注目チャート287|リクルートホールディングス(6098)

皆さんこんにちは。

自転車に乗っている方にとっては注意したい法案が決まりました。

どういった法案かというと、16歳以上の自転車の交通違反に
反則金の納付を通告できるというものです。

交通違反をした方に交通反則切符(青切符)を渡す制度の導入が柱となっています。

この道路交通法改正案は、自転車走行中の携帯電話使用(ながら運転)や
酒気帯びに罰則を新設されます。
青切符制度は公布から2年以内に、ながら運転、酒気帯びへの罰則は6カ月以内に施行されます。

青切符とは、起訴を見据えた捜査が必要な現状の交通切符(赤切符)交付より
違反の処理時間を短縮でき、効率的な取り締まりと違反者への
安全運転の指導が可能となり、自転車の取り締まりが大きく変わります。

青切符対象となる違反のうち、「信号無視」や「指定場所一時不停止」といった
違反を中心に取り締まるようですので、自転車を運転される方はご注意ください。

今回は様々なビジネスを進めている日本の企業を取り上げようと思います。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


メリハリのあるトレードをしよう by masao_shindo on TradingView.com

※TradingView のチャートを使っています

上記のチャートは、「リクルートホールディングス」の日足チャートです。

1960年に江副浩正氏が東京大学の学生新聞である「東京大学新聞」の
広告代理店「大学新聞広告社」として創業しました。

1963年には日本リクルートメントセンターに変更しました。
1988年に戦後最大級の疑獄事件ともいわれたリクルート事件という贈収賄事件が発生します。
その後は、一時ダイエー傘下となるものの、現在はどの企業グループにも属さず、
サービス業としての中立を維持しながら事業展開しています。

では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第1ステージとなっています。

第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、帯に傾きが出て間隔が広がり始めているので、
トレンドに勢いがあることが分かります。

このままトレンドに勢いが出てくるのか、トレンドの勢いが弱くなるのかを見ていきましょう。

ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

この企業の注目ポイント

では、2024年5月15日に発表された2024年3月度の決算発表を振り返ってみましょう。
売上高は前期の3兆4295億円に対して24年度は3兆4164億円でした。
営業利益は前期の3443億円に対して24年度は4025億円となりました。
最終利益は前期の2697億円に対して3536億円となりました。
営業利益、最終利益は下降再呼応を更新しました。

また、5月15日に発表された24年度の第4四半期決算を見ていきましょう。
売上高は前期の8275億円に対して8437億円となり、前年同期比ではプラス1.9%となりました。
営業利益は前期の194億円に対して557億円となり、前年同期比でプラス2.9倍となりました。
最終利益は前期の221億円から342億円となり、前年同期比でプラス54.4%となりました。

売上の比率を見ると、欧米が下がった分を国内の増加でカバーしております。
これは、求人サイトの連携により、indeed PLUSの拡大充実が貢献しているようです。

また、内訳をみると、美、旅行、食事が半分となっており、
住宅が30%、車や教育が20%となっています。

人と人、人とモノをマッチングするビジネスは、今後も伸びが期待されますが、
景気の動向にも大きく影響を受けますので注意深く見ていきましょう。

このチャートをどう見るか?

移動平均線大循環分析で解説していきましょう。

大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは日足なので、200本EMAは200日EMAとなります。
まずは、200日EMAの動きを見ていきましょう。
分かりやすいチャートは200日EMAがわかりやすく右肩上がりに、
もしくは、分かりやすく右肩下がりになります。

この銘柄は、200日EMAが右肩下がりになった後、右肩上がりになっています。
チャートとしては、やや分かりやすい動きになっています。

「やや」という言葉の理由を解説していきます。
まず、200日EMAと帯の関係で見ていきましょう。
200日EMAが右肩下がりの時には下降帯中心に推移しています。
200日EMAが右肩上がりの時には上昇帯が中心に推移しているので、
その点からは分かりやすい動きといえるでしょう。

しかし、最後のステージの変化を見ていくと、下降帯の時も、上昇帯の解きも
ステージが細かく変化しており、「やや」分かりやすさが減っているように感じます。

よって、「やや」分かりやすいチャートとなります。

とはいえ、200日EMAが右肩下がりの時は、大局の動きが下降トレンドですので、
売りを中心にトレードをし、200日EMAが右肩上がりの時は
大局の動きが上昇トレンドですので、買いを中心にトレードすれば、難しさは一気に減少します。

場面を意識せずに買いも売りも同じように行っていると、振り回されてしまいます。
買いに力を入れる局面、売りに力を入れる局面というのを考えてトレードすると、
ものすごくシンプルにトレードできるようになります。

大事なことは、200日EMAの流れを意識するということです。
いろいろなチャートで検証してみましょう。

おすすめ


公式インジケーターを利用する