皆さんこんにちは。
師走の恒例行事であります「今年の漢字」が発表されました。
「政」や「不」を抑えて第1位になったのが「北」でした。
北朝鮮問題や九州「北部」の豪雨や北海道のポテトチップス問題や、北海道日本ハムファイターズの大谷選手や清宮選手などから「北」をイメージされた方が多かったようですね。今年のマーケットにおいては株が大きく上昇し跳ねたことから「跳」や、仮想通貨の「仮」辺りになるのでしょうか。
今週の「S」の気になるチャートはフォーメーション分析において、先週お伝えできなかった「中段保ち合い」のパターンを見てみようと思います。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
NYダウ 日足チャート 12月13日現在
上記のチャートは、「NYダウ」の日足チャートになります。
今年は史上最高値を更新し続けた銘柄のひとつですね。
移動平均線大循環分析で見れば、大きく値幅が取れている銘柄になりますが、日々の値動きを見ていると、途中、途中で、投資家を悩ます動きが出ているのが分かります。
では、チャートを見てみましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージはステージ1となっています。
ステージ1は移動平均線大循環分析においては安定上昇期となります。小次郎講師流に見れば、上昇帯が傾きを持って間隔が広がっていますのでトレンドに勢いがあるのが分かります。上昇帯の間隔の広さから確りと支持線として機能しているのがわかります。短期移動平均線と帯との関係を「CHECK」していきましょう。
ズバリ!注目点
先週名称だけ記載しましたが、相場の一時的な保ち合いを「中段保ち合い」と言い、トレンド転換のパターンではなく、トレンド継続のパターンになります。
一般的には、「ペナント」「フラッグ」「ウェッジ」の3つの型に分けられます。
まずは、「ペナント」ですが、特徴としては高値切り下がり、安値切り上がりの売り買いが拮抗して三角保ち合いになるパターンです。
「フラッグ」は高値切り下がり、安値切り下がりの旗のような平行四辺形のような型になるパターンです。
「ウェッジ」も高値切り下がり、安値切り下がりですが、形が下向きの三角形になります。
相場に調整が入ってくれば、トレンド転換となるのか、それとも中段保ち合いなのか、上記の三つのパターンに注目しながらチャートを見ていきましょう。
「S」の目線
中段保ち合いのパターンかと思っても、パターン通りとならずにトレンド転換する場合もありますので、型を決めつけて相場を張るのではなく、移動平均線大循環分析と合わせて見るのであれば、ステージが1から2へと移行しそうになったり、ステージ2へ移行した時に、中段保ち合いのパターンかどうかも合わせ見ていけば、ダマシに合う確率を下げられるのではないでしょうか。
また、中段保ち合いのパターンは、それまでのトレンドの値幅と同程度、保ち合い上放れてから動きますので、それも参考に出来るのではないでしょうか。
ステージの段階にもよりますが、中段保ち合いの上値抵抗線を超えてくれば、ステージ2であればステージ1へ、ステージ1であれば短期移動平均線が再度上向きになったりしますので、移動平均線大循環分析をベースにフォーメーション分析にも目線を向けながらチャートを見ることにより分析の幅が広がるのではないかと思います。
(ライター「S」)