皆さんこんにちは。
北陸や東北地方では大雪で交通に甚大な影響が出ており、福井県では37年ぶりの大雪で除雪が間に合わないといった状況のようです。
現在開催中の韓国、平昌のオリンピック会場も気温の低下や強風が選手の成績に大きく影響を与えているようですね。
それにしても、スキージャンプの高梨選手の銅メダルや、スピードスケートの高木選手の銀メダルには皆さんも感動されたのではないでしょうか。
フィギュアスケートの羽生選手は今週末に登場予定ですので応援していきましょう。
気が早いかもしれませんが、平昌オリンピックの次は2022年に中国の北京での開催となります。
今週の「S」の気になるチャートは、その中国市場の銘柄を取り上げます。では、チャートがどうなっているか見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
上海総合指数 週足チャート 2月14日現在
上記のチャートは、「上海総合指数」の週足チャートになります。
これは中華人民共和国の上海にある上海証券取引所が算出・公表している、人民元建てA株(上海A株)と外貨建てB株(上海B株)の両方に連動する日中価格パフォーマンスを表す株価指数になります。
一般的に上海総合指数は、中国本土の株式市場の上場銘柄の値動きを示す代表的なインデックスとして世界中で注目されております。
では、チャートを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第3ステージとなっています。
第3ステージは移動平均線大循環分析においては下降期の入り口となります。
小次郎講師流に見れば、短期移動平均線が帯を下抜けましたので、上昇帯が下降帯に変わるかどうかがポイントになりそうです。
中期移動平均線と長期移動平均線の関係を「CHECK」していきましょう。
ズバリ!注目点
上海総合指数は2015年にチャイナショックの影響で大暴落となりました。
2016年に底打ちしてからは緩やかに2年ほど上昇していました。
ところが、米国の株価下落の影響を受けて上海総合指数も失速して下落してきました。赤色の線を入れましたが、週足ベースで下値支持線を割ってきているのが分かります。
また、日足ベースでも長期における強気と弱気の分岐点といわれる200日移動平均線を下回ってきています。
週足ベースで第4ステージの下降期となるのか、それとも踏ん張ってトレンドラインを再度超えてくるのかに注目していきましょう。
「S」の目線
中国の株式市場は欧米の株式市場と違い機関投資家よりも個人投資家の比率が高いこともあり、変動が激しくなる傾向にあります。
その結果、今回のような下落の流れに繋がったという側面もあるようです。
とはいえ、今や世界第二位の経済規模を持つまでに成長した中国の株式市場の下落というインパクトは、世界の株式市場にとっては無視できない存在です。
上海総合指数が続落となれば、海外の投資家心理の冷や水になる可能性が出てきます。
中国は15日から春節(旧正月)を迎え、市場は21日まで休場となります。
旧正月には、ボーナスを支払う企業が多く、お金や贈り物を送り合う習慣があるそうで、そのための換金売りも出ているという見方も市場関係者の間ではあるようです。
旧正月のニュースなどにも目線を向けながら、休場明けの上海市場の動向を確認しておきましょう。
(ライター「S」)