皆さんこんにちは。
今、日米ともに野球が盛り上がっています。
日本では日本シリーズが行われ、米国ではワールドシリーズが開催されています。
その米国では、日本よりも一足早く米大リーグのワールドシリーズが、ニューヨークで行われ、
3勝1敗で迎えたドジャース(ナ・リーグ)が
ヤンキース(ア・リーグ)に7-6で勝利し、4年ぶり8度目の制覇を果たしました。
ドジャースの大谷翔平選手は、2戦前の試合で左肩を負傷しましたが、
「1番・指名打者」で出場しました。
大谷選手はメジャー移籍7年目、ドジャース移籍1年目で、悲願の世界一に輝きました。
試合後には今季4度目のシャンパンファイトで盛り上がりました。
シャンパンファイトとは、用意されたシャンパンやビールなどを
チームメンバー同士でかけあいお祝いすることです。
同僚の山本由伸選手らとも大喜びをしており、インタビューでは、
「最高以外の言葉がない。本当に素晴らしい1年だったなと思います。
最後は格別のシャンパンファイト。先がないですし、存分に楽しみたいなと思います」
と笑顔で話していました。
来シーズンは、投手としての大谷選手の活躍も期待されていますので楽しみですね。
今回はメジャーリーグが盛り上がりましたので、米国のメジャー企業に注目しました。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
高値更新でトレンドが継続するケース、難しいケース by masao_shindo on TradingView.com
※TradingView のチャートを使っています
上記のチャートは、「エヌビディア」の日足チャートになります。
1993年にLSIロジックを退社したジェンスン・フアン(社長兼CEO)と
クリス・マラコウスキー(副社長)らと共にNVIDIAを設立しました。
アメリカのカリフォルニア州サンタクララにある半導体メーカーです。
半導体の中でも特にGPUの設計に特化している企業です。
そして、人工知能、特に自動運転の分野では圧倒的な地位を占めるようになっている企業です。
では、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第1ステージとなっています。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、安定上昇期となっています。
このまま、上昇帯に傾きが出て間隔が広がってくれば、
トレンドに勢いがあるのがわかります。
このままトレンドが発展していくのか、
それとも、トレンド転換に向かうのかがポイントになります。
ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
この会社の注目ポイント
2月21日に発表された2024年1月期決算の内容を見てみましょう。
売上高は前期の269億ドルに対して、609億ドルと前期比で2.3倍となりました。
営業利益は前期の42億ドルから329億ドルと前期比で7.8倍でした。
最終利益は前期の43億ドルから297億ドルとなり前期比で6.8倍でした。
では、今度は8月28日に発表された2024年7月の四半期決算を見ていきましょう。
売上高は前期の260億ドルから300億ドルとなり、前期比で2.2倍となりました。
営業利益は前期の169億ドルから186億ドルとなり、前期比で2.7倍となりました。
最終利益は前期の148億ドルから165億ドルとなり、前期比で2.7倍となりました。
エヌビディアの決算は絶好調ではありますが、直近では、AMDの売上高見通しが
予想の範囲内だったことから物足りない内容になっていました。
AI関連銘柄に関しては、予想をはるかに超える決算でなければ、
市場は満足できないような期待感が高い状況が続いています。
11月20日に発表される決算に注目していきましょう。
このチャートをどう見るか?
移動平均線大循環分析で解説していきましょう。
大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは日足なので、200本EMAは200日EMAとなります。
まずは、200日EMAの動きを見ていきましょう。
分かりやすいチャートは200日EMAがわかりやすく右肩上がりに、
もしくは、分かりやすく右肩下がりになります。
この銘柄は、200日EMAが安定した右肩上がりになっており、
分かりやすい動きになっているのが分かります。
次に200日EMAと帯の関係で見ていきましょう。
200日EMAが右肩上がりになっていても、
上昇帯と下降帯が混在していれば、トレードが難しくなります。
2023年の前半と2024年の9月前後は、200日EMAが右肩上がりになっているものの、
上昇帯と下降帯が細かく入れ替わっていますので、分かりにくい動きになっています。
ただ、それ以外の全体的なところは、上昇帯の期間が長く、
利益を伸ばしやすい綺麗なチャートになっています。
最後に直近のステージを見てみましょう。
2024年9月前後の上昇帯と下降帯が交互に入れ替わる難しい時期を経てからは
上昇期である第1ステージを維持しています。
ただし、直近のローソク足が上昇帯にタッチしてきました。
上昇トレンドが継続するときは、帯でサポートされて再び上昇していきます。
上昇トレンドが終焉するときは、価格が帯を下抜けていき、
上昇相場の終焉である第2ステージに移行していきます。
現在は、その見極めの為の大事な時期であることがわかります。
見極めポイントは短期移動平均線がどういう角度で帯に向かっていくかです。
鋭い角度で接近してくるとトレンド転換の可能性が高く、
緩やかな角度で接近してくるとトレンド継続となる傾向があります。
そこを意識してみていきましょう。
ただし、それは絶対ではなく、あくまでもそういった傾向があるという事ですので、
しっかりと見極めていきましょう。