注目チャート63|大塚家具

皆さんこんにちは。

夏といえば、祭りに花火にと楽しいイベントが沢山ありますね。
また、夏といえば高校野球だという方も多いのではないでしょうか。
今年は記念すべき100回大会ということで、
8月5日から阪神甲子園球場で熱戦が繰り広げられています。
今回は「甲子園レジェンド始球式」ということで、
5日には巨人、ニューヨークヤンキースで活躍した
松井秀喜氏が始球式を行いました。
しかも、開幕戦が松井氏の出身校の星稜高校というサプライズ付きでしたね。
大会最終日まで過去のレジェンドが始球式を行いますので、
そちらも楽しみにされてみてはいかがでしょう。

高校野球はプロ野球と違いトーナメント制ですので、
優勝候補が早い段階で敗退したり予想外のチーム勝ちあがってきたりと
毎年様々なドラマを見せてくれます。
そのような勝負の世界を見ていると、
「捨てる神あれば拾う神あり」だなと思うことがよくあります。

相場の世界でも同じことが言えるのですが、
今週の気になるチャートは、正にそのようになるのかどうかに注目している
あの銘柄を見ていこうと思います。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)

大塚家具 週足    8月8日現在

上記のチャートは、「大塚家具」の週足チャートです。
桐箪笥職人であった父から独立し大塚勝久氏が1969年(昭和44年)に創業した
家具小売業の株式会社です。
東証JASDAQに上場しており、「IDC大塚家具」の名称で
会員制の家具販売を行っていましたので、
購入されたことのある方も多いのではないでしょうか。
創業者の大塚勝久氏と娘の久美子氏の間で起きた
「お家騒動」は一時期メディアで大きく取り上げられました。
では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第4ステージとなっています。
第4ステージは移動平均線大循環分析においては下降期です。
小次郎講師流に見れば、帯に傾きが出て間隔が広がっていますので、
トレンドに勢いがあるのが分かります。
短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

チャートの注目ポイント

大塚家具の業績は2001年に営業利益を75億円たたき出した時期がピークとなり、
その後は低迷が続き2009年には一転して赤字決算となりました。
そこで、2009年に父の勝久氏に代わり娘の久美子氏が社長に就任しました。
娘の久美子氏にバトンタッチしたことで業績が回復し赤字を脱却しました。

しかし高級路線を走った勝久氏に対し、
カジュアル路線を走った久美子氏は業績悪化を理由に社長を解任されました。
そこから家族を巻き込み、創業者一族同士による委任状争奪戦に発展。
「お家騒動」としてニュースなどで大々的に報道されました。

結果は久美子氏が社長に復帰し、勝久氏が会長を退任し大塚家具を去りました。
最初の期待感で株価は上昇しましたが、目ぼしい結果が上がらずに、
業績共々株価も下落の一途となっております。
今年に入っても安定下降を続けており、
チャートに変化が出るかどうかが注目となります。

このチャートをどう見るか?

先月7月9日に340円まで下落していた株価が一先ず下げ止まってきています。
経営不振が続く大塚家具は自力での再建が困難な状況となり、
身売りへと舵を切っていると報道が出ました。

昨年11月に業務・資本提携契約を締結した、
貸し会議室など空き不動産を有効活用する
株式会社ティーケーピー(TKP)が増資を引き受け、
経営権を握る方向で最終調整に入っているようです。

取引銀行は家電量販大手ヨドバシカメラによる子会社化を提案しておりますが、
ヨドバシカメラはその提案を完全否定しましたので、
TKP一本に絞られそうです。
TKPと大塚家具が互いに相乗効果を生み出せるかが、
業績や株価の鍵を握っています。

移動平均線大循環分析で見ると、
日足チャートは第4ステージの下降期から第5ステージへと移行しています。
このまま第6ステージ、第1ステージの上昇期へと行くのか、
再度第4ステージの下降期に戻るのかを見ていきましょう。
ただ、週足チャートでは、ステージは全く変わっていないということを認識しておきましょう。



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