皆さんこんにちは。
第5回のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では、
侍ジャパンが決勝戦では3-2で米国を破り、3大会ぶりの世界一に輝きました。
準々決勝ラウンドでイタリア代表を打ち破り、
米国のフロリダ州の「ローンデポ・パーク」で行われました。
準決勝でのメキシコ戦では、打線不調だった村上選手が
サヨナラ打を決めて勝利し感動を呼びました。
世界で大注目となった米国との決勝戦では、先発の今永投手がアメリカのターナー選手に
ホームランを打たれ1点を先制されました。
日本はそのウラ、準決勝でサヨナラ勝ちに貢献した村上選手の
ソロホームランで同点に追いつくと、その後、満塁のチャンスを作って
ヌートバー選手の内野ゴロの間にランナーがかえり1点を追加して勝ち越しました。
4回裏には先頭の岡本和真選手がソロホームランを打って
1点を追加して3対1と米国を突き放しました。
8回には、6人目でダルビッシュ有投手がマウンドに上がると、
ワンアウトから5番のシュワーバー選手にホームランを打たれて1点差に迫られました。
しかし、9回には大谷翔平選手がマウンドに上がり、
最後は大リーグ、エンジェルスのチームメート、
トラウト選手との対戦で、フルカウントからのスライダーで空振り三振を奪いました。
大谷選手はグラブと帽子を放り投げ喜びを表現し、
侍ジャパンのメンバーがグラウンドに飛び出し歓喜の渦ができていました。
本当におめでとうございます!
今回は株価としては元気がない企業について見ていこうと思います。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
チャネルライン・トレンドラインで流れを確認 by masao_shindo on TradingView.com
※TradingView のチャートを使っています
上記のチャートは、「トヨタ自動車」の週足チャートです。
豊田佐吉氏が創業した豊田自動織機製作所が源流となっており、
その社内に1933年に開設された自動車部がトヨタ自動車の起源となります。
傘下にはダイハツや日野自動車を擁し、スバルの筆頭株主でもあります。
年間販売台数は1000万台を超え、トヨタブランド単独では世界一位を誇っています。
また、4月1日付で社長の豊田章男氏が会長に退き、
執行役員でエンジニア出身の佐藤恒治氏が新社長に就く人事が発表されました。
では、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第4ステージとなっています。
第4ステージは移動平均線大循環分析においては下降期です。
小次郎講師流に見れば、3本の移動平均線が右肩下がりになってきていますので
下降トレンドに勢いが出てきているのがわかります。
ここから、帯に傾きが出て間隔が広がってくれば更にトレンドに勢いが出てきます。
ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
この企業の注目ポイント
昨年5月11日に発表された2022年3月期決算の内容を見ていきましょう。
売上高は前期の27兆2145億円から31兆3795億円と増加しました。
営業利益は前期の2兆1977億円から2兆9956億円と大幅に増加しました。
最終利益も前期の2兆2452億円から2兆8501億円と大幅に増加しました。
売上高、営業利益、最終利益共に過去最高となりました。
地域別で見ていると、日本の販売台数は前年度の212.5万台から192.4万台へと減少しましたが、
営業利益は1兆1507億円から1兆4255億円と増加しました。
北米や欧州、アジア、その他の地域では販売台数も営業利益も増加しました。
その中で、アジア地域が大幅増加で販売台数が122.2万台から154.3万台へ、
金額が4362億円から6571億円へと2208億円の増加となっていました。
直近で見れば、2月9日に発表された2023年3月期の第3四半期累計決算は、
売上高が27兆4640億円、営業利益は2兆980億円、最終利益は1兆8990億円となりました。
前年同期比でみると、売上高は+18%、営業利益はマイナス17.1%、
最終利益はマイナス18%となりました。
一番の影響は北米で営業利益が前年度は5039億円だったものが、
今期は492億円と前年同期比で4547億円の減少となりました。
ただ、連結販売台数は前期の823万台から880万台の予想となっています。
今後も経済見通しの影響を受けやすい業種でもありますので、
マーケットの環境にも注視していきましょう。
このチャートをどう見るか?
移動平均線大循環分析で解説していきましょう。
大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは週足なので、200本EMAは200週EMAとなります。
まずは、200週EMAの動きを見ていきましょう。
分かりやすいチャートは200週EMAが緩やかに右肩上がりだったり、右肩下がりだったりします。
この銘柄は200週EMAが2020年までは緩やかな右肩上がりになっていますが、
価格は200週EMAを上下に推移しており、もみあい相場の様相を呈していました。
次に、直近の200週EMAと価格の関係を見てみましょう。
2020年に価格が200週EMAを上抜けてからは、200週EMAが右肩上がりになりましたが、
直近は価格の反落と共に横ばいになってきました。
最後にステージの変化を見ていきましょう。
2020年辺りからは、上昇期である第1ステージが中心でしたが、
2022年後半以降は下降期である第4ステージが中心となってきています。
直近相場は価格が200週EMAに絡んできました。
このままトレンド転換に移行するのか、それとも、帯が200週EMAで反発して
大局の押し目買いとなるのかに注目しましょう。