皆さんこんにちは。
5月に入り春が本格化してくるかと思ったら、一気に夏がやってきました。
5月18日、関東や東北、北陸を中心に気温が上がり、
埼玉県、福島県などでは最高気温が35度以上の猛暑日となりました。
東京都心も2日連続で30度を超えて真夏日となり、5月としては記録的な暑さが続出しました。
山形市では日中の最高気温が34.6度となり5月の観測史上最高を記録しました。
この日は熱中症で病院に運ばれる方が続出し、
病院に行かなくても体調を崩される方が多いようです。
小まめな水分補給を専門家は推奨しており、
昼と夜の温度差が大きくなっていますので体調管理に気を付けていきましょう。
一方で、今年の梅雨入りは例年よりも遅くなっており、沖縄は平年より8日遅く、
昨年と比べると14日遅い梅雨入りを18日にしました。
近畿や関東甲信越では、平年は6月6日から7日あたりが梅雨入りとなっていますが、
今年は沖縄などと同様に遅くなるのかに注目していきましょう。
今年の夏までには、エルニーニョ現象が発生する可能性が高いといった予測もあり、
今後の天候にも注意していきましょう。
今回は世界的なグローバル企業について見ていこうと思います。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
「乖離が大きい=売り」ではない! by masao_shindo on TradingView.com
※TradingView のチャートを使っています
上記のチャートは、「NTT」の週足チャートになります。
1868年、明治元年に、官営による電信事業のサービスが開始されたのが始まりです。
1952年に前身の日本電信電話公社が設立されました。
1985年日本電信電話株式会社法により日本電信電話公社を民営化し
日本電信電話株式会社が設立されました。
現在はNTTドコモや各地域のNTTなどのグループ会社を統括する持ち株会社です。
有線通信事業、移動体通信事業、インターネット関連事業、情報システム・情報処理事業の
情報通信関係が大きく、最近は海外での情報システム構築事業、
国内の都市開発、電力エネルギー事業にも力を入れています。
では、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第1ステージとなってきました。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、3本の移動平均線が右肩上がりになっていますので、
トレンドに勢いがあるのが分かります。
ここから、帯に傾きが出て間隔が広がってくれば更にトレンドに勢いが出てきます。
ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
この企業の注目ポイント
5月12日に発表された2023年3月期決算の内容を見てみましょう。
売上高は前期の12兆1564億円に対して、13兆1361億、
営業利益は前期の1兆7685億円から1兆8289億円、
最終利益は前期の1兆1810億円に対して1兆2131億円でした。
売上高、営業利益、最終利益ともに過去最高を記録しました。
では、セグメント別で見てみましょう。
一番の売上高は総合ICT事業となり、6兆590億円となり、
前期から1888億円増加しました。
次にグローバルソリューション事業が4兆917億円となり、
前期から4765億円増加し、増加額は一番でした。
その他(不動産、エネルギー等)も1兆8070億円となり、
前期から4111億円増加しました。
地域通信事業は3兆1776億円となり、前期から300億円減少しました。
来期の予想は、その他(不動産、エネルギー等)が1970億円の減少予想、
総合ICT事業は510億円増加予想で、全体では13兆600億円となっており
やや減少予想となっています。
最終利益予想は1兆2550億円でプラス3.5%増となっています。
また、7月1日に株式分割を発表しており、1株を25株に分割します。
現在、40万円前後の株価が1万円台で購入できるようになるため、
少額投資家にすそ野が広がるかどうかにも注目が集まります。
このチャートをどう見るか?
移動平均線大循環分析で解説していきましょう。
大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは週足なので、200本EMAは200週EMAとなります。
まずは、200週EMAの動きを見ていきましょう。
分かりやすいチャートは200週EMAがわかりやすい右肩上がりの動きや、
分かりやすく右肩下がりになっています。
この銘柄は200週EMAが綺麗に右肩上がりになっており、
分かりやすいチャートであることが分かります。
次に、200週EMAと帯の関係を見てみましょう。
2013年辺りから200週EMAが右肩上がりになってからは、
上昇期である第1ステージが中心に推移しています。
また、2018年、2020年には下降期である第4ステージの時期が少し続きましたが、
結果的には200週EMAでサポートされています。
その後は、再び上昇期である第1ステージが中心になって推移しています。
最後に直近のステージの変化を見ていきましょう。
直近も安定上昇が続いていますが、ステージが一時的に上昇相場の終焉である
第2ステージになりましたが、直ぐに第1ステージに戻っており、
ステージの「1→2→1の押し目買い」になって高値更新となっており、安定上昇が続いています。
今後も押し目を付けても上昇帯でサポートされるのであれば、安定上昇が続くでしょう。
一方で、押し目を付けたときに帯でサポートされないと、
今までの安定上昇が終焉を迎えますので、押し目を付けたときの帯での同行に注目しましょう。