注目チャート264|パナソニックホールディングス(6752)

皆さんこんにちは。

2022年度の国の一般会計の税収が発表されました。

税収は3年連続で過去最高を更新する見通しとなり、
初の70兆円が視野に入ってきた模様です。
ちなみに昨年は68兆3590億円でしたが、
伸びている要因は法人税や消費税が伸びているようです。

税収が伸びたことで、国政がよくなり財政が健全化されていけばよいのですが、
税収増をあてにした政府が防衛費の増額などに対処するといった声もあり心配なところです。

税金の使い道については様々な議論があると思いますが、
将来のことを考慮すると、正しく使い、支出を減らせるところがあるところは
減らす工夫や努力はしていただきたいところです。

いずれにせよ税収が増えているということは、
増税になっている部分もあるでしょうが、経済が好調だということですね。

日経平均株価も33年ぶりの高値となっており、どこまで好調が持続するかに注目が集まります。

今回は日本の電機業界の企業について見ていこうと思います。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


200日EMAと価格の関係 by masao_shindo on TradingView.com

※TradingView のチャートを使っています

上記のチャートは、「パナソニックHD」の日足チャートになります。

1917年6月に、松下幸之助氏が現在の大阪市東成区の借家で
電球用ソケットの製造販売を始めるところから始まります。

旧社名は松下電器産業株式会社といい、日本の電機メーカーグループである
パナソニックグループの統括持株会社になります。

エアコンや洗濯機などといった白物家電分野をはじめ、照明器具・配線器具などの
住宅設備分野や、リチウムイオン二次電池などの車載分野などに重点を置いています。

電機業界では、日立製作所、ソニーグループに次いで3位の売上高を誇ります。

では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第1ステージとなってきました。

第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、3本の移動平均線が右肩上がりになっていますので、
トレンドに勢いがあるのが分かります。
ここから、帯に傾きが出て間隔が広がってくれば更にトレンドに勢いが出てきます。

ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

この企業の注目ポイント

5月10日に発表された2023年3月期決算の内容を見てみましょう。
売上高は前期の7兆3887億円に対して、8兆3789億円でした。
営業利益は前期の3575億円から2885億円となりました。
最終利益は前期の2553億円から2655億円でした。
売上高は前期を上回りましたが、営業利益、最終利益ともに前期から減少しました。

では、今度は同じく5月10日に発表された2023年3月の四半期決算を見ていきましょう。
売上高は前期の2兆1605億円から2兆1544億円となり、前年同期比でプラス9.6%でした。
営業利益は前期の844億円から543億円となり、前年同期比ではマイナス34.8%となりました。
最終利益は前期の555億円から1026億円となり、前年同期比ではプラス71.9%となりました。

セグメント別でみても、売上高は各セグメントで伸びていますが、
営業利益は前年比でマイナスのセグメントが多いです。
そんな中、オートモーティブ部門は前年差+118億円、
コネクト部門は+125億円とプラスになっていました。
コネクト部門は、プロセスオートメーションや現場ソリューション(五輪後の需要低迷)の
減販損あるも、下期からのアビオニクス、
海外向け堅牢モバイル端末の増販益により、プラスとなりました。

くらし事業、インダストリー、エナジー部門の営業利益は前年差マイナスで、
エナジー部門がマイナス312億円と一番落ち込んでいました。
エナジー部門は、車載を中心とした原材料高騰、産業・民生の減販損、
将来に向けた開発費など固定費増によりマイナスとなりました。

ただし、来期は価格改定、合理化の進捗などから
増収増益を予想しているようですので注目していきましょう。

このチャートをどう見るか?

移動平均線大循環分析で解説していきましょう。

大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは日足なので、200本EMAは200日EMAとなります。
まずは、200日EMAの動きを見ていきましょう。
分かりやすいチャートは200日EMAがわかりやすい右肩上がりの動きや、
分かりやすく右肩下がりになっています。

この銘柄は2022年から23年にかけて200日EMAが横ばいになっていますが、
その前は緩やかな右肩下がり、その後は右肩上がりになっていますので、
そこからは安定上昇が続いているのが分かります。

次に、200日EMAと帯の関係を見てみましょう。
200日EMAが緩やかに右肩下がりの時は、下降帯が中心に推移しているのがわかります。
一方で、2023年4月以降はずっと上昇帯が続いており、
長期上昇トレンドが継続しているのがわかります。

最後に直近のステージの変化を見ていきましょう。
直近も安定上昇が続いており、上昇期である第1ステージが続いています。
また、3本の移動平均線がしっかりと上向きとなっており、
その間隔が広がっていますので上昇トレンドに勢いがあることがわかります。

こうして、チャートを俯瞰的にみると、流れが変化するポイントがわかり、
このチャートでは2つのポイントあります。
一つ目は、2022年11月の200日EMAを上抜けた大陽線のところです。
ここで、大局の下降トレンドから脱却しました。
しかし、その後もみ合い相場になりました。
もう一つのポイントは、23年4月のところです。
ここで、もみ合い相場を抜け出したことで大きな上昇トレンドが発生しました。
このように、200日EMAと価格の流れを追いかけることで、
大局のトレンド転換を読み解くことができます。

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