皆さんこんにちは。
最高気温が35℃を超える猛暑日となることが増えてきていますが、いかがお過ごしでしょうか。
8月も中旬になりお盆のお季節となってきました。
ご存知の通り、お盆はご先祖の霊を弔うために行われる夏の一連の行事のことです。
現代社会においては夏の風物詩ともなっていますね。
名前の由来は仏教用語からきており、
「盂蘭盆会(うらぼんえ)」を略してお盆と呼ばれるようになったそうです。
日本では奈良・平安時代には「盂蘭盆会)」が行われていたということですので、
1000年以上続く伝統行事ということになります。
現在は8月15日を中心に8月13日~8月16日にかけてお盆期間とすることが多いようですね。
ただ、お盆の期間は地域によって日程は違いがあります。
また、お盆は祝日ではありませんので平日扱いとなります。
したがって、銀行や市役所などは従来通りとなりますが、公共交通機関は休日モードになります。
一般的なお盆では13日に迎え火を行い、ご先祖様の霊が迷わず帰れるように火を焚きます。
そして、15日から16日にかけて送り火を焚いて、ご先祖様があの世に戻られ盆があけます。
全国的に有名な京都の「五山送り火」もその行事の内の一つです。
盆踊りや精霊流し、花火大会などもお盆に関連している行事ですね。
コロナ禍ではありますが、心穏やかにお盆を過ごしていきたいものですね。
今回取り上げる企業は、お盆休みにも売り上げが伸びそうな企業です。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
トレンドの基本は「N波動」 by masao_shindo on TradingView.com
※TradingView のチャートを使っています
上記のチャートは、「ゲオホールディングス」の週足チャートになります。
名古屋市に本社を置く、レンタルビデオショップ・リユースショップなどを
全国に展開するゲオグループの持株会社です。
リユース市場では国内シェア第1位を誇っています。
1986年に遠藤結城(創業者)氏が愛知県豊田市にビデオレンタル店を開業したのが始まりです。
そこから、様々な企業を吸収合併し成長してきた会社です。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第1ステージとなっています。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流にみれば、上昇帯になって帯に傾きが出て間隔が広がり始めていますので、
トレンドに勢いが出始めてきたことが分かります。
ここからさらに帯に傾きが出て間隔が広がり上昇トレンドに勢いがでるのか、
それとも短期移動平均線が帯を下抜けて上昇相場が終焉するのかがポイントとなります。
ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
この銘柄の注目ポイント
今年の5月13日に発表された2022年3月期の決算発表を見ていきましょう。
まずは、売上高は3378億円、営業利益は81億円、最終利益は59億円でした。
前年比で比べると売上高が過去最高を記録しました。
その後、8月10日に発表した22年4月~6月期決算が発表されました。
売上高は813億円、営業利益40億円、最終利益が30億円となりました。
売上高は7%増、営業利益は3.5倍、最終利益は5.8倍と大幅に伸びていました。
業績の背景を見ると、外出自粛ムードの緩和により、2nd STREETの主力である
リユース衣料服飾商材の売上好調が続いたことがあげられます。
ゲーム関連とレンタルに関しては、前年同期比で見ると売上高は減少していました。
ゲームソフトのタイトル不足とゲーム機本体の需給ギャップが続きました。
レンタルに関しては時代の流れから年々減少傾向となっているようです。
一方で、衣料品の販売やスマホ・タブレットなどの通信機器の売上は好調でした。
もともとのレンタル事業の衰退を他の事業がカバーしており、
業態転換が上手くいっている例の一つになります。
今後もリユース市場を深堀していくことで業績向上を狙っていくようですので、
今後の2nd STREETの出店攻勢に注目となります。
このチャートをどう見るか?
移動平均線大循環分析で解説していきましょう。
大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは週足なので、200本EMAは200週EMAとなります。
まずは、200週EMAの動きを見ていきましょう。
安定上昇している銘柄は、200週EMAは緩やかに右肩上がりの動きとなります。
安定下降している銘柄はその逆となります。
この銘柄の200週EMAは緩やかに右肩下がりとなっています。
そして、直近相場は右肩下がりから横ばいになってきたような動きです。
次に、200週EMAと価格の関係を見てみましょう。
200週EMAは緩やかな右肩下がりとなっていますが、
価格はその200週EMAを挟んで推移しており、
それなりに乱高下している銘柄ということが分かります。
では、ステージを見ていきましょう。
2022年2月くらいまでは、下降期である第4ステージを中心に推移していました。
もちろん、上昇期である第1ステージになることもありましたが、
期間としては第4ステージの方が長いチャートとなっていました。
そこから、チャートに変化が起きてきます。
まず、2021年5月に下降期である第4ステージの流れから安値を付けました。
しかし、そのときに、2020年3月の安値を割らずに安値が切り下がらない展開となりました。
そこから、じりじりとですが、安値が切り上げるチャートになっていきました。
今度は、高値に変化が起きてきます。
2022年2月の高値はそれまでの高値切り下げの動きが継続となっていましたが、
今回の上昇でそれが崩れて高値が切り上がってきました。
最後に直近の動きを見ていきましょう。
上昇期である第1ステージになってから、徐々に帯に傾きが出て間隔が広がり始めてきました。
ここから明確にトレンド転換出来るかどうかに注目していきましょう。