皆さんこんにちは。
7月も終わりを迎えようとしていますね。
社会人になると実感がわきませんが、この時期になると学校では夏休みに入ります。
登校することなく、各自がそれぞれの夏休みを過ごすことになります。
私が小学生の時は虫かごと網を持って森の中に虫取りに行っていましたが、
最近の子供は虫が嫌いな子が多いようです。
最近の子供は習い事に通ったりする子供が多いのかもしれませんね。
さて、夏休みといえば宿題です。
沢山の宿題が出る中で、平日の朝コツコツとやっていれば週末は終日、
平日は午後からは十分遊べるくらいの量だったように記憶しています。
皆さんは宿題をどうやって対応していたのでしょうか。
コツコツとされていたという方もいらっしゃるでしょうし、
前半に一気にやりきって後は遊ぶという方もいらっしゃったかもしれません。
しかし、多くは宿題を後回しにして夏休みの最終週くらいから
必死でやっていたという方が多いような気がしますがいかがでしょう。
いずれにせよ社会に出れば宿題が出ることは無くなったかもしれませんが、
この夏、折角ですのでチャート分析の勉強を本格的にやってみるというのはいかがでしょうか。
今回取り上げる企業は、高値から半値以下に下落した企業です。
一体何があったのかも含めて深掘りしていきます。
では、チャートを見ていきましょう。
今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)
200日EMAは大局のトレンドを見ている by masao_shindo on TradingView.com
上記のチャートは、「レーザーテック」の日足チャートになります。
1960年に電機メーカー出身の創業者・内山康氏が設立した
「有限会社東京ITV研究所」が源流となります。
1962年に前身となる「日本自動制御株式会社」が設立され、
医療機関で使われる X線テレビカメラの開発受託を手掛けていました。
その後、磁気テープの張り具合を測定するテンションアナライザーや
テープ幅測定装置などを開発し現在に至っています。
売上高の7割強を半導体関連が占めるという、日本の半導体関連装置製造業企業です。
移動平均線大循環分析によるステージCHECK!
現在のステージは第1ステージとなっています。
第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流にみれば、帯が上向きになってはいますが
未だ細い状態ですので、トレンドの勢いは未だありません。
ここから再び帯に傾きが出て間隔が広がり上昇トレンドに勢いがでるのか、
それとも短期移動平均線が帯を下抜けて上昇相場が終焉するのかがポイントとなります。
ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。
この銘柄の注目ポイント
昨年の8月6日に発表された2021年12月度の決算発表を見ていきましょう。
まずは、売上高は702億円、営業利益は260億円、最終利益は192億円でした。
前年比で比べると売上高、営業利益、最終利益ともに過去最高を記録しました。
4月28日に発表された第3四半期累計決算は、売上高が535億円、
営業利益が165億円、最終利益が130億円でした。
前年同期比で見ると、売上高が3%増となったものの、
営業利益が119%減、最終利益が3.5%減となっていました。
特に第3四半期の決算を見ると、前年同月比で見ると、売上高が15%減、
営業利益は42%減、最終利益は36%減となっており、
第3四半期の決算が足を引っ張っているということになります。
その背景には、新型コロナウイルスの変異株による感染の再拡大が重荷となる中、
ロシアによるウクライナ侵攻が資源・食料品の高騰やサプライチェーンの混乱を招き、
世界的なインフレ圧力が更に高まったことが挙げられます。
また、金融政策や為替相場も不安定に推移し、
世界的な半導体の供給不足が相まって先行きが不透明な状況が続いています。
世界的な景気後退(リセッション)懸念が続く中、
サプライチェーンの混乱が解消されるのかなど課題が山積ではあります。
しかし、半導体市場は景気動向を反映し易いので、今後の市場の動向に注目していきましょう。
このチャートをどう見るか?
移動平均線大循環分析で解説していきましょう。
大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは日足なので、200本EMAは200日EMAとなります。
200日EMAと価格の関係を見ると、2020年のコロナショックの時でも
価格が200日EMAに軽くタッチするくらいで
2022年まではずっと右肩上がりの推移となっていました。
その後、2022年1月に高値を付けてからは、価格の急落とともに
価格が200日EMAを下回ってからは200日EMAも右肩下がりの動きになりました。
そして、再度価格の上昇に伴い、右肩下がりになっている200日EMAに価格が接近してきました。
次にステージを見ていきましょう。
2022年に価格が200日EMAを下回るまでは
上昇期である第1ステージを中心に推移していました。
2022年以降は下降期である第4ステージを中心に推移しており、
ステージの4→5→4の戻り売りの流れとなっていました。
そこから、直近相場を見ていくと、下降期の第4ステージから
上昇期である第1ステージに一気にトレンド転換してきました。
トレンド転換をするということは、帯が下降帯から上昇帯に移行するということです。
そのときに、切り替わった上昇帯が
どういった状態になっているかによって次の展開が分かります。
上昇帯になった時に帯が横ばいに近い状態であれば相場に勢いがありません。
また、上昇帯が上向きに鋭い角度で上昇していれば、その相場は勢いがあります。
ということは、直近相場の上昇帯を見ると、上昇に勢いがあることが分かります。
後は、帯の間隔が広がってくれば更に上昇に勢いが出てきますので、
帯の傾きと間隔に注目して見ていきましょう。