注目チャート218|メルカリ(4385)

皆さんこんにちは。

桜の季節は終わりましたが、5月になってツツジが綺麗に咲き誇ってきました。
短い春が終わると、季節はあっという間に初夏に移ってきました。
日中は太陽の日差しが強くて、汗がジワッと出てきます。
毎年のことですが、春や秋といった過ごしやすい時期は短く、夏や冬の期間が長く感じますね。

この2年ほどはコロナの影響から制限されていたゴールデンウィークでしたが、
今年は3年ぶりに行動制限のないゴールデンウィークとなっています。
今年は、飛行機も電車もゴールデンウィーク中は満員となっているようです。
行楽地やイベント会場でも物凄い人手で大盛り上がりのようです。
やはり、感染対策も大事ですが、人が集まって盛り上がるというのは素晴らしいですね。
休止していたイベントやお祭りが今年は開催されるところが増えるので、
やっと日常が戻ってきたように感じます。

コロナ感染者数が大きく減少したわけではありませんが、ウィズコロナ時代において、
どのようにコロナと向き合えばよいのかが見えてきたのでしょう。

今回、取り上げる企業はフリーマーケットをネット上で完結できる
システムを構築した企業です。
では、チャートを見ていきましょう。

今週の注目チャート(移動平均線大循環分析)


トレンド転換を見抜け ~チャートの注目ポイント~ by masao_shindo on TradingView.com

※ 本動画では TradingView のチャートを使っています

上記のチャートは、「メルカリ」の日足チャートになります。

2013年2月に山田進太郎氏が「株式会社コウゾウ」として設立し、
同年中にメルカリに名称変更しました。

2013年7月2日にフリマアプリ「メルカリ」Android版配信のサービスが開始され、
7月23日 にiPhone版の配信が開始されました。

Jリーグの鹿島アントラーズをグループに持っています。

では、チャートのステージを見ていきましょう。

移動平均線大循環分析によるステージCHECK!

現在のステージは第4ステージとなっています。

第4ステージは移動平均線大循環分析においては下降期です。
小次郎講師流にみれば、帯に傾きが出て間隔が広がってきていますので、
トレンドに勢いがあるのが分かります。

ここから短期移動平均線が帯を上抜けて下降期が終焉するのか、
それとも更に帯に傾きが出て間隔が広がり下降トレンドの勢いがでるのかがポイントとなります。

ここからの短期移動平均線と帯の関係を「CHECK」していきましょう。

この銘柄の注目ポイント

まずは昨年8月12日に発表された2021年6月度の決算発表を確認していきましょう。
売上高は1061億、営業利益は51億円、最終利益は57億円となりました。
売上高、営業利益と最終利益が過去最高を記録しました。
その背景には、メルカリの成長とメルペイの単月営業黒字を実現したことなどが挙げられます。

次に、今年4月28日に発表された第3四半期累計では、売上高が1097億円と
前年同期比で42%の増加となるもの、営業利益は46億円の赤字となりました。
最終利益も47億円の赤字となりました。
背景には日本のメルカリにおける不正利用の影響などが出て成長が鈍化したことと、
メルカリ米国での成長が鈍化したことがあります。

それに伴い、2022年6月期の連結決算予想は、売上高が1470億円、
営業利益が45億円のマイナス、最終利益は86億円のマイナスの予想となっています。

日本のメルカリやメルペイは順調に成長を続けていける環境となっておりますが、
メルカリ米国の業績が足を引っ張っている状態が続いています。
逆に、メルカリ米国の業績が改善することで、一気に飛躍できる可能性がでてきます。
メルカリの業績回復のカギは米国にあるようですので注目してみていきましょう。

このチャートをどう見るか?

移動平均線大循環分析で解説していきましょう。

大局の強気と弱気の分岐点とされる200本EMA(指数平滑移動平均線)と
価格の推移を見ていきましょう。
チャートは日足なので、200本EMAは200日EMAとなります。
200日EMAと価格の関係を見ると、2020年4月に価格が200本EMAを上抜けてからは
大局の上昇トレンドを形成しています。
2022年1月に価格が200本EMAを下回ってからは、200本EMAが右肩下がりで推移しています。
200本EMAが右肩下がりになって大局の下降トレンドになってからは、
価格が200本EMAから大きく離れる動きになっており、
下降トレンドに勢いがあるのが分かります。

次にステージを見ていきましょう。
200本EMAが右肩下がりになってからは、下降期である第4ステージを中心に推移していました。
一時的に下降相場の終焉である第5ステージになっても
直ぐに下降期である第4ステージに戻るという動きを見せていました。
ステージの「4→5→4の戻り売り」パターンとなりましたが、ほぼ第4ステージを維持しています。

昨年の2021年12月からトレンド転換していくわけですが、
トレンド転換のときのパターンを理解することで、
流れが変わる局面で対応ができるようになります。
それまでは安定上昇を続けていましたが、二度付けた安値が支持線になっていましたが、
その支持線を割り込んでから流れが変わっているのが分かります。
このように、チャート上にトレンドラインを引くことで、
変化の予兆をいち早く察知することが出来るようになります。

皆さんも、チャートにトレンドラインを引きながら変化を察知していきましょう。

おすすめ


公式インジケーターを利用する