皆さんこんにちは。
「ウサギ」に「団子」にといえば、もうお分かりですよね。
今月24日は「中秋の名月」でした。
今年は24日が「十五夜」となり、
満月が25日となっていました。
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疑問が幾つか出てきましたか。
元々「十五夜」とは旧暦の8月15日の満月の事だったようですね。
旧暦の十五夜を新暦に置き換えて、9月15日と思っている方も多いようです。
実際は、月の満ち欠けを基準にしていた旧暦と、
太陽の動きを基準にしている現在の暦にはズレが生じており、
毎年9月中旬~10月上旬の間に旧暦の8月15日がやってきます。
因みに来年は9月13日だそうです。
細かなことはさておき、綺麗なお月様を見ながら、
暫し浮世の事を忘れるのもたまにはいいじゃありませんか。
今週は大きな満月のように育てってきた銘柄の
チャートを見ていこうと思います。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
ダウ工業株30種平均 日足 9月26日現在
上記のチャートは、「ダウ工業株30種平均」の日足チャートになります。
今年の3月以来の登場となりますが、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出するアメリカを代表する株価指数であり、また、世界をも代表する株価指数です。
ご存知のように「ダウ工業株30種平均」の構成銘柄は時代に合わせて30銘柄の入れ替えをおこないますので、他の株価指数よりも上昇しやすいといわれています。
ではチャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第1ステージとなっています。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期となります。
小次郎講師流に見れば、帯に傾きが出て間隔が広がっていますので、トレンドに勢いがあるのが分かります。
短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
チャートの注目ポイント
ダウ工業株30種平均が史上最高値を更新し
26,616.71ドルをつけたのが1月26日でした。
そこから失速が始まり、2月6日には史上最大の下落幅を記録しました。
下落幅がマイナス1,175ドル、下落率はマイナス4.60%でした。
当時はリーマンショックの再来がきたかのような騒ぎになりましたが、
そこから5カ月間程もみ合い相場になりまして、
7月には遂にもみ合い相場を上に抜けてきたような動きになりました。
もみ合い相場は「放れに付け」という相場格言があります。
個人投資家の方に多いのが、もみ合い相場の間に値ごろ感が生まれ、
もみ合いの上限に価格がくると、高いと感じて売る方が増加する傾向があるようです。
しかも、それはもみ合い期間が長くなればなる程、その傾向が強くなるようです。
移動平均線大循環分析で見ると、第1ステージを維持してトレンドに勢いがある状態ですので、
素直に相場の流れを見ていきましょう。
チャート分析においては、揉みあい期間が長くなればなるほど
その後のトレンドは大きくなり易い傾向がありますので、
その点に注目してチャートを見ていきましょう。
このチャートをどう見るか?
今回、ダウ工業株30種平均は約8カ月ぶりの史上最高値更新となりました。
今回は米中貿易摩擦が激化するなかでの更新となりました。
その背景には、好調な経済指標や企業業績が挙げられます。
米調査会社ファクトセットの報告によると、
米国の主要企業500社の18年7~9月期の業績について、
前年同期と比べて売上高が7%余り、
最終利益が約20%それぞれ増加すると予測しています。
ニュースでは貿易摩擦が騒がれていますが、
企業業績に対しての影響が限定されることと、
米国が24日に発動した中国製品2,000億ドルへの関税が当初予想された25%でなく、
10%と低かったことも投資家の不安心理が和らぐ要因となりました。
今後も米経済指標や企業業績の好調が続けば高値更新が暫く続くことも考えられます。
トランプ大統領の発言や行動により、
マーケットが揺さぶられることが多くなってきていますが、
ファンダメンタルズに惑わされないように
チャートのステージをしっかりと見ていきましょう。