皆さんこんにちは。
オーストラリアで交流サイト(SNS)に関する法案が世界で初めて可決されました。
どういった内容かというと、16歳未満の交流サイト(SNS)利用を禁止するという法案です。
この政府によるSNS使用を制限する動きに対し、
IT大手各社や業界団体は「言論の自由の侵害」などと主張し、反発しています。
若年層の利用減に対する警戒があり、規制の輪が広がる事態に危機感がにじんでいます。
皆さんは、この法案に賛成でしょうか。
若年層はSNSを見るのではなく、もっと大事なものを学んでいくべきだという理念によって
法案は可決されましたが、SNS運営側は批判をしています。
インスタグラムやフェイスブックを運営する米IT大手メタは、豪州の法律を尊重するとした上で、
「業界が利用者の年齢に応じた対策を講じていることや、
若者の意見を適切に考慮せずに法案通過を急いだ」と懸念を表明しました。
また、X(旧ツイッター)を所有するイーロン・マスク氏は、
SNS禁止法案提出を伝えたアルバニージー豪首相のXの投稿に対し、
「すべての豪国民のインターネット接続を統制する」ことになりうると批判しました。
今後、各国に広がっていくのかどうか、注目していきましょう。
今回は石油を扱う企業について取り上げようと思います。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
三角持ち合いは「放れに付け」 by masao_shindo on TradingView.com
※TradingView のチャートを使っています
上記のチャートは、「INPEX」の日足チャートです。
国内外で石油・天然ガス等の権益を持つ大手石油開発企業で、
2021年4月1日より国際石油開発帝石株式会社から株式会社INPEXに社名を変更しました。
国際石油開発は、元々国策会社として設立されました。
そのため、石油公団が普通株36.06%と黄金株を保有していました。
石油公団が2005年(平成17年)4月1日に解散すると、
その株式は経済産業大臣が継承しました。
国際石油開発と帝国石油の経営統合による株式移転で、普通株式1株に対して1株、
甲種類株式(黄金株)1株に対し1株が経済産業大臣へ割り当てられています。
経済産業大臣と石油資源開発が主要株主という特殊な企業です。
まずは、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第4ステージとなっています。
第4ステージは移動平均線大循環分析においては下降期です。
小次郎講師流に見れば、下降帯ではありますが、
横ばい弱含みの展開になっているのがわかります。
短期移動平均線が帯に接近してきていますので、帯で抵抗となりトレンド継続となるのか、
それとも帯を上抜けてトレンド転換となるのかがポイントとなります。
ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
チャートの注目ポイント
今年の2月13日に発表された2023年12月度の決算発表を見ていきましょう。
まずは、売上高は前期の2兆3246億円から2兆1645億円となりマイナスとなりました。
営業利益は前期の1兆2464億円から1兆1141億円となりマイナスとなりました。
最終利益は前期の4610億円から3217億円となりすべてがマイナスとなりました。
次に、11月12日に発表された第3四半期累計の決算発表を見てみましょう。
売上高は前期が1兆6022億円だったのが、今期は1兆7475億円となり、
前年同期比で見るとプラス9.1%となりました。
営業利益は前期の8149億円から1兆180億円と、こちらもプラス24.9%となりました。
最終利益は前期の2662億円から2894億円となり、プラス8.7%となりました。
原油価格は大きな変化がありませんでしたが、
為替市場は大きくドル高円安に振れたことで利益が押し上げられました。
原油価格や為替の影響が大きい企業で、現在、ロシアとウクライナでは
戦争が続いており、原油価格に影響がでるのかどうかを注視していきましょう。
このチャートをどう見るか?
移動平均線大循環分析で解説していきましょう。
大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは日足なので、200本EMAは200日EMAとなります。
まずは、200日EMAの動きを見ていきましょう。
分かりやすいチャートは200日EMAがわかりやすく右肩上がりに、
もしくは、分かりやすく右肩下がりになります。
この銘柄は200日EMAが右肩上がりに推移してから、
その後右肩下がりになっており、
比較的大局的には分かりやすいチャートだということがわかります。
次に、200日EMAと帯の関係を見てみましょう。
2023年は200日EMAが右肩上がりになり、その上で上昇帯が継続しており、
買いでトレードしやすい動きになっています。
一時的に下降帯になりますが、2024年の前半は上昇帯になりました。
ここもトレードしやすい動きでした。
その後は下降帯になり200日EMAを下抜けていきました。
最後にステージの変化を見ていきましょう。
2024年の前半までは、上昇期である第1ステージが中心でしたが、
後半は下降期である第4ステージが中心になっています。
直近は、ステージが456の戻り売りの流れが続いています。
また、ローソク足の形状が三角持ち合いとなっています。
三角持ち合いとは、ローソク足の高値を結ぶ線、
安値を結ぶ線が三角形になるというパターンです。
このパターンは買い方と売り方が膠着しているときにできる形です。
よって、その後、上下どちらかに大きな動きが出てきます。
その動き出したほうにトレンドが発生する可能性が高いので、
どちらに抜けるかをしっかりと見ていきましょう。