注目チャート7|米国株「アップル」

皆さん、熱中症対策はされていますか。
梅雨前線の北上が遅れ、涼しい初夏でしたが、徐々に本来の夏らしい厳しい暑さとなっています。
水分補給はこまめに行いましょうね。
今週の「S」の気になるチャートとして、「世界一」という言葉をキーワードにしてみました。
下のチャートがどのようなチャートか見てすぐにわかる人は素晴らしいと思います。皆さんわかりますでしょうか。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


アップル 日足チャート       7月12日現在

アップルはあのスティーブ・ジョブズが共同経営として自宅で立ち上げ、
シリコンバレーを代表する会社として大成功を収めた、今や世界で一番の時価総額を誇る企業となっています。
スティーブ・ジョブズの人生はまさに波乱万丈で、一度創業したアップルを放れ、そして、カムバックした話は有名ですよね。
「アップル」というコンピューターから始まり「マッキントッシュ」、「アイパッド」、スマートフォンの「アイフォン」など
世界中で愛用されている製品やソフトなどのインターネット関連を幅広く手掛ける多国籍企業です。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK

現在のステージはステージ4となっています。
ステージ4は移動平均線大循環分析では下降期となります。
今年前半の株高をけん引していたのがアップルなどのハイテク関連株ではありますが、ここにきて、上昇期から下降期へ移行してきています。
昨年末のように、深い押し目となり、再度、大きな上昇を見せるかもしれませんが、現状がステージ4の下降期となっていることが重要であると見ています。
短期移動平均線が上向きとなっており、帯の関係を確りと見るのが移動平均線大循環分析の見方です。
ここからの動きを確りと「CHECK」していきましょう。

ズバリ!注目点

米国の株価を史上最高値へと導き、幾度も最高値を更新するけん引役になっていたのがナスダック市場のハイテク株です。
そのハイテク株でもそうですが、世界で一番の時価総額を有するアップルの株価が下降期となってきています。
米国の株式市場が転換点を迎えてきたのか、それとも、一時的な調整局面で終わり、再び、最高値を更新するような動きを見せるのでしょうか。
今後の米国市場を占う意味でも、アップルの動向から目が離せませんね。
アップルの株価を見るには、やはり、スマートフォンの「アイフォン」などの売れ行きに注目するのも良さそうですね。

「S」の目線

株式市場の世界は循環物色の流れがありますよね。
景気が回復してくるときには、人気のある銘柄や話題性の高いものや景気に敏感な銘柄が買われやすく、
その後、順次、セクターが入れ替わり買われていく傾向があります。
今回の「アップル」の株価が下降期に移行したことは、一過性かもしれませんが、場合によっては、大きな時代の転換点となり変革期となるかもしれません。
小さな変化に気づき、対応、順応できるように確りと準備をしておかないとマーケットでは生き残れません。
「S」の目線は、「アップル」の変化がナスダック市場の変化につながるのか、米株式市場、世界景気に影響が出るのかどうかに目線を向けています。

 

(ライター「S」)

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