注目チャート24|ドル・スイスフラン

皆さんこんにちは。

トランプ米大統領がアジアを歴訪しています。
今回初来日となりましたが、安倍晋三首相とトランプ大統領は男子プロゴルフの松山英樹選手と共に、埼玉県の霞ヶ関カンツリー倶楽部で懇親ゴルフを行いました。因みに霞ヶ関カンツリー倶楽部は普段から一般人だけではプレーが出来ず、メンバーの同伴か紹介が必要だそうです。そのメンバー(会員)になるにはまず平日会員になるのに入会金が約800万円で、3年間の実績を積めば400万円を追加して正会員になれるそうです。
東京オリンピックのゴルフの会場になったことにより、それまでは正会員は男性のみでしたが、今年の3月から女性も入会できるようになったそうです。ただし、政財界の大物が会員に名をずらっと並べているようで会員になるのは相当困難なようです。我々庶民にとっては別世界の話ですね。

今週の「S」の気になるチャートは、「W」をキーワードとした銘柄を掲載します。チャートの型は本当に様々なパターンがありますね。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)

ドルスイスフラン 日足チャート       11月8日現在

上記のチャートを見て、「ドルスイスフラン」のチャートだと直ぐに分かった方は少ないかもしれませんが、このチャートの型が「Wボトム」(ダブルボトム)だと気付かれた方は多かったのではないでしょうか。
では、「ドルスイスフラン」の日足チャートを見てみましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージはステージ1となっています。ステージ1は移動平均線大循環分析においては上昇期となります。
小次郎講師流に見れば、下降期から一度揉み合いを入れてから上昇期となっています。帯に傾きが出て間隔が広がっておりトレンドに勢いがあります。どこまで上昇するのか、ここからの展開を確りと「CHECK」していきましょう。

ズバリ!注目点

「ダブルボトム」とはアルファベットの「W」のような型になり、安値圏で出現する場合に底値を暗示しトレンド転換を判断する代表的なパターンのひとつです。ダブルボトムになるためには、それまでに大きな下落相場が必須です。売り圧力が強く大きく下落していた相場が、一度安値を付けてから反発します。しかし、切り返す力が弱く、再度売り圧力に押されて下落します。ところが、一度つけた安値前後からは大きく下がることなく、再び上昇し最初に付けた戻り高値を超えていけば「ダブルボトム」が完成します。

チャートの形が「W」に近づいてきた時点で「ダブルボトム」が発生して「底打ちした」といったコメントを見る機会もありますが、大きく下落した後の戻り高値を「ネックライン」といいますが、そのネックラインを超えて、そのネックラインが支持線として機能して初めて「ダブルボトム」完成となります。ですから、ネックラインを超える前に「W」の形だから底値だと早とちりしてしまうと、未だ底打ちしておらず中段保ち合いから反落して更に下げるというケースもありますのでご注意ください。「ダブルボトム」はネックラインを超えて初めて完成するという点に注目していきましょう。

「S」の目線

では、「ダブルボトム」が完成すれば、ターゲットは何処になるかを予測していきましょう。

一般的には付けた安値とネックラインの値幅をネックラインに足した価格がターゲットになり、強い相場の場合はそれは2倍、3倍となります。勿論、予測価格まで到達せずに反落することもありますので、チャートが変化すれば素直に対応しなければいけません。チャートはいつも同じ形をするわけではありませんので、必ず綺麗な底打ちや天井となるものでもありません。
ただ、今回のチャートのように綺麗な形が出現することもあり、その場合パターンを知っているか否かで、ある程度の予測を立てることができます。そこに目線を向けながらチャートの動向を見ていけば、チャートの変化や意識されやすい局面が見えてくるのではないでしょうか。

(ライター「S」)

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