皆さんこんにちは。
弥生3月になり、気温がジェットコースターの様相を呈しています。
3月19日の水曜日には、東京都内でもかなり雪が降り、真冬に舞い戻りました。
しかし、その翌週26日水曜日には、
東京では気温が25度を超える夏日となり、
春を飛ばして一気に夏を感じさせる気温になりました。
また、九州の宮崎県西都市では、最高気温が30度以上となり、
全国で今年初の真夏日になりました。
3月に国内で真夏日になるのは26年ぶりのことだそうです。
26年前というのは、1999年3月26日で、
場所は鹿児島県奄美市だったようですので、一気に緯度が高くなりました。
そして、気温が上昇してくると、桜の開花が楽しみになってきます。
気象庁は、3月24日の月曜日、東京の桜の開花を発表しました。
平年の開花日と同日で、昨年より5日早い観測のようです。
桜の開花は日本列島に本格的な春の訪れを教えてくれます。
卒業や入学、もしくは入社など、様々な出来事があるこの時期ですが、
素晴らしい新年度を迎えたいものですね。
今回は世界で活躍する企業について見ていこうと思います。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
もみ合い放れの流れを理解しよう! by masao_shindo on TradingView.com
※TradingView のチャートを使っています
上記のチャートは、「住友商事」の日足チャートです。
三菱商事、三井物産など、日本の5大商社の一つです。
戦前の住友には独立した商事部門がなく、
住友商事は、戦後発足した商事会社であることから
「遅れてきた商社」と呼ばれていた時代がありました。
1945年、昭和20年に、新たに商事部門への進出を図り、
また占領下の財閥商号禁止令の兼ね合いもあり社名を
日本建設産業株式会社と改称し、商事会社として発足したのが始まりです。
では、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第1ステージとなっています。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、上昇帯になっており、
短期移動平均線が右肩上がりになれば、上昇トレンドに勢いが出てきます。
ここから、帯に傾きが出て間隔が広がってくれば更にトレンドに勢いが出てきます。
ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
この企業の注目ポイント
昨年5月2日に発表された2024年3月期決算の内容を見ていきましょう。
売上高は前期の6兆8178億円から6兆9103億円と大幅に増加しました。
経常利益は前期の7231億円から5276億円となり、
前期の過去最高から比べると、減少しました。
最終利益も前期の5653億円から3863億円となり、
前期の過去最高から比べると、減少しました。
セグメント別で見ると、資源・化学品の落ち込みが大きく、
前期の2669億円から524億円となりました。
金属セクターも、1104億円から692億円へと減少しました。
一方で、輸送機・建機セクターは920億円から1480億円へと増加しました。
また、インフラも208億円から487億円と増加しました。
直近で見れば、2月4日に発表された2024年3月期の第3四半期累計決算を見てみましょう。
売上高は前期の5兆642億円から5兆3197億円となり、前年同期比でプラス5%となりました。
経常利益は前期の5027億円から5249億円となり、前年同期比でプラス4.4%となりました。
最終利益は前期の4041億円から4164億円となり、前年同期比でプラス3.1%となりました。
今期は輸送機・建機が減少し、
資源やエネルギートランスフォーメーションが増加していました。
営業資産の増加や円安の影響による増加などから、
総資産が1兆円増加し、12.1兆円に増加しました。
今後も資源価格やエネルギートランスフォーメーションの動向に注目してみていきましょう。
このチャートをどう見るか?
移動平均線大循環分析で解説していきましょう。
大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは日足なので、200本EMAは200日EMAとなります。
まずは、200日EMAの動きを見ていきましょう。
分かりやすいチャートは200日EMAが緩やかに右肩上がりだったり、右肩下がりだったりします。
この銘柄は2024年7月辺りまでは、200日EMAが右肩上がりになっており、
それまでは、分かりやすい銘柄だったことがわかります。
その後、200日EMAが緩やかに右肩下がりになっており、
価格はもみ合い相場になっていますので、難しい状況であることがわかります。
次に、直近の200日EMAと価格の関係を見てみましょう。
2025年になって価格が200日EMAの攻防になり、
その後、200日EMAがサポートとなってきているのが分かります。
最後に直近のステージを見ていきましょう。
価格が200日EMAを上抜けてからは上昇期である第1ステージとなっています。
帯がサポートとなれば、上昇トレンドが安定していきます。
現在、短期移動平均線が右肩下がりになっていますが、
帯を下抜ければ上昇期である第1ステージが終焉となります。
帯でサポートされて押し目買いとなるかどうかを見ていきましょう。