注目チャート282|伊藤忠商事(8001)

皆さんこんにちは。

米国からビッグニュースが飛び込んできました。

メジャーリーガーでドジャースに移籍した大谷翔平選手が結婚をしたというニュースです。

大谷選手は29日午前0時30分頃(日本時間29日午後4時30分頃)に
自身のインスタグラムで日本人女性と結婚したことを“電撃発表”しました。
そして、翌日の囲み取材で詳細は回答するというものでした。

翌29日(日本時間3月1日)、米アリゾナ州グレンデールの球団施設で取材に応じ、
自らの口で改めて結婚したことを報告しました。

世界の大谷選手の意中を射止めた奥さんは、普通の日本人の人で、
初めて会ったのが3、4年前という事だそうです。
そして、このタイミングになったのは、
シーズン前が「一番ベスト」との判断で、この時期に公表したそうです。

そして、結婚の決め手は、一緒にいて楽しく、
ずっと一緒にいるところが想像できたことだったようです。

本当におめでたいことですし、家庭を大事しながら野球ファンに
素晴らしいプレーを見せていただきたいですね。

今回はビジネスにおいて世界を股にかけている企業を取り上げようと思います。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


チャート上に出てくる図形を意識しよう! by masao_shindo on TradingView.com

※TradingView のチャートを使っています

上記のチャートは、「伊藤忠商事」の日足チャートです。

1858年、初代伊藤忠兵衛が麻布の「持下り」行商を近江国(滋賀県)で創業しました。
「持下り」とは関西から関東をはじめ全国各地へ行商することです。

同業の丸紅とは同じ起源となっている大手総合商社です。
戦前は伊藤忠財閥の中核企業で、多数の紡績会社を傘下に持つ
繊維財閥で世界最大の繊維商社でした。

その後は総合商社として繊維からエネルギーまであらゆるものを扱う企業となっています。

では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第2ステージとなっています。

第2ステージは移動平均線大循環分析においては上昇相場の終焉です。
小次郎講師流に見れば、短期移動平均線が帯に突入したことで、
買いにエッジがある上昇期が一先ず終わったという事が分かります。

ここからトレンドが復活するのか、下降トレンドに転換するのかを見ていきましょう。

ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

この企業の注目ポイント

まずは、2023年5月9日に発表された2023年3月度の決算発表を振り返ってみましょう。
売上高は前期の12兆2933億円に対して今期は13兆9456億円でした。
営業利益は前期の5852億円に対して今期は7019億円となりました。
最終利益は前期の8202億円に対して8005億円となりました。
営業利益が過去最高となりました。

また、2月5日に発表された第3四半期累計決算を見ていきましょう。
売上高は前期の10兆5442億円に対して10兆4510億円となり、
前年同期比でマイナス0.9%となりました。
営業利益は前期の5743億円に対して5390億円となり、
前年同期比でマイナス6.1%となりました。
最終利益は前期の6822億円から6116億円となり、
前年同期比でマイナス10.3%となりました。

前年同期比でマイナスとなり、特に金属部門、
エネルギー・化学品部門、住生活部門が落ち込んでいました。
一方で、食料部門、情報・金融部門は堅調に推移しており、
ファイ8部門というファミリーマートも順調に業績を伸ばしていました。

やはり、総合商社の強みとして、あらゆるジャンルにビジネスを伸ばしており、
リスクヘッジが効くのが強みですので、マイナスといえども、
第4四半期でどう巻き返してくるかに注目しましょう。

このチャートをどう見るか?

移動平均線大循環分析で解説していきましょう。

大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは日足なので、200本EMAは200日EMAとなります。
まずは、200日EMAの動きを見ていきましょう。
分かりやすいチャートは200日EMAがわかりやすく右肩上がりに、
もしくは分かりやすく右肩下がりになります。

この銘柄は、概ね200日EMAが右肩上がりになっており、
分かりやすい動きになっているのがわかります。

次に、200日EMAと帯の関係を見てみましょう。
200日EMAは非常に綺麗な右肩上がりになっています。
その中で200日EMAに接近するとことは下降帯となっていますが、
200日EMAでサポートされて上昇帯が継続する分かりやすい動きになっています。

最後にステージの変化を見ていきましょう。
2023年10月辺りから一時的に下降期である第4ステージにはなっていますが、
基本は上昇帯が続いており、それに伴って第1ステージを中心に推移し、
押し目を付けても第2ステージから第1ステージに戻る、1→2→1の押し目買いが続いています。

直近を見ると、上昇相場の終焉である第2ステージになってきました。
トレンド転換となるのであれば、ここから、第3ステージ、第4ステージへと移行します。

押し目買いであれば、ここから第1ステージに戻るか、
もしくは、第3ステージまで行ってから第1ステージに戻るかとなります。

今回の第2ステージは、今までとは違う形で第2ステージになっているところが注目ポイントです。
どういうことかというと、今までは、高値を付けてから
価格が下がってステージが変化していました。
今回は、ゴチャゴチャした状態からステージが変化しているという点です。

今までのように、押し目から第1ステージ戻って上昇するケースも考えられますが、
いつもよりも慎重に推移を見守っていきましょう。

おすすめ


公式インジケーターを利用する