注目チャート52|高スワップの甘い誘惑「トルコリラ」

皆さんこんにちは。

アメリカのハワイ島、キラウエア火山の噴火が続いています。
5月3日に噴火し17日には爆発的な噴火が発生するなど、活発な活動が続いているようです。
大きな地震や火山の噴火が発生すると、様々な考察が出てきますが、その一つに太陽黒点の話題も出てきます。
太陽黒点とは太陽の表面に出来る黒い斑点のことで、太陽の磁場活動が活発化すると黒点が増えるそうで、ここ数年は逆に減少傾向となっており太陽黒点の減少は太陽活動の低下を示しているそうです。

やはり、太陽系惑星である地球は太陽活動の影響を大きく受けますので、もしかしたら、太陽黒点の増減と地震や火山の噴火などは影響があるのかもしれません。
アノマリー(はっきりとした理論や法則があるわけではありませんが、当たるかもしれないといった経験則のこと)では、太陽黒点の数と相場は相関性が高いという見解を出す意見もあるようですので、確認してみてもよいかもしれませんね。

今週の気になるチャートは、アノマリーや値頃感が全く通じないのか?と感じてしまう銘柄を見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)

トルコリラ円 週足    5月22日現在

上記のチャートは、「トルコリラ円」の週足チャートです。
南アフリカのランド、メキシコのペソと合わせて“新興国通貨三銃士“とも言われる高スワップ通貨のひとつです。
くりっく365でも取り扱われているので、もしかすれば、取引されている方も多いかもしれませんね。
天井があれば底もあるのが相場ですが・・・
下落を続ける「トルコリラ」
では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第4ステージとなっています。
第4ステージは移動平均線大循環分析においては下降期となります。
小次郎講師流に見れば、帯が傾きを持って間隔が広がっていますので、トレンドに勢いがあるのが分かります。
昨年、下降帯を価格が抜けて流れが変わりそうになりましたが、帯の抵抗を受けて再び下落トレンドが続いています。
更にトレンドに勢いが出てくるのか、それとも下落トレンドが終わりを見せてくるのかに注目で、短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

チャートの注目ポイント

2014年には反発を見せていましたが、2014年12月に54円を付けてからは、ここまでほぼ一本調子といってよいくらいの下落となっています。
くりっく365でも高スワップを目当てに沢山の個人投資家が参戦したようですが、多くは撃沈させられているようです。
昨今も高スワップだから持ち続けていれば、スワップポイントで十分値下がり損をカバーできるとして、推奨銘柄として挙げられているようです。
ところが、実際はトルコのエルドアン大統領の強権政治に対する国民の不安も高まってきており、
10%を超える高インフレと通貨安に対して金融緩和を行っているという経済学を無視した政策が嫌気され下げ止まらないのが実情です。
高スワップという誘惑に負けずチャートが下げ止まるまでは、参戦を見送るのも相場です。

このチャートをどう見るか?

トルコはEU加盟を目指してはいるものの、EU諸国がキリスト教なのに対して、イスラム教徒の国で、更に宗派の違いなどから周辺国との関係も非常に複雑です。
今回の米国のイラン核合意離脱により、周辺国の関係は更に複雑さを増しているようです。
そこに、2019年11月に予定されていたトルコの大統領選・議会選が前倒しされ、今年の6月24日に実施されることとなりました。

前回の国民投票ではエルドアン派が勝利しましたが、国内のインフレや通貨安、さらにはエルドアン大統領の強権政治に対する不満が募っています。
世論調査結果ではエルドアン大統領の支持率が45%を切ったそうで、残り1か月の動向次第ではエルドアン大統領が敗北する可能性も考えられます。
チャート的には計算値としては20円を割ったとしても全く不思議ではありません。
割るかどうかは分かりませんが、イラン問題や選挙関連のニュースには敏感になっておく必要がありそうです。

これだけ、大きく下落した相場ですから、一度底打ちすれば、それなりの反発を見せますので、日足ベースでの底打ち確認をしてからでも十分間に合います。
相場格言で「落ちてくるナイフは掴むな」といいます。
どんなに魅力的な銘柄であっても、底を打ったのを確認してから投資を行うべきだという格言です。
底打ちを確認していきましょう。



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