注目チャート275|三菱重工業(7011)

皆さんこんにちは。

今年の冬は、暖冬になりそうだとのことでしたが、
今週末は今シーズン一番の寒気が日本列島に流れ込んできます。
北陸や北日本の日本海側では雨が雪に変わり、大雪や猛吹雪になる恐れがあり、
一気に真冬並みの寒さとなるようです。

今年は、11月でも暖かい日が続いていましたので、
温度差が激しくなり体調管理が難しくなります。

寒暖差が大きくなると、自律神経が過剰に働き、それによって、
倦怠感など体の不調に陥りやすいとされています。

日中暑い状態から夜間に気温が下がったり、翌日に急激に気温が低下したりすると、
身体が冷えて冷え性になるケースで、手足の冷えだけでなく
胃腸系や泌尿器系など内臓の冷えも引き起こすことにつながるということです。

こうした症状は寒暖差が7度以上になると起きやすいということです。
このため寒暖差が大きい時期は、体を冷やさないように上着を常に持ち歩くといった
対策が必要になりますので、しっかりと対策をしていきましょう。

今回は日本の屋台骨といってもいい企業について取り上げようと思います。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


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※TradingView のチャートを使っています

上記のチャートは、「三菱重工業」の日足チャートになります。

三菱グループの源流企業である日本郵船の船の修繕、
改修のために国から払い下げられた長崎造船所から発展した、日本最大の機械メーカーです。

「三菱UFJ銀行」「三菱商事」とならび三菱重工業は、
三菱グループの御三家と呼ばれています。

事業領域は、陸・海・空・宇宙と多岐にわたっており、
同社を中心に国内外役300社からなる三菱重工グループを形成しています。

また、日本ではトップの軍需企業でもあり、日本の国防を担っています。

まずは、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第1ステージとなっています。

第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、帯に傾きが出て間隔が広がりはじめており
トレンドに勢いが出てきているのがわかります。

このままトレンドに勢いが出てくるのか、
それとも、短期移動平均線が帯を下抜けてトレンド転換となるのかがポイントとなります。

ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

この企業の注目ポイント

まずは、2023年5月10日に発表された2023年3月度の決算発表を振り返ってみましょう。
売上高は前期の3兆8602億円に対して今期は4兆2027億円でした。
経常利益は前期の1736億円に対して今期は1911億円となりました。
最終利益は前期の1135億円に対して1304億円となりました。
売上高が過去最高となりました。

また、11月6日に発表された第2四半期累計決算は、
売上高が前期の1兆8752億円に対して2兆692億円となり、
前年同期比でプラス10%となりました。
経常利益は前期の913億円に対して1337億円となり、
前年同期比でプラス46%となりました。
最終利益は前期の541億円から919億円となりプラス69.9%となりました。

決算のハイライトを見てみると、受注高による事業別では、
ネナジー、物流・冷熱・ドライブシステム、
航空・防衛・宇宙関連の受注が大きく伸びました。
売上ベースでは、航空エンジン、製鉄機械、物流機械、
防衛・宇宙が大きく伸びました。
セグメント別の受注においては、受注高が一番高いエナジーが
前期の7764億円から1兆820億円と大きく伸びました。

国家の根幹にかかわる事業もありますが、
企業として安定した業績を残していますので
今後の動向にも注目して見ていきましょう。

このチャートをどう見るか?

移動平均線大循環分析で解説していきましょう。

大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは日足なので、200本EMAは200日EMAとなります。
まずは、200日EMAの動きを見ていきましょう。
分かりやすいチャートは200日EMAがわかりやすく右肩上がりに、
もしくは、分かりやすく右肩下がりになります。

この銘柄は200日EMAが階段を上るように、
踊り場を作りながら右肩上がりになっており、
分かりやすいチャートだということがわかります。

次に、200日EMAと帯の関係を見てみましょう。
2022年に200日EMAを上抜けてからは、基本は上昇帯を中心に維持しており、
大きな流れが上昇トレンドになっているのがわかります。
途中で下降帯になる局面もありますが、長続きしていません。
下降帯になっても大きな流れは押し目だったということが分かります。

最後にステージの変化を見ていきましょう。
2022年6月あたりから2023年4月あたりはステージがコロコロと変化しており、
もみ合い相場のような動きになっているのがわかります。
また、直近もステージが細かく推移しており、
買い方と売り方の攻防が激しいことがうかがえます。
ただ、ステージがコロコロと変わっていますが、
2023年10月からの高値、安値の位置関係を確認してみましょう。
まず、ステージは変化しているものの、安値は切り上がっています。
また、高値も切り上がっており、上昇トレンドの基本的な動きにはなっています。

よって、ここからのポイントとしては、高値、安値を切り上げながら、
2023年9月の高値を更新できるかどうかが焦点となります。

更新すれば、細かな動きから分かりやすい上昇トレンドになる確率が高まります。
なぜなら、買い方すべてがプラスになる状態になるからです。

一方で、高値更新できない場合は、トレンド転換に注意を払う必要が出てきます。
ここから、どうなるかをしっかりとウォッチしていきましょう。

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