注目チャート226|ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)

皆さんこんにちは。

ここにきて再びコロナ感染者数が増加してきました。
20日の感染者数が全国で15万人を超え、
翌21日には全国で18万人を超え過去最多となったようです。

感染拡大第7波となってきており、大きな原因となっているのが
オミクロン株の一つである「BA.5」です。
感染スピードは「BA.2」の1.27倍、ワクチン効果は大きな違いはなく、
重症化も差は認められないということで、とにかく感染力が高いというのが特徴のようです。
また、ワクチンや感染による免疫をかいくぐる「免疫逃避性」があることも特徴となっています。
そして、第6波のピークの2倍くらいに感染者が増加してもおかしくない勢いとのことです。

とはいえ、前回との違いは、国も市町村も行動制限をかけていないということです。
このまま感染者が増加し、重症化する方が増えて病床使用率が上がり
医療崩壊につながるのであれば国や市町村の態度も変わるかもしれません。
そして、現状は発熱外来の現場は相当ひっ迫しているようですので、
ルールを変えるか行動制限を行うかという選択も出てくるかもしれません。

いずれにせよ感染予防をしっかりとしながら、怯えることなく
正しくコロナと向き合っていきたいですね。

今回取り上げる企業は、巣ごもりが増加すれば
注目される企業の一つだろうということで取り上げました。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


中間波動はチャンスにつながる! by masao_shindo on TradingView.com

※TradingView のチャートを使っています

上記のチャートは、「ガンホー・オンライン・エンターテイメント」の週足チャートになります。

1998年(平成10年)にアメリカの大手オークションサイト・OnSaleと
ソフトバンク(現在のソフトバンクグループ)の合弁企業としてスタートしました。
設立当時はオンセール株式会社という社名でスタートしました。

初代社長には孫正義の弟である孫泰蔵氏が就きました。

当初はネットオークション事業を手がけるも、2002年(平成14年)8月に同事業からは撤退、
現行の社名に変更するとともにオンラインゲーム運営事業へと転換しました。

まずは、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第1ステージとなっています。

第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流にみれば、帯が細く横這いになっているので、トレンドの勢いは未だありません。

ここから再び帯に傾きが出て間隔が広がり上昇トレンドに勢いがでるのか、
それとも短期移動平均線が帯を下抜けて上昇相場が終焉するのかがポイントとなります。

ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

この銘柄の注目ポイント

今年の2月14日に発表された2021年12月度の決算発表を見ていきましょう。
まずは、売上高は1046億円、営業利益は328億円、最終利益は228億円でした。

前年比で比べると売上高、営業利益、最終利益も増益となりました。

5月13日に発表された第1四半期の決算発表を見ると、売上高が239億円、
営業利益が75億円、最終利益が48億円でした。
前年同期比で見ると売上高が17%減、営業利益が29%減、
最終利益が28%減となっていました。

パズドラというゲームが10周年を迎えて記念イベントやコラボ依然との実施によって
安定的に推移するもそれ以外が落ち込みました。
また、昨年は巣ごもり需要の影響で売上高が大きく伸びた反動も出ているようです。

ゲーム事業は当たれば大きく、当たりが出なければ開発費用などが
かさむという特殊事情がありますので、浮き沈みの激しい業界です。
パズドラというドル箱作品がこの後にも出てくるかどうかにも注目しながら見ていきましょう。

このチャートをどう見るか?

移動平均線大循環分析で解説していきましょう。

大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは週足なので、200本EMAは200週EMAとなります。
200週EMAと価格の関係を見ると、2019年に価格が大きく上昇した時に、
少し緩やかに右肩上がりとなりましたが長くは続かず、その後は右肩下がりとなっています。

2020年後半から2021年前半、そして2021年後半に200週EMA超えに挑戦していますが、
綺麗な上昇トレンドとはなっていません。
現状は200週EMAが横ばいになっており、価格が再び上抜けてき始めてきたところです。
つまり、200週EMAと価格の関係はもみ合い相場になっているということが分かります。

次にステージを見ていきましょう。
コロナショックで下降期である第4ステージが続いていましたが、
その後は上昇期である第1ステージに移行するも200週EMAで抵抗を受けて反落し、
再度、第4ステージに移行しました。
ただ、今度は第4ステージが長く続かず第1ステージになりました。
直近は下降相場の入り口である第3ステージに移行しますが、
すぐさま切り返して現状は第1ステージになってきました。

今年の推移を見るともみ合い相場の様相となっています。
もみ合い相場というのは、買い方と売り方の攻防において決着がついていない状態です。
もみ合い相場のもみ合い幅を放れるとトレンド相場となることがそれなりにあります。
相場格言にも「もみ合いは放れに付け」とあります。

ここから、もみ合い放れが起きるのかどうかに注目となります。

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