皆さんこんにちは。
テニスの全仏オープンで物議を醸すとんでもない快挙が起きました。
まずは、物議を醸したことですが、加藤未唯選手は4日の女子ダブルス3回戦で
S・ソリベス=トルモ(スペイン)/ M・ブズコバ(チェコ)組と対戦しましたが、
第2セット途中で加藤選手がボールガールにボールをぶつけてしまい失格になりました。
どういう経緯かというと、ゲームが一区切りついて、余っていたボールを加藤選手が
コート外にラケットで打ったものが、後ろを向いていたボールガールの背中に当たり、
ボールガールはびっくりして泣き出しました。
それを、審判は警告としましたが、その後、相手選手が抗議したために、
主催者側はこの行為を危険行為とみなし失格としたのです。
この結果を受けて、SNSでは「厳しすぎる」、
相手選手に「スポーツマンシップが無い」などと非難が殺到し、大きな物議を醸しだしました。
ただ、現段階では結果が覆されていません。
それでも翌5日に行われた混合ダブルス準々決勝で、ストレートで破り、
初のベスト4進出を決め、さらに、8日、混合ダブルス決勝が行われ、
加藤未唯選手/ T・ポイツ選手(ドイツ)組が逆転で破り、
両選手ともキャリア初の四大大会初優勝を果たしました。
相当悔しい結果が出たにもかかわらず、気持ちを切りかえて、
女子ダブルスで失格となるも、
混合ダブルスで優勝という快挙を遂げたのは、素晴らしいことです。
本当におめでとうございます。
今回は財閥系の企業について見ていこうと思います。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
分かりやすいチャートを選ぼう! by masao_shindo on TradingView.com
上記のチャートは、「三菱電機」の日足チャートになります。
1873年、明治6年に岩崎弥太郎が海運会社九十九(ツクモ)商会を
三菱商会と改称し、海運と商事を中心に事業の展開を行います。
1921年、大正10年に、三菱造船の電機製作所を母体に三菱電機株式会社として独立しました。
日本の大手総合電機メーカーとして、売上高において日立製作所に次ぐ業界2位で、
一般消費者向けの家電から重電、人工衛星まで幅広い製品を販売しています。
では、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第1ステージとなってきました。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、3本の移動平均線が右肩上がりになっていますので、
トレンドに勢いがあるのが分かります。
ここから、帯に傾きが出て間隔が広がってくれば更にトレンドに勢いが出てきます。
ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
この企業の注目ポイント
4月28日に発表された2023年3月期決算の内容を見てみましょう。
売上高は前期の4兆4476億円に対して、5兆36億円でした。
営業利益は前期の2520億円から2623億円となりました。
最終利益は前期の2034億円から2139億円でした。
売上高は過去最高を記録しました。営業利益、最終利益ともに前期から増加しました。
では、今度は同じく4月28日に発表された2023年3月の四半期決算を見ていきましょう。
売上高は前期の1兆2225億円から1兆4384億円となり、前年同期比でもプラス11%でした。
営業利益は前期の8272億円から9912億円となり、前年同期比でもプラス60%となりました。
最終利益は前期の6451億円から7456億円となり、前年同期比でもプラス35%となりました。
セグメント別でみると、ライフ部門が大きく伸びていました。
その中のビルシステムは円安やアジアの増加が寄与しました。
また、空調や家電では、円安効果と欧州、北米向けの空調機器の増加が影響しました。
さらに、インダストリーモビリティも伸びました。
自動車機器において電動車を中心とした市場の拡大需要が堅調に推移しました。
地域別では、国内が49%、海外が51%とバランスのいい販売になっています。
ここから、さらに海外比率が上がってくると売り上げの増加につながります。
今後は自動車機器事業の構造改革や設備投資の増加などを行いながら
攻めの経営を目指すようですので注目していきましょう。
このチャートをどう見るか?
移動平均線大循環分析で解説していきましょう。
大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは日足なので、200本EMAは200日EMAとなります。
まずは、200日EMAの動きを見ていきましょう。
分かりやすいチャートは200日EMAがわかりやすい右肩上がりの動きや、
分かりやすく右肩下がりになっています。
この銘柄は200日EMAがずっと緩やかな右肩下がりになっていたのが、
2023年からきれいな右肩上がりになっており、
そこからは安定上昇が続いているのが分かります。
次に、200日EMAと帯の関係を見てみましょう。
200日EMAが緩やかに右肩下がりの時は、
上昇帯と下降帯が短期間で入れ替わっているのがわかります。
一方で、2023年からはずっと上昇帯が続いており、
長期上昇トレンドが継続しているのがわかります。
最後に直近のステージの変化を見ていきましょう。
直近も安定上昇が続いており、上昇期である第1ステージが続いています。
また、3本の移動平均線がしっかりと上向きとなっており、
その間隔が広がっていますので上昇トレンドに勢いがあることがわかります。
一時的にステージが2になっても、直ぐにステージ1に戻り、
ステージの1→2→1の押し目買いになっているのがわかります。
こうして、チャートを俯瞰的にみると、チャートは時期によって
わかりやすい動きの時と、わかりにくい時期があるというのがわかります。
これは、どの銘柄でもトレードしやすい時期と難しい時期があり、
しっかりとチャートを見る必要があります。
そのヒントになるのが200日EMAと価格の関係になります。
200日EMAが右肩上がりになり、価格が200日EMAから
どんどん乖離する動きがわかりやすい時期です。(下降相場の場合はその逆です)
そういった目線でチャートを見てみましょう。