですね。
トレードにおいてトレンドが発生しているところは獲りやすいのですが、
もみ合い相場は苦戦し易いところです。
帯を挟んでのもみ合い相場や、
今回のように200日EMAを挟んでのもみ合い相場というのは、
ケースとしてよくあります。
このもみ合い相場をどう攻略するかが
トレーダーとして勝率やRR比率に大きく影響してきます。
そこで【大循環MACD】を使うことで一歩早いトレードが可能になります。
移動平均線大循環分析と同時に小次郎講師の【大循環MACD】も一緒に分析してみてみましょう。