皆さんこんにちは。
暦は10月となり本格的な秋を迎えようとしています。
今年は10月になっても気温が30度を超え真夏日のような暑さとなったかと思えば、
一転して気温がグッと下がって気温が15度を下回り12月上旬並みの気温となり、
どういった服を着れば良いのか判断が難しい日々となっています。
服選びに悩むくらいならまだしも、急激な温度差によって体調管理が一気に難しくなります。
今年は、コロナ対策も必要ですし、冬に向けてのインフルエンザ予防も大事になってきます。
過ごしやすい秋らしい日々を過ごしていきたいものですね。
毎年10月になると、10月のことを「神無月」といいますが、
出雲の国では日本中の神様が集まるので「神在月」という話を思い出します。
もちろん、これは諸説ある話の中の一つではありますが、
こういった面白い話というのは様々な諸説の中で有力候補として残っていくような気がします。
世の中というのは、つまらない真実よりも面白い作り話の方が、
本当のこととして伝わりやすいからです。
善し悪しは別として、人はそういった側面があるように思われます。
今回はそういった人の体をケアする商品なども作っている企業を見ていこうと思います。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
高値と安値の位置を確認しよう ~チャートを図形で見る~ by masao_shindo on TradingView.com
※TradingView のチャートを使っています
上記のチャートは、「ローム」の週足チャートになります。
1954年に、東洋電具製作所を創業したのが始まりです。
創業者である佐藤研一郎氏が立命館大学在学時に考案した
炭素皮膜抵抗の特許を元に創業しました。
社名のローム(ROHM)とは、R:抵抗 Ohm:抵抗を示す単位であり、
そこに由来しているとのことです。
その後、大規模集積回路の製造を手がけ始め、現在は様々な機能を顧客の要望に応じて
LSI上に集積するカスタムLSIが主力となっている企業です。
では、チャートのステージを見ていきましょう。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第1ステージとなっています。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流に見れば、帯が横ばいで細い状況ですので、トレンドに勢いはまだありません。
ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。
一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場が終焉となります。
短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
チャートの注目ポイント
今月の5月10日に発表された2022年3月期決算の内容を見てみましょう。
売上高は4521億、営業利益は714億円、最終利益は668億円でした。
最終利益は減益となりましたが、売上高は過去最高となりました。
また、7月29日に発表された四半期決算を見ると、売上高が1251億円、営業利益は225億円、
最終利益が261億円と前年同期比で見ると全てがプラスになっていました。
売上高がプラス12.5%、営業利益がプラス47.6%、
最終利益は2.2倍と堅調な結果となっていました。
ロームのセグメントは「自動車」「産機」「民生」「通信」
「コンピューター&ストレージ」に分かれます。
それぞれの売上高を見ると、自動車はプラス15.8%した。
産機はプラス19.9%でした。産機とは計測器や工作機械、太陽光発電医療機器などです。
民生はプラス0.4%でした。民生とはAV機器、白物家電、ゲーム機スマートスピーカーなどです。
通信はマイナス5.6%でした。スマートフォン基地局などですが、
自動車の481億円の売上に対して62億円ですので、影響は小さいです。
コンピューター&ストレージはプラス26%となっていました。
国別でも米国、欧州、中国や韓国、台湾などすべてがプラスとなっていました。
受注残高で見ると前期からは減少いましたが、円安となっている
為替の影響が大きいようで1円の円安は25億円の業績プラスに繋がります。
景気後退懸念という不安要素と為替も大きな影響がありますので注視して見ていきましょう。
このチャートをどう見るか?
移動平均線大循環分析で解説していきましょう。
大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは週足なので、200本EMAは200週EMAとなります。
まずは、200週EMAの動きを見ていきましょう。
200週EMAが右肩上がりの動きのときは長期安定上昇となります。
右肩下がりの動きは長期安定下降となります。
この銘柄の200週EMAはそれなりの大きな波を打ちながら推移していますので
価格の乱高下がそれなりに激しいことが分かります。
ただ、そういった中でも200週EMAは右肩上がりとなっており、
長期安定上昇の銘柄であることが分かります。
次に、200週EMAと価格の関係を見てみましょう。
本来200週EMAが右肩上がりの銘柄は、200週EMAがサポートとなって
大局の動きが上昇していくのですが、この銘柄はあっさりと
200週EMAを割り込んだりしながら上昇しています。
こういった銘柄は週足ベースでの話になりますが、トレードし易いか否かで言うと、
トレードし難いチャートということになります。
では、直近のステージを見ていきましょう。
2022年になってからの動きが特徴的です。
下降期である第4ステージになりましたが、
ここでは200週EMAでサポートされて上昇期である第1ステージに移行しました。
ただし、上昇期ではありますが
帯が細く横這いになっていますので、トレンドの勢いはありません。
直近の高値(2022年9月)を更新し、昨年末の高値を更新すると、
明確に長期上昇トレンド継続となります。
高値更新して長期上昇トレンドとなるか、今年の安値を割って
トレンド転換するかのカギは短期移動平均線と帯の関係となりますので注目しましょう。