皆さんこんにちは。
ここ最近は寒暖差が非常に大きく体調管理が難しい日々が続いています。
しかも、急激に気温が上昇し始めたことで、花粉が大量に飛び始めているようですね。
花粉症を患っている方々にとっては、嫌な季節到来といった感じでしょうか。
今や、日本人の4人に1人が花粉症です。
また、今まで全く縁のなかった方も、ある日突然発症するのが花粉症ですので、
自分には関係がないと高をくくらずに花粉の吸入を増やさないようにしておきましょう。
花粉症の主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみとなっています。
これらの症状を、一般的に花粉症の4大症状というそうですね。
天気が晴れて暖かく、風が強い日は花粉の大量飛散に注意が必要です。
今年の花粉量は昨年よりは少ないそうですが、薬の処方など早めの対策が必要です。
そして、医師が一番お勧めする「花粉症予防・対策」はやはり、「マスク」だそうです。
「マスク」は金額的負担が少ない割に「花粉が体内に侵入することを防ぐ」
「保湿効果がある」などのメリットも多いので、
最も有効な花粉予防・対策であるといわれています。
今週の注目チャートは、そのマスクに関連する企業を見ていこうと思います。
では、まずはチャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
(出所:Trading Viewによる富士紡ホールディングスの日足チャート)
「3104 富士紡ホールディングス」 2月21日現在
上記のチャートは、「富士紡ホールディングス」の日足チャートになります。
1896年(明治29年)に創業された富士紡績株式会社が前身で、
2005年に持株会社として現社名に改称しました。
マスクはもちろんのこと、紡績業、化学工業などの事業を行う傘下企業の管理を行う持株会社です。
では、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第1ステージとなっています。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、下降帯から上昇帯に移行し、トレンド転換となってきました。
上昇期が継続するかどうかに注目しながら、
短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
チャートの注目ポイント
富士紡ホールディングスは精密加工研磨材が利益の柱となっており、
化学工業品も成長しています。
繊維部門はマスクのイメージもありますが、
やはり、男性下着の「B・V・D」ブランドが有名ですね。
その富士紡ホールディングスの決算内容を見ると、
19年3月期第3四半期累計(4月~12月)の連結経常利益は前年同期比7.8%減の32億円に減少、
通期計画の44億円に対する進捗率は72.8%にとどまり、5年平均の83.6%も下回りました。
直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比5.0%増の13.5億円に伸びましたが、
売上営業利益率は前年同期の13.4%から2.7%に低下しました。
今期の通期予想の最終利益は昨年の29.08億から29億へと減益予想となっており、
各証券会社から発表された目標価格それぞれ引き下げられています。
チャートは移動平均線大循環分析では第1ステージに移行し上昇していますが、
各証券会社の予想通りの動きとなるか注目していきましょう。
このチャートをどう見るか?
昨年2月に4480円の高値を付けてから年末の2343円まで下がり続けました。
実に50%近い下落率となりました。
株価が半値になるほどの下落ですので、高値掴みをされた方にとっては厳しい下げとなったわけです。
逆に、ポジションを持っていない方からすれば、
昨年の高値から半値で買えるという値位置まで下がってから切り返しています。
チャートを見ると大きな3段下げになっているように見えます。
昨年末の2343円の安値が底値となるのであれば、
上昇帯に傾きが出て間隔が広がり200日EMAに挑戦するでしょう。
そして、そのまま200日EMAを超えていくでしょう。
一方、各社が目標価格を引き下げたように戻り売りの流れが継続するのであれば、
上昇帯に移行していますが逆行して下降帯に戻るか、
ある程度上昇しても200日EMAの抵抗を受けるでしょう。
今年に入ってからは3本のMACDが右肩上がりになっていますので、
一先ずトレンド転換が意識されるところです。
移動平均線大循環分析では、第1ステージで3本の移動平均線が右肩上がり、
大循環MACDを使うのであれば、第6ステージでMACD3本が右肩上がりのところが
エントリーポイントになります。
ここからは帯の傾きと間隔を意識しながら見ていきましょう。