皆さんこんにちは。
2月21日に東京、上野であるお別れがありました。
上野動物園で生まれ育ったパンダの「シャンシャン」が中国へ返還されました。
沿道には別れを惜しむ多くのファンの姿があったようです。
2017年6月、シンシンから生まれ上野動物園で初めて
自然繁殖で順調に成長したパンダとなり大人気となりました。
一般公開されると申し込みが殺到し、倍率が最大144倍となる日もあったとのことです。
最終観覧日となった2月19日にはおよそ2600人が来場し、中には涙を流す人もいたそうです。
日本中で巻き起こったシャンシャンフィーバーにおいては、
今も関連商戦が盛り上がりを見せています。
シャンシャンが生まれてからこれまでの経済効果について、
関西大学の宮本名誉教授は「600億~650億円の経済効果があっただろう」と推察しています。
3月に開催されるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、
日本代表が優勝した場合の国内の経済効果は、
約596億円にのぼるとの試算が21日、発表されました。
そう考えると、シャンシャンの経済効果も凄かったということがよくわかります。
上野動物園に近い松坂屋上野店ではシャンシャンに感謝を伝えるイベント
「ダイスキ シャンシャン!」が今月28日まで開かれているとのことですので、
一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
今回は半導体関連で世界トップ企業について見ていこうと思います。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
上抜けしやすい中間波動 by masao_shindo on TradingView.com
※TradingView のチャートを使っています
上記のチャートは、「ディスコ」の日足チャートです。
1937年5月、広島県呉市に工業用砥石メーカー「第一製砥所」として、
関家三男氏が創業したのが始まりです。
1968年12月にダイヤモンドを練り込んだ超極薄切断砥石「ミクロンカット」を発表し、
当時の切断機器では砥石の破断が相次いだため、自社で切断装置を開発することになりました。
半導体、電子部品の研削・切断・研磨装置で世界トップ企業です。
では、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第1ステージとなっています。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、3本の移動平均線が右肩上がりになってきていますので
上昇トレンドとなっているのが分かります。
ここから、帯に傾きが出て間隔が広がってくれば更にトレンドに勢いが出てきます。
ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
この企業の注目ポイント
昨年4月21日に発表された2022年3月期決算の内容を見ていきましょう。
売上高は前期の1828億円から2537億円と大幅に増加しました。
営業利益は前期の531億円から915億円と大幅に増加しました。
最終利益も前期の390億円から662億円と大幅に増加しました。
売上高、営業利益、最終利益はすべて過去最高となりました。
製品群別の売上高で見ると、精密加工装置の売上が
一気に伸びており、全体の約6割を占めています。
地域別で見ればアジアが圧倒的で北米も伸びてきていました。
アジアは全体の76%を占めておりますが、その中で中国がトップとなっています。
直近で見れば、1月24日に発表された2023年3月期の第3四半期累計決算は、
売上高が2051億円、営業利益は791億円、最終利益は572億円となりました。
前年同期比でみると、売上高は+13.8%、
営業利益は+25.1%、最終利益は+25.7%となりました。
出荷が高水準になったことや為替が円安にふれたことの影響で売上や営業利益が増加しました。
アジアの中でも中国比率が一番高い内訳となっていますが、
昨年度と比較すると中国比率が下がってきており、
他の地域でカバーできるかどうかにも注目が集まります。
このチャートをどう見るか?
移動平均線大循環分析で解説していきましょう。
大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは日足なので、200本EMAは200日EMAとなります。
まずは、200日EMAの動きを見ていきましょう。
分かりやすいチャートは200日EMAが緩やかに右肩上がりだったり、右肩下がりだったりします。
この銘柄は200日EMAが横ばいになっている期間が長く
分かり難い期間が長かったことが分かります。
2021年半ばまでは200日EMAが右肩上がりなので分かりやすい動きでした。
それから、2022年後半からも200日EMAが右肩上がりになってきているので
分かりやすい動きになっているというのが分かります。
次に、直近の200日EMAと価格の関係を見てみましょう。
2022年後半まで200日EMAが横ばいになっており、上昇トレンドでも下降トレンドでもない
中間波動になっていましたが、そこから中間波動が終わり上昇トレンドになっています。
最後に直近のステージを見ていきましょう。
中間波動が終わってからは上昇期である第1ステージを中心に推移しています。
ステージの1→2→3→2→1の押し目買いになるところはありましたが、
しっかりと上昇トレンドを形成しています。
しかも、押し目を付けたところは、中間波動になっていた時の高値がサポートとなっており、
サポレジ転換しているような動きでした。
ちなみに、サポレジ転換とは、中間波動になっていときの高値のところは
レジスタンス(抵抗線)になっていましたが、そこを上抜けたことで、
今度はその高値だったところがサポート(支持線)に変更しており、
そのレジスタンスとサポートが切り替わることをサポレジ転換と言い、
そのような動きになったので、サポレジ転換が機能したと表現します。
ここから、帯に傾きが出て間隔が広がってくれば上昇トレンドに勢いが出てきます。
しっかりとした上昇トレンドとなるのかどうかに注目して見ていきましょう。