注目チャート293|任天堂(7974)

皆さんこんにちは。

日本の事実上のトップを決める自民党の総裁選が注目されています。

9月12日告示で27日に投開票することが決定しました。
派閥の裏金問題や旧統一教会をめぐる問題の発覚後、初めての総裁選挙となります。

小林鷹之経済安全保障担当大臣(49歳)が最初に立候補を表明しました。
後、立候補が予想されているのが、石破元幹事長(67歳)、加藤元官房長官(68歳)、
上川外相(71歳)、小泉進次郎元環境大臣(43歳)、河野デジタル相(61歳)、
斎藤計座産業相(65歳)、高市経済安保相(63歳)、野田聖子氏(63歳)、
林官房長官(63歳)、茂木幹事長(68歳)となっております。
実に11名にのぼる大混戦となりそうです。

テレビ東京と日本経済新聞社が実施した8月の世論調査が発表されました。
「次の自民党総裁にふさわしい人」では、小泉進次郎元環境大臣がトップになりました。
詳細を見ると、小泉氏が23%でトップ、石破茂元幹事長が18%、
高市早苗経済安全保障担当大臣が11%と続きました。
19日に最も早く立候補を表明した小林鷹之前経済安全保障担当大臣は8%でした。
ただ、7月調査時点での1%からは大幅に伸びてきました。

今後の日本の将来を担う大事な総裁選ですので、注目しましょう。

今回はゲーム関連の企業に注目しましたので、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


波動の破綻が変化の兆し by masao_shindo on TradingView.com

※TradingView のチャートを使っています

上記のチャートは、「任天堂」の日足チャートです。

1889年に山内房治郎氏が京都市下京区で任天堂骨牌を創業し、花札の製造を始めました。
主に玩具やコンピュータゲームの開発・製造・販売を行う日本を代表する玩具メーカーです。

1953年に日本初となるプラスティックトランプの製造に成功し、
1962年に大阪証券取引所に上場しました。
1981年にアーケードゲーム「ドンキーコング」、
1983年にファミリーコンピューターを発売しました。
1981年に東京証券取引所に上場したことで、日本を代表する企業にのし上がってきました。

では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第5ステージとなっています。

第5ステージは移動平均線大循環分析においては下降相場の終焉です。
小次郎講師流に見れば、短期移動平均線が帯に突入してきました。

下降相場の勢いが無くなってきているのが分かります。

この流れのままトレンド転換に向かうのか、
それとも、短期移動平均線が帯で抵抗を受けて下降相場に戻るのかがポイントになります。

ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

チャートの注目ポイント

まずは、2024年5月7日に発表された2024年3月度の決算発表を振り返ってみましょう。
売上高は前期の1兆6016億円に対して今期は1兆6718億円となりました。
営業利益は前期の5043億円に対して今期は5289億円となりました。
最終利益は前期の4327億円に対して4906億円となりました。
最終利益は過去最高となりました。

次は8月2日に発表された2025年度の第1四半期決算を見ていきましょう。
売上高は前期の2770億円に対して2466億円となり、
前年同期比ではマイナス46.5%となりました。
営業利益は前期の645億円に対して545億円となりましたが、
前年同期比ではマイナス70.6%となりました。
最終利益は前期の825億円から809億円となりましたが、
前年同期比ではマイナス55.3%となりました。

前年同期比で大きく減少した背景は、Nintendo Switchのハードウェア、
および、ソフトウェアの販売数量が前年同期を下回ったことが大きな要因でした。
為替が円安に振れているにもかかわらず、販売減少を補うことはできませんでした。

Nintendo Switchの全世界累計販売数は1億4000万台以上になり、
年間ユーザーは1億2000万人以上を維持しています。
ソフトウェアなどは波が大きいだけに、この年間ユーザー数の増加を
維持できるかどうかがカギとなりますので注目していきましょう。

このチャートをどう見るか?

移動平均線大循環分析で解説していきましょう。

大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは日足なので、200本EMAは200日EMAとなります。
まずは、200日EMAの動きを見ていきましょう。
分かりやすいチャートは200日EMAがわかりやすく右肩上がりに、
もしくは、分かりやすく右肩下がりになります。

この銘柄は、200日EMAが緩やかな右肩上がりなっており、
分かりやすい動きになっているのが分かります。

次に200日EMAと帯の関係で見ていきましょう。
200日EMAが右肩上がりになっていても、
上昇帯と下降帯が混在していれば、トレードが難しくなります。
200日EMAが右肩上がりになっているところを確認すると、
上昇帯と下降帯が混在していますが、上昇帯のところは分かりやすい動きになっています。

ただ、もみ合い相場になっているところは、当然ですが難しい動きに合っています。

最後に直近のステージをみてみましょう。

基本的には200日EMAが右肩上がりの時には、第1ステージが中心になりますが、
一番安定している場合は、第1ステージが中心になります。
次に、安定している場合は、上昇帯を維持しながら、
一時的にステージが2や3になりながら推移します。
安定していない場合は、上昇帯と下降帯が短い期間で入れ替わる銘柄ですが、
この銘柄は上昇帯が継続しており、買いポジションを持ち続けやすいチャートです。

直近は上昇帯から下降帯になり第4ステージになり、
価格も一時的に200日EMAを割り込んでいました。
そこから、短期移動平均線が帯に突入し下降相場の終焉である第5ステージに移行してきました。

ここから、再び第1ステージである上昇帯に移行できるのか、
それとも、帯で抵抗を受けて反落するのかが注目されます。

2024年は高値更新してから安値を更新しており、
ボランティアが高くなっているのがわかります。
乱高下に注意したいチャート形状であることが伺えます。

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