注目チャート34|ドル・円

皆さんこんにちは。

成人式、大学センター試験が終わり、日々寒さが厳しくなってきています。
年々防寒対策には気を使う年齢となり、ユニクロの「ヒートテック」を着て寒さと闘っています。皆さんは防寒対策をどうされているのでしょうか。
昨年から流行しているインフルエンザが再び猛威を振るっているようですので、十分ご注意ください。
昨年は「仮想通貨元年」などと言われて、ビットコインを始め大きく上昇しました。反対にFXが閑散としていたように感じたのは私だけでしょうか。

今週の「S」の気になるチャートは、FXをされている方のほとんどが取引されたことのある通貨を見ていこうと思います。
では、チャートがどうなっているか見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)

ドル円  週足チャート       1月17日現在

上記のチャートは、「ドル円」の週足チャートになります。
2008年からの「リーマンショック」の後遺症や民主党政権下における白川日銀総裁の金融政策などから強烈な円高相場が2011年に止まり、2012年の第二次安倍政権や黒川日銀総裁の金融緩和などにより、強烈な円安ドル高相場が2015年まで続きました。そこから、チャートを見ると大きな三角保ち合いを形成しています。
トレンドラインを入れてみるとその動きがよくわかります。
では、チャートの動きを確認してみましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第2ステージとなっています。第2ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期の終焉となります。小次郎講師流に見れば、帯が横ばいになっていますのでもみあい相場になっているのがわかります。もみあい相場は狙い澄まして取りたいところではありませんので、もみあい放れを待って、短期移動平均線と帯との関係を「CHECK」していきましょう。

ズバリ!注目点

上記のチャートを見てもわかるように、2017年のドル円相場はボラ(変動率)が小さい1年でした。
日経平均株価などの上昇と比較すると、投資妙味に欠ける値動きでしたので、FX投資家が他の通貨ペアや仮想通貨に走って行ったのも納得ができる動きだったということではないでしょうか。
では、2018年相場もボラ(変動率)の小さな年になるのでしょうか。
上値抵抗線と下値支持線にトレンドラインを引いてみました。
そうすると、値動きが収束してエネルギーが蓄積されているのが分かります。つまり、時間軸でもそろそろ上下どちらかに動き出す可能性があることを示唆しています。
上下のトレンドラインのどちらに抜けてくるかに注目してドル円相場を見ていきましょう。

「S」の目線

上記のチャートは週足チャートになりますので、2年近くもみあいをしていることになります。また、トレンドラインの形から「三角保ち合い」の形状のようです。
約2年のエネルギーが蓄積されている相場ですので、上下どちらかに抜けてくれば、大きな値動きになるパターンが多いのが保ち合い放れの相場です。上記の保ち合いを上昇相場の後の保ち合いと見るか、下落相場の後の保ち合いと見るかで、抜けてくる方向の予測が逆になります。
方向性を決めつけずに、抜けた方でトレンドが出てくれば、その波に乗るようにしましょう。
昨年大きな動きが無かったからといって、ドル円を注目リストから外すのではなく、大きな保ち合い相場を形成していることに目線を向けて、エネルギーが蓄積されている分だけ、抜ければ大きな相場になることが多いという意識で注目してチャートを見ていきましょう。

(ライター「S」)

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