皆さんこんにちは。
今年の米国は大統領選の年となります。
その予備選が1月から始まっていますが、
3月5日に予備選のヤマ場である「スーパーチューズデー」を迎えました。
野党、共和党の候補者選びにおいて、
トランプ前大統領は15州のうち14の州で勝利し、
指名獲得を確実にしました。
ヘイリー元国連大使は選挙戦から撤退を発表しました。
一方で、同時に行われた与党・民主党の候補者選びは
バイデン大統領が圧勝し、11月の本選挙は、
バイデン大統領とトランプ前大統領の一騎打ちとなりそうです。
バイデン大統領は、「一般教書演説」を行い、
トランプ氏を批判して対決姿勢を鮮明にしました。
また、トランプ氏もSNSでバイデン氏の一般教書演説の内容を批判しており、
11月の本線に向けて激しい戦いが繰り広げられています。
今回はお金に関連する企業を取り上げようと思います。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
短期移動平均線と帯びの関係 by masao_shindo on TradingView.com
※TradingView のチャートを使っています
上記のチャートは、「みずほフィナンシャルグループ」の週足チャートです。
2000年に第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行およびその関連企業が合併、
再編して発足し、総資産、預金量、などからは、日本第3位の金融グループです。
第一勧業銀行をさかのぼると、前身の第一国立銀行となり、
1873年に渋沢栄一氏によって創設された日本最古の銀行ということになります。
では、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第1ステージとなっています。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、帯に傾きが出て間隔が広がっていますので、
トレンドに勢いがあることが分かります。
ここから今のトレンドの勢いが継続するのか、
トレンドの勢いが弱くなるのかを見ていきましょう。
ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
この企業の注目ポイント
まずは、2023年5月15日に発表された2023年3月度の決算発表を振り返ってみましょう。
売上高は前期の3兆9630億円に対して23年度は5兆7787億円でした。
経常利益は前期の5898億円に対して23年度は7896億円となりました。
最終利益は前期の5304億円に対して5555億円となりました。
売上高が過去最高となりました。
また、2月2日に発表された24年度の第3四半期累計決算を見ていきましょう。
売上高は前期の4兆3081億円に対して6兆1604億円となり、
前年同期比でプラス43%となりました。
経常利益は前期の6581億円に対して8828億円となり、
前年同期比でプラス34.1%となりました。
最終利益は前期の5432億円から6423億円となり、
前年同期比でプラス18.2%となりました。
みずほフィナンシャルグループは様々な金融会社が集まっていますが、
その中で、みずほ銀行や、みずほ証券の業績が好調で、
日経平均株価が史上最高値を更新していることも好影響を与えているようです。
金融関連企業は、金利の影響を大きく受けますので、
今後の日銀の金融政策にも注目が集まります。
このチャートをどう見るか?
移動平均線大循環分析で解説していきましょう。
大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは週足なので、200本EMAは200週EMAとなります。
まずは、200週EMAの動きを見ていきましょう。
分かりやすいチャートは200週EMAがわかりやすく右肩上がりに、
もしくは、分かりやすく右肩下がりになります。
この銘柄は、概ね200週EMAが右肩上がりになっており、
分かりやすい動きになっているのがわかります。
次に、200週EMAと帯の関係を見てみましょう。
200週EMAは2023年からは非常に綺麗な右肩上がりになっています。
その中で200週EMAに接近することなく、上昇帯が続いています。
さらに、200週EMAと帯の間隔がどんどん乖離しており、
上昇トレンドに勢いがあり安定しているという事が分かります。
最後にステージの変化を見ていきましょう。
2023年までの200週EMAをしっかりと超えるまでは、
ステージがコロコロと変化していましたが、
2023年に200週EMAを上抜けてからは第1ステージを中心に推移しています。
また、上昇相場の終焉である第2ステージになっても、
ステージの1→2→1の押し目買いとなっています。
上昇相場で一番安定しているのは、短期移動平均線が帯でサポートされて上昇します。
こうしてみると、非常に安定上昇となっているのがわかります。
短期移動平均線と帯びの関係を見ることで、トレンドの安定、
不安定を見極める事が出来ますので、注目しながら見ていきましょう。