注目チャート286|セガサミーホールディングス(6460)

皆さんこんばんは。

太平洋を挟んだ遠い国アメリカのカリフォルニア州が大いに盛り上がっています。

米大リーグ・ドジャースは10日、日本企業の「THK」との
スポンサー契約に合意したと発表しました。
ドジャースは今シーズンから、大谷翔平選手と10年総額7億ドル(約1014億円=当時)、
山本由伸投手とは12年総額3億2500万ドル(約463億2500万円=当時)の
巨額契約を結んでいました。

ドジャースは2人の日本人選手と契約してから、日本企業との契約が急増しています。
「THK」は東京を拠点とする機械部品製造企業で、4月から8社目となります。
ANA(全日本空輸)、タイヤメーカーのTOYO TIRE、100円ショップ大手の
ダイソーなどの日本企業と相次いでパートナーシップ契約を締結しています。

米全国紙「USAトゥデイ」の記者のXでは「今日もまた、新たな日本企業が
ドジャースとマーケティングに合意。今回は東京拠点の機械部品製造企業のTHKだ。
ショウヘイ・オオタニとヨシノブ・ヤマモトのスターの魅力により、
金が動き続けている」と驚きとともに伝えられていました。

ファンの間では、スポンサー企業との契約だけで、
二人との契約金をペイできるのではといった声も出ていました。

今回はパチンコやゲームメーカーである日本の企業を取り上げようと思います。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


チャートは200日EMAと帯を見よう! by masao_shindo on TradingView.com

※TradingView のチャートを使っています

上記のチャートは、「セガサミーホールディングス」の日足チャートです。

2003年12月にサミーがセガを買収し、
それに伴う経営統合で2004年10月1日に設立された会社です。

元々は、1947年に豆腐屋として東京栄養食品を創業者である
里見治氏の実父である里見治夫氏が設立しました。
その一部門として1975年にサミー工業として設立されました。
当初はクレーンゲームなどのアミューズメント企業でしたが、
インベーダーゲームブームを受けてゲーム事業に参入し、
1982年からパチスロ機の販売を開始しました。

現在は、総合エンタテインメント企業グループの持株会社として、
グループの経営管理及びそれに附帯する業務を行う従業員7000名を超える企業となっています。

では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第1ステージとなっています。

第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、帯に傾きが出て間隔が広がり始めているので、
トレンドに勢いが出始めていることが分かります。

このままトレンドに勢いが出てくるのか、トレンドの勢いが弱くなるのかを見ていきましょう。

ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

この企業の注目ポイント

では、2024年5月10日に発表された2024年3月度の決算発表を振り返ってみましょう。
売上高は前期の3896億円に対して24年度は4678億円でした。
営業利益は前期の467億円に対して24年度は568億円となりました。
最終利益は前期の459億円に対して330億円となりました。
売上高、営業利益は増加しましたが、最終利益は減益となりました。

また、5月10日に発表された24年度の第4四半期決算を見ていきましょう。
売上高は前期の1117億円に対して1179億円となり、前年同期比でプラス0.3%となりました。
営業利益は前期の85億円に対して23億円となり、前年同期比でマイナス72.1%となりました。
最終利益は前期の130億円から―22億円となり、赤字転換となりました。

遊技機事業、国内、アジア、リゾート事業が県庁によって経常利益は増加しましたが、
欧州構造改革に伴う損失計上などから純利益は減益となりました。

来期も欧州事業の見直しなどが課題となりそうですが、
Rovioのグループ入りにより増収が期待できますので、
全体的に売り上げの維持と利益の増加が課題となりそうです。

このチャートをどう見るか?

移動平均線大循環分析で解説していきましょう。

大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは日足なので、200本EMAは200日EMAとなります。
まずは、200日EMAの動きを見ていきましょう。
分かりやすいチャートは200日EMAがわかりやすく右肩上がりに、
もしくは、分かりやすく右肩下がりになります。

この銘柄は、200日EMAが波打ちながら推移し、価格が200日EMAを上下しており、
どちらかというと、200日EMAで見ると分かりにくい動きとなっています。

次に、200日EMAと帯の関係を見てみましょう。
200日EMAを帯が上抜けたり下抜けたりと激しい動きを見せています。
そういった点からは分かりにくい動きになっています。

最後にステージの変化を見ていきましょう。
基本的には上昇するときは上昇期である第1ステージを中心に上昇帯になっており、
下降するときは第4ステージを中心に下降帯で推移していることから、
200日EMAとの関係からは分かりにくいチャートではありますが、
ステージの推移という面では、どちらかというと分かりやすい動きに見えます。

過去の動きが未来を保証するものではありませんが、下降の動きは上昇帯になると
暫く一方通行で上昇し、下降帯になると一方通行で下降するという特徴があるように見えます。

直近は下降帯から上昇帯に移行してきました。
このまま価格が200日EMAを超えてきたように、
帯も200日EMAを突破できるかどうかに注目していきましょう。

おすすめ


公式インジケーターを利用する