注目チャート62|日銀

皆さんこんにちは。

今年の異常気象は暑さだけでなく、
台風の進路さえ捻じ曲げてしまうような異常さが続いています。
今年のような異常気象の時は日頃の暑さを忘れて
天体ショーを楽しんでみてはいかがでしょうか。

今年の夏は火星が地球に大接近しており、
例年よりも赤く大きく見えます。
火星は地球よりも太陽から遠いため、太陽を一周するのに2年近くかかり、
会合といって2年2カ月に一度地球と火星が接近し、15年に一度その距離が最も接近します。
7月31日に一番接近しましたが、
8月前半くらいまでは大きく赤い火星を見ることができますので、
夏の夜空を見ながら赤くて大きな火星を探してみてください。

今週の気になるチャートは、1~2カ月に一度開催される日本の金融ショーが行われた銘柄を見ていこうと思います。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)

日本銀行 週足    8月1日現在

上記のチャートは、「日本銀行」の週足チャートです。

ご存知のように日銀(日本銀行)は日本国の中央銀行です。
代表者はもちろん、現日銀総裁の黒田東彦氏です。
資本金は1億円で、日本国政府から独立した法人とされるため、
そして「国有」という性質を回避するため、
公的資本と民間資本により存立します。
ゆえに、東証JASDAQにも上場しています。

ただ株式会社ではなく出資者としての扱いになりますので、
株券ではなく出資証券としての上場です。
株券は電子化されましたが日銀は出資証券であるため、電子化の対象外で現物が存在するとのことです。

では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第1ステージとなっています。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、短期移動平均線が下向きになっていますので、
短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

チャートの注目ポイント

7月31日に、日銀は金融政策決定会合を開催しました。
短期金利をマイナス0.1%、長期金利を0%程度とする現行の政策金利は据え置かれました。
ただし、0%程度に誘導している長期金利を柔軟に調節することを決定し、
変動幅を広げ、事実上の金利上昇を容認する内容でした。

政策の修正は現行の長短金利操作を導入した2016年9月以来となり、
約1年10カ月ぶりのことです。
発表時間が12時台から13時台になったのも同様に約1年10カ月ぶりでした。
発表時間が遅かったためにマーケットの動きが思惑売買でざわついていましたね。

日銀は売買高も少なく、推奨はできませんが
量的緩和の継続と共に価格が下落しているのが分かります。
これは日銀の財務悪化が懸念されていると推測されます。

ところが、今年に入ってからその動きに変化が現れ
移動平均線大循環分析において下降期から上昇期へと移行しました。
そこには、量的緩和の修正や、方針転換などの思惑が働いたからかもしれません。
今回の金利上昇容認を先取りしたような動きでしたので、
日銀の金融政策の動向を知るヒントとして
日本銀行の価格も注目ポイントになるかもしれません。

このチャートをどう見るか?

上記の日本銀行の価格に、日本の10年債利回りを黒色の折れ線で重ねてみました。
チャートで見る限り日本銀行と日本の10年国債の利回りは相関が高いことがよくわかります。
今回の会合での「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」によると、
2018度の物価上昇率見通しは引き下げられ、
物価上昇率2%達成予想時期が2020年度以降への後ずれが確実になりました。
金利の上昇容認により日本の10年債利回りは確りとした動きになってきています。
相関性の高さから考慮すると日本銀行の価格もこの流れに追随するのか、
それとも、量的緩和の継続により再び金利が低下してくるのかを確りと見ていきましょう。

日銀の金融政策や10年債利回りの推移は、株式市場や為替市場に大きく影響しますので、
普段売買している個別株や為替だけでなく、たまには日本銀行の価格も覗いてみてもよいのではないでしょうか。

最後に繰り返しになりますが、日銀は売買高も少なく、
ネット証券では売買自体ができないところもあるようですので、
推奨銘柄ではございません。ご理解の程よろしくお願い致します。



公式インジケーターを利用する



小次郎講師と投資を学ぶ