皆さんこんにちは。
今、日米ともに野球が盛り上がっています。
日本ではセ・リーグとパ・リーグのそれぞれの勝利チームがぶつかり合って
日本一を決める日本シリーズに出場するために、セ・リーグとパ・リーグの
勝利チームを決めるためのクライマックスシリーズが行われています。
一方で、米国では、ナ・リーグとア・リーグのそれぞれの勝利チームがぶつかり合って
世界一を決めるワールドシリーズに出場するために、
ナ・リーグとア・リーグの勝利チームを決めるポストシーズンが行われています。
それぞれ盛り上がっていますが、何といっても米国のナ・リーグ優勝決定戦に出場している
ドジャーズの大谷翔平選手に対する注目が際立っています。
連日、テレビでも放映され、また、その期待に応えるように大活躍する姿は、
日本人だけでなく、世界に勇気を与えてくれます。
やはり、チームの大黒柱がスター選手だと、
そのチームの注目度は非常に大きくなると感じさせてくれます。
ドジャーズがワールドシリーズに出場できるかどうかも含めて注目が集まっています。
日本の球団もそれぞれ大国柱の選手はいるとは思いますが、
大谷選手のようなスター選手が育ってくれば更に盛り上がると思われます。
今回は日本の大黒柱の一つといってもよい企業に注目しましたので、
チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
安定した上昇トレンドのチャートの特徴! by masao_shindo on TradingView.com
※TradingView のチャートを使っています
上記のチャートは、「三菱重工業」の日足チャートになります。
三菱グループの源流企業である日本郵船の船の修繕、
改修のために国から払い下げられた長崎造船所から発展した
日本最大の機械メーカーです。
「三菱UFJ銀行」「三菱商事」とならび三菱重工業は、
三菱グループの御三家と呼ばれています。
事業領域は、陸・海・空・宇宙と多岐にわたっており、
同社を中心に国内外役300社からなる三菱重工グループを形成しています。
また、日本ではトップの軍需企業でもあり、日本の国防を担っています。
まずは、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第1ステージとなっています。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、安定上昇期となっています。
このまま、上昇帯に傾きが出て間隔が広がってくれば、
トレンドに勢いがあるのがわかります。
このままトレンドが発展していくのか、
それとも、トレンド転換に向かうのかがポイントになります。
ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
この会社の注目ポイント
まずは、2024年5月8日に発表された2024年3月度の決算発表を振り返ってみましょう。
売上高は前期の4兆2027億円に対して今期は4兆6571億円となりました。
経常利益は前期の1911億円に対して今期は3151億円となりました。
最終利益は前期の1304億円に対して2220億円となりました。
売上高、経常利益、最終利益ともに過去最高となりました。
次は8月6日に発表された2025年度の第1四半期決算を見ていきましょう。
売上高は前期の1兆3964億円に対して1兆1115億円となり、
前年同期比ではプラス13%となりました。
経常利益は前期の1075億円に対して1013億円となり、
前年同期比ではプラス33.8%となりました。
最終利益は前期の839億円から622億円となり、
前年同期比ではプラス17.1%となりました。
アセットマネジメント関連の利益の減少や、
賃上げ影響等のマイナス要因があったものの、
為替の円安メリットでほぼ相殺された形となりました。
セグメント別でみると、エナジー事業は好調を継続しています。
プラント・インフラ事業も順調な状況となっています。
物流・冷熱・ドライブシステム事業は増加していますが、
為替差益を考慮すると実質的には減収でした。
航空・防衛・宇宙事業は順調な進捗となっています。
全体的には、概ね想定したレンジの範囲内であり、
計画達成に向けて順調、堅調な推移となっています。
このチャートをどう見るか?
移動平均線大循環分析で解説していきましょう。
大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは日足なので、200本EMAは200日EMAとなります。
まずは、200日EMAの動きを見ていきましょう。
分かりやすいチャートは200日EMAがわかりやすく右肩上がりに、
もしくは、分かりやすく右肩下がりになります。
この銘柄は、200日EMAが安定した右肩上がりになっており、
分かりやすい動きになっているのが分かります。
次に200日EMAと帯の関係で見ていきましょう。
200日EMAが右肩上がりになっていても、
上昇帯と下降帯が混在していれば、トレードが難しくなります。
2023年後半は、200日EMAが右肩上がりになっているものの、
上昇帯と下降帯が細かく入れ替わっていますので、分かりにくい動きになっています。
2024年以降は、上昇帯の期間が長く、利益を伸ばしやすいチャートになっています。
ただし、2024年の8月から10月は、
価格が乱高下しており、トレードが難しい動きになっています。
最後に直近のステージをみてみましょう。
下降相場の入り口である第3ステージから「1→2→3→2→1の押し目買い」から
上昇期である第1ステージとなっており、綺麗な上昇トレンドを形成しています。
このチャートから分かることは、200日EMAが支持線として
機能している銘柄は上昇トレンドが継続しやすいという事です。
また、どの銘柄でもそうですが、価格が高くなればなるほど、
ボラティリティも高くなるという事です。
そこを注意しながら見ていくようにしましょう。