注目チャート43|ダウ工業株30種平均

皆さんこんにちは。

日本気象株式会社というところから、北海道から鹿児島までの桜の名所及び各都市のソメイヨシノの開花日・満開日予想が更新され、開花時期は平年より早く、特に関東甲信地方や東海・近畿地方では平年よりかなり早くなるそうです。
高知県気象台は19日に、高知市の桜が全国で最も早く満開になったと発表しました。
気象庁によると、1953年に統計を取り始めてから全国での観測史上最も早い満開だそうです。

個人的には花粉の到来により鼻が春を感じ、桜の開花で目が春を感じるといったところです。
寒い冬がやっと終わり暖かい春に移行してきましたので、この春を謳歌したいものですね。

今週の「S」の気になるチャートは、春に向かうのか、冬に逆戻りするのかと一進一退の動きを見せているチャートを取り上げようと思います。
では、その銘柄を見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)

ダウ工業株30種平均 日足チャート    3月20日現在

上記のチャートは、「ダウ工業株30種平均」の日足チャートです。
以前にも紹介しましたが、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出するアメリカを代表する株価指数であり、また、世界をも代表する株価指数です。
ご存知のように「ダウ工業株30種平均」の構成銘柄は時代に合わせて30銘柄の入れ替えをおこないますので、他の株価指数よりも上昇しやすいといわれていますよね。
では、チャートを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第4ステージとなっています。
第4ステージは移動平均線大循環分析においては下降期となります。
小次郎講師流に見れば、下降帯に傾きが出て間隔が広がってくれば、下降トレンドに勢いが出てきます。
短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

ズバリ!注目点

米国の四半期GDPの結果を受けて史上最高値を更新したのが、今年の1月26日でした。
GDPの結果自体は悪い結果でしたので、マーケットの捉え方がポジティブだったこともありますが、史上最高値を更新した反動から下がり始めていました。
そして、2月の米雇用統計を経て1000ドルを超える下落となり、この時の下落では1日の最大下落幅が史上最大となりました。
2月9日には一先ず目先の安値を付けて切り返しており、現在三角保ち合いの形状になっているのが分かります。
ファンダメンタルズを見ても強弱材料が交錯しているのが分かります。
米国の経済指標は好調を維持していますが、トランプ政権の中国に対する関税問題や北朝鮮問題、要職者の相次ぐ辞任、解任による保護主義への傾倒や政権運営懸念などが売り材料となって株式市場の足を引っ張っています。
どちらの材料が強いかはチャートに変化として現れますので、その変化に注目していきましょう。

「S」の目線

高値と高値を結んだ線を上値抵抗線、安値と安値を結んだ線を下値支持線といいます。
その上値抵抗線と下値支持線の形が三角形になる場合を三角保ち合いとか、ペナントという言い方をします。
その形状は中段保ち合いのパターンとなりますので、三角保ち合いを形成する前の波動を継承しますので、今回であれば上昇の波動となります。
ただし、直近の下落により、下値支持線の形が綺麗ではありませんので、下落が続く調整継続ということも考慮しておくべきでしょう。
保ち合いになっている場合は、必ずどちらかに抜けてきますので、抜けてきた方にトレンドフォローで対応していきましょう。トレンドフォローとは、流れに着いていくという意味ですので、上がり始めたら「買い」下がり始めたら「売り」で対応する方法です。
通常トライアングルの頂点(上値抵抗線と下値支持線が交差する点)までの4分の3までにどちらかに抜けることが多いようですので、時間軸で見ればそろそろです。
どちらに抜けても対応出来るように目線をフラットにしてここからの動きを見ていきましょう。

(ライター「S」)

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