注目チャート222|積水ハウス(1928)

皆さんこんにちは。

紫陽花が綺麗な季節になってきましたね。
ということは、ご存知の通り梅雨の季節となります。
今年は全国的に梅雨入りしてきており、雨が降る日が増えてきました。

関東地方では、先週から日中の気温が上昇する中に
寒気が入り込んだ影響によって大気が不安定になっています。
そんな中、ゲリラ豪雨や竜巻などが発生しており、
突然の激しい雨や突風、雷が多発しているようです。

また、2日の午後には関東各地で「ひょう」が降り、
しかも場所によってはゴルフボールくらいの大きさのものが降ってきたようです。
群馬県や埼玉県、千葉県で被害が目立っていたようです。
それに伴い、学校や役所の窓ガラスが大量に割れたり、
トウモロコシ畑が全滅したり、果物が破損したといったニュースが各地から入ってきています。

初夏の時期は真夏に比べると地上付近の気温が低いため、「ひょう」が降りやすく、

今回、取り上げるのはどのような気候であっても対応できるものを
販売しているのではないかと予想出来る企業です。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


大きく見れば中間波動~目先の動きだけで判断しないように~ by masao_shindo on TradingView.com

※TradingView のチャートを使っています

上記のチャートは、「積水ハウス」の日足チャートになります。

大阪市に本社がある日本の住宅メーカーです。
1960年に積水化学工業株式会社のハウス事業部を母体として、
同年の8月に独立をし、積水ハウス産業株式会社を設立しました。

大和ハウスなどと共に大手住宅メーカーとして知られています。

積水ハウスと共に混合し易いのがセキスイハイムですね。
同じ会社だと思う方も多いようですが、
セキスイハイムは積水化学工業の住宅ブランド名なのです。

まずは、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第1ステージとなっています。

第1ステージは移動平均線大循環分析においては上昇期です。
小次郎講師流にみれば、ステージが変わったばかりなので、
帯に傾きが出て間隔が広がるかどうか注目となります。

ここから、帯に傾きが出て間隔が広がり上昇トレンドに勢いがでるのか、
短期移動平均線が帯を下抜けて上昇期が終焉するのかがポイントとなります。

ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

この銘柄の注目ポイント

今年の3月10日に発表された2022年1月度の決算発表を見ていきましょう。
まずは、売上高は2兆5895億円、営業利益は2301億円、最終利益は1539億円でした。
売上高、経常利益、最終利益共に過去最高となりました。

セブメント別に見ていくと、請負型事業の売上が9986億円と
前年度の9849億円から伸びており、且つ、セブメントの中では一番の売上となっています。
請負型事業とは戸建住宅や賃貸住宅、土木事業の請負となります。
次にストック型が7411億円と前年度の6987億円から増加していました。
ストック型とは、リフォームや不動産事業となります。
そして、開発型は3848億円と前期の3211億円か羅増加していました。
開発型は分譲住宅やマンション、都市開発などの事業となります。
最後に国際事業は3889億円と前期の3706億円から増加していました。

コアビジネスの更なる深化と新規事業への挑戦が今後の基本方針となっており、
請負型ビジネス、ストック型ビジネス、開発型ビジネスの3つの柱を
国内と国際の二つで、計6つの柱の有機的成長で持続的な成長を目指すようです。

また、6月9日に第1四半期決算が発表されました。
売上高は7436億円、営業利益は877億円、最終利益は574億円となりました。
売上高は前年同期比でプラス22%、営業利益は同プラス60%、
最終利益は同プラス58.9%と大幅に伸びています。

コロナ禍から徐々に経済が動き始めてきたようです。
不動産も同じように動き出すのかを、日本経済の動向と合わせて見ていきましょう。

このチャートをどう見るか?

移動平均線大循環分析で解説していきましょう。

大局の強気と弱気の分岐点とされる
200本EMA(指数平滑移動平均線)と価格の推移を見ていきましょう。
チャートは日足なので、200本EMAは200日EMAとなります。
200日EMAと価格の関係を見ると、コロナショックの後に二番底を付けて、
200日EMAは緩やかに右肩下がりの動きになりました。
その後、価格の上昇に伴って200日EMAは右肩上がりの動きになっていきました。
2022年の年初に高値を付けてからは価格の下落と共に200日EMAも右肩下がりになりました。
現在は、価格の上昇によって横ばいに動きになってきています。

次にステージを見ていきましょう。
200日EMAが右肩上がりのときには、上昇期である第1ステージの期間が
やや長くなっていますが、それでも、ステージがコロコロと変化しています。
直近の動きをみても下降期である第4ステージがしばらく続いていましたが、
ここにきて上昇期である第1ステージへ移行していきました。

では、直近の動きを見てみましょう。
下降期である第4ステージから切り返しが入り、
そこから9本横ばいの動きになっていました。
そこから、1本大きな陽線で上放れてきました。
ポイントは、今年の3月の高値を更新出来るかどうかです。
もし、更新出来たとしても、今年の1月の高値を突破しなければ
上昇トレンドが継続とはなりません。

ここから上昇トレンドが発生となるのか、
それとも一時的な切り返しとなるのかを見ていきましょう。

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