皆さんこんにちは。
「2月は逃げる」といいますが、気が付けばもう月末ですよね。
しかも、2月だけは閏年以外は28日で終わりますので、早く感じるのは当然ですよね。
なぜ2月だけが28日で、他の月が30日か31日なのでしょう。
それは、2000年以上も前にローマで作られた暦が関係しています。
当時のローマの暦は3月が1年の始まりで2月が1年の最後の年だったようです。
そして、当時は「偶数が不吉」ということで、
月の日数が29日と31日の交互にきていたようです。
そして、1年の最後の2月で帳尻を合わすために2月が28日となりました。
その後、暦は何度か変わっていったのですが、
2月だけは最初の流れが現在まで続いたため28日のままとなったようです。
暦の歴史にも色々と流れがあるのですね。
さて、その2月が終わり3月になると我々の生活に密接した食料品などを、
値上げすると各企業が公表しています。
アイスクリームの「ガリガリ君」や「コカ・コーラ」、
「即席めん」なども値上げの対象として公表されています。
企業の値上げが上手くいく企業とそうでない企業の差が大きく出てくるかもしれません。
今週の注目チャートは、その値上げとうまく付き合いながら
業績を伸ばしている企業を見ていこうと思います。
では、まずはチャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
(出所:Trading Viewによるオリエンタルランド 週足チャート)
「4661 オリエンタルランド」 2月27日現在
上記のチャートは、「オリエンタルランド」の週足チャートになります。
オリエンタルランドは東京ディズニーランド、東京ディズニーシーなどの
東京ディズニーリゾートを運営する事業持株会社です。
米国のウォルト・ディズニー・カンパニー(DIS)とフランチャイズ契約を結んで
運営に特快している会社です。
会社自体は京成電鉄の持分法適用関連会社となっており、
千葉県も株主となっています。
では、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第1ステージとなっています。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、帯に傾きが出て間隔が広がり始めています。
高値更新するかどうかに注目しながら、
短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
チャートの注目ポイント
オリエンタルランドの株価は昨年の最高値の更新に挑戦しているようです。
要因はシンプルで「夢の国」といわれる東京ディズニーリゾートの運営が絶好調だからです。
ディズニーの徹底した世界観の構築により、
感動する非日常体験をした顧客がリピーターとなり、
新規も含めた物凄い集客力により業績を伸ばし続けてきました。
「また行きたい」という感情が入場料の値上げによる損得勘定を上回っているために、
度重なる値上げが逆境とならずに業績を上げているのでしょう。
2018年度3月決算は売上高が最高となりましたが、
最終損益は2017年度を上回ることは出来ませんでした。
2019年度決算も売上高は過去最高を更新しそうですが、
最終利益は前年度も下回る予想となっています。
業績の好調が維持されるようであれば、
株価も最高値更新に挑戦する可能性は十分ありますので、
オリエンタルランドの業績と共にディズニーリゾートの動向にも注目していきましょう。
このチャートをどう見るか?
オリエンタルランドのチャートを移動平均線大循環分析で見ると、
昨年は最高値を更新してから調整が入り第3ステージまで反落しました。
そこから切り返してステージの「1→2→3→2→1の押し目買い」パターンから
再び最高値更新に向けた動きになってきています。
昨年の年末の下げは価格とMACDのダイバージェンスが上手く機能しました。
MACDのダイバージェンスの時には、
ダイバージェンスが上手く機能するか否かという点と、
上手く機能した時は、その後のトレンドの変化に注目します。
ダイバージェンスが上手く機能して一時的に価格が反転したときに、
そのままトレンド転換しないケースがあります。
その時は、トレンドがまだ生きていることを示唆していますので注意が必要です。
現状の仮説としては、チャートの形状からダブルトップになって下落。
高値更新からV計算値やN計算値が意識されて大相場に発展。
ここからどうなるかは「神のみぞ知る」ところではありますが、
トレンドはまだ生きていることを意識して見ていきましょう。