注目チャート26|銅(Copper)

皆さんこんにちは。

日本上空には真冬並みの寒気が流れ込んでおり、今年の冬は例年よりも厳しい寒さとなるかもしれませんね。一般的には地球は温暖化に進んでおり北極圏などの永久凍土が解け始めているといったニュースをよく見ますが、一説によると地球は寒冷化に進んでいるという見方もあるようです。相場と同じで買い方がいれば売り方がいるようなものなのでしょうか。(安易な考えで失礼いたしました)
地球の場合は数年後というよりは、数十年後や長く見れば数百年後の未来の結果となりますので、どのように対応するかなどは本当に難しい問題です。相場は結果がすぐに出ますのでその都度自身のトレード手法の微調整が必要ですが、基本的なところは変わらないのではないでしょうか。

今週の「S」の気になるチャートは引き続き「トレンドライン」をキーワードとして銘柄を見ていこうと思います。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)

 

銅(COPPER) 日足チャート       11月22日現在

上記のチャートは、「銅(COPPER)」の日足チャートになります。チャートの動きを見ると、上値抵抗線が右肩下がりになっているのが分かります。直近の安値と安値を結んだ下値支持線も上値抵抗線ほどではありませんが右肩下がりになっているのが分かります。
もう「トレンドライン」を引くのは慣れましたでしょうか。チャートを見てまずは線を引いてみることで、トレンドの方向性が見えてくることが多々あります。では、チャートを見てみましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージはステージ2となっています。
ステージ2は移動平均線大循環分析においては上昇期の終焉となります。小次郎講師流に見れば、短期移動平均線と帯の関係を見ていく必要があります。下降期となれば短期移動平均線は帯を下抜けてきます。上昇期に戻るのであれば短期移動平均線が帯を上抜けていきます。短期移動平均線の動きを「CHECK」していきましょう。

ズバリ!注目点

相場は上げ下げを繰り返しながら、上昇トレンドや下降トレンドを形成し、買い方と売り方の力が拮抗すれば揉み合い相場になります。上記のチャートを見れば大きな上昇トレンドを形成してから調整が入り、そこから高値を更新しましたが、前回の帯の長さから比較すれば短い帯の長さでステージ1が終わりました。現状は上値と上値を結んだ「トレンドライン」が抵抗線になっているのが分かります。
また、下値と下値を結んだ「トレンドライン」が下値支持線になっているのが分かります。上昇するエネルギーが残っており再度ステージ1の安定上昇期へと移行するのか、力尽きてステージ3やステージ4へ移行するのかを見ていきましょう。それを確かめるヒントを探るために、2本の「トレンドライン」のどちらに抜けてくるかに注目していきましょう。

「S」の目線

上昇した相場が一服し上記のチャートのように調整が入ることはよくあります。そして、2本の「トレンドライン」を引いたときに、下向きの三角形を形成するパターンは「ウェッジ型」のパターンになります。これは天井打ちのパターンではなく、中段保ち合いの調整に出てくるパターンになります。パターン通りに動くと仮定すれば、上値抵抗線の「トレンドライン」を上に抜けて、まずは、高値更新に向かいます。そこで、ダブルトップとなるか、更に上昇していくかを見極める流れになります。逆にもし下値支持線を割った時には天井打ちから下落相場入りとなる可能性が高くなります。

小次郎講師は「予想はよそう」といっています。パターン分析はトレンドラインを引きながら、その型によって次の展開を探るヒントをくれますが、正解はくれません。個人投資家の特徴として多いのは、自身の相場観にこだわり過ぎて相場観が間違っているにもかかわらず、ポジションを維持してしまう傾向が強いことです。トレンドラインを引きつつも、目線は自身の予測の動きではなく、実際の価格の動きに向けて柔軟に対応していきましょう。

(ライター「S」)

 

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