皆さんこんにちは。
40年ぶりの快挙が長野県高山村で起きました。
将棋の第81期名人戦七番勝負が行われ、藤井聡太六冠が、渡辺明名人を制し、
史上最年少名人と7冠を達成しました。
谷川浩司十七世名人(61)の最年少名人記録を40年ぶりに更新し、
羽生善治九段(52)に続き史上2人目の7冠という快挙となりました。
また、勝負を決した場所が、「緑霞山宿 藤井荘」となっており、
藤井名人のための決戦だったように感じますね。
大局後の記者会見では、
「谷川先生の記録を結果として更新することができたことはとてもうれしく思う。
羽生先生の記録は(当時は七大タイトルで)全冠制覇という点で特別。
そこに並べたという意識ではない」と偉大な先輩に敬意を払っていました。
そして、少し照れながら、新名人となって初の揮毫色紙「名人」を披露しました。
史上初の8冠制覇にも王手をかけましたが、
藤井聡太新名人は「まだまだ遠いもの。少しでも近づけるように頑張れたら」
と謙虚に語っていました。
今回は将棋の世界でもAIが躍進していますが、パソコンに必要不可欠な
半導体関連の企業について見ていこうと思います。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
トレードに向いている銘柄か向いていない銘柄か by masao_shindo on TradingView.com
※TradingView のチャートを使っています
上記のチャートは、「エヌビディア」の週足チャートになります。
1993年にLSIロジックを退社したジェンスン・フアン(社長兼CEO)と
クリス・マラコウスキー(副社長)らと共にNVIDIAを設立しました。
アメリカのカリフォルニア州サンタクララにある半導体メーカーです。
半導体の中でも特にGPUの設計に特化している企業です。
そして、人工知能、特に自動運転の分野では
圧倒的な地位を占めるようになっている企業です。
では、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第1ステージとなってきました。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、3本の移動平均線が右肩上がりになっていますので、
トレンドに勢いがあるのが分かります。
ここから、帯に傾きが出て間隔が広がってくれば更にトレンドに勢いが出てきます。
ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
この企業の注目ポイント
2月24日に発表された2023年1月期決算の内容を見てみましょう。
売上高は前期の269.1億ドルに対して、269.7億ドルと微増でした。
営業利益は前期の100億ドルから42億ドルと前期からマイナス57%でした。
最終利益は前期の97億ドルから43億ドルとなり前期からマイナス55%でした。
では、今度は5月26日に発表された2023年4月の四半期決算を見ていきましょう。
売上高は前年同期の82億ドルから71億ドルとなり、マイナス13%となりました。
営業利益は21億ドルと前年同期の18億ドルから14%の増加となりました。
最終利益は前年同期の16億ドルから20億ドルと26%の増加となりました。
エヌビディアの強みといえば、AIとなります。
今、AI革命が起きており、渦中の企業の一つといえるでしょう。
また、ハイパフォーマンスコンピューティングという、高速でデータ処理を行い、
複雑な計算を行う能力のことですが、これも重要なファクターとなっています。
あと、ゲームに関することや自動運転の開発にも
エヌビディアのAIプラットフォームが活躍しています。
このように、決算だけでは見えない、将来に対する期待度が非常に高い企業であり、
AIの進化と共にエヌビディアの活躍も高まっていくことが考えられますので、
今後も注目していきましょう。
このチャートをどう見るか?
移動平均線大循環分析で解説していきましょう。
大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは週足なので、200本EMAは200週EMAとなります。
まずは、200週EMAの動きを見ていきましょう。
分かりやすいチャートは200週EMAがわかりやすい右肩上がりの動きや、
分かりやすく右肩下がりになっています。
この銘柄は200週EMAがずっと右肩上がりになっており
安定上昇が続いているのが分かります。
次に、200週EMAと帯の関係を見てみましょう。
2019年や2022年辺りに帯が200週EMAに接近していますが、
200週EMAでサポートされているのが分かります。
また、上昇期である第1ステージが長く続き長期安定上昇が続いているのが分かります。
最後に直近のステージの変化を見ていきましょう。
直近も安定上昇が続いており、上昇期である第1ステージが続いています。
また、3本の移動平均線がしっかりと上向きとなっており、
その間隔が広がっていますので上昇トレンドに勢いがあることがわかります。
さらに、2021年の高値も更新しています。
こうして、チャートを俯瞰的にみると、上昇期の第1ステージで上昇しているときも、
下降期である第4ステージ下降している時も、非常に分かりやすく
ステージが推移しており、トレードし易い銘柄であるのが分かります。
皆さんがトレードする銘柄のステージが短期間で推移しているのであれば、
トレードが難しい銘柄となります。
一方で、このようにステージが長続きする銘柄は
トレードし易い銘柄だということが分かり、
こういった銘柄を探してトレードしていきましょう。