皆さんこんにちは。
今月21日の満月はご覧になられましたか。
今回は「スーパームーン」といい、
月が普段よりも地球に接近することで、より大きく見えましたね。
さらに今回は「ブラッドムーン」ともいいまして、
皆既月食だったことで、月が血のように赤く見えたのです。
太陽と地球と月の並びが一直線になることで
「皆既月食」や「皆既日食」が発生します。
特に今回はその地理的な関係で、日本よりもアメリカでより綺麗に観測できたようです。
そして、米国では1月の満月を「ウルフムーン」と呼ぶそうで、
今回の「スーパームーン」を米国では
「スーパーブラッドウルフムーン」と呼んでいたそうです。
何とも凄いネーミングですね。
日本では来月の20日にも「スーパームーン」となっていますので
日頃の月と比較して観測してみてはいかがでしょうか。
今週の注目チャートは、昨年ほぼ1年間下がり続けていた銘柄を選びました。
暗い状況下で太陽とまではいかなくても、満月のような明るさはあるのでしょうか。
では、そのチャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
「上海総合指数」日足 1月24日現在
上記のチャートは、「上海総合指数」の日足チャートになります。
中国の上海証券取引所が算出・公表しており、
人民元建てA株(上海A株)と外貨建てB株(上海B株)の
すべてで構成する株価指数になります。
一般的に上海総合指数は、中国本土の株式市場の上場銘柄の値動きを示す
代表的なインデックスとして世界中で注目されております。
では、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第6ステージとなっています。
第6ステージは移動平均線大循環分析においては上昇相場の入り口です。
小次郎講師流に見れば、下降帯の傾きが無くなってきていますので、
上昇帯に移行するかどうかが注目となります。
現状では、短期移動平均線が下降帯を上抜けています。
短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
チャートの注目ポイント
2019年がスタートして直ぐの1月3日、
アップルショックによりドル円が109円台から104円台へ急落しました。
その直後に一気に107円台まで回復したことから様々な憶測が飛びましたが、
アップルが1月2日に発表した2018年10~12月期売上高の
下方修正が要因とされています。
その背景には米中貿易摩擦による中国景気の減速が挙げられます。
そして、今月21日には中国の2018年第4四半期(10月~12月)
GDP(国内総生産)成長率が発表されました。
結果は前年同時期と比べてプラス6.4%にとどまり、
昨年の第3四半期(6.5%)から0.1%減速しました。
昨年1年間のGDPは6.6%となり、これは天安門事件によって景気が減速した
1990年以来、実に28年ぶりの低水準です。
チャートも中国の景気減速を示唆するかのような綺麗なダウントレンドとなっています。
米中の貿易交渉の期限は3月1日となっており、
交渉が進展するか、はたまた交渉決裂となるかは未定ですが、
間違いなくこの交渉結果が今後の相場展開のカギを握っていますので、
米中の動向を慎重に見守っていきましょう。
このチャートをどう見るか?
昨年1月に天井を打ってからは、一度も上昇帯になることなく下降相場を形成してきました。
そのうち第6ステージまで移行したのが3回。
ですが、3回ともステージの「4→5→6→5→4の戻り売り」のパターンとなりました。
今回で4回目の第6ステージから第1ステージ挑戦ということになります。
このまま順行となり第1ステージに移行するのでしょうか。
このチャートのポイントは、ずばりMACDにあると見ています。
大循環MACDを見ると、昨年7月にチャート掲載期間で一番大きく下がり、
その後の10月の安値更新ではダイバージェンスとなりました。
しかし、そのダイバージェンスは結果ダマシで終わることに。
そして、今回も年明けに安値更新となり、
価格とMACDの関係が2度目のダイバージェンスとなりました。
MACDのダイバージェンスはあくまでも「変化の予兆」ですので、
ダイバージェンス=相場の転換と捉えるのは間違いです。
ただし、予兆が2度、3度と続くと信憑性は高まってきます。
今回もダマシとなるかもしれませんが、
それでも変化の予兆が続いているだけに、チャートの推移にも注目していきましょう。
(※ダイバージェンスとは下降トレンドの時においては、
価格が安値更新するもMACDオシレーターの底が安値を切り上げている状態。
上昇トレンドの時はこの逆。)